本日の収穫物その1。
ミズコブ
完熟状態と言って良いでしょうか。既に、先端部分が落ちてなくなっているものもあります。
例によって葉っぱを外していくと、
羽根が生えたみたい
ポロッと外れてくる実もあります。山の中でこの状態の実が増えてくると、採集するのが困難を極めます。やっぱり、ミズコブ採りは、今回が最後でしょうか。しっかり下ごしらえをして、美味しく味わわなければなるまい。今回も、下ごしらえに妻が参戦してくれたので早かった。
準備完了
「やっぱり、浅漬けかな?」
「賛成!」
即決である。早速、
茹で時間3分
冷水にさらして水を切ったら、
出汁醤油と塩少々をまぶして
真空パック ⇒ 冷蔵庫で待機
『終わり初物』という言葉がある。その年最後の収穫物を、ことさら大切に調理して味わう習慣だ。
終わりだから熟して美味しいということもあるのだろうが、ここまで世話になってきた作物への愛着と敬意、更に、来年の収穫への祈願が込められて生まれた呼称なんだろうと思う。
多分、今回のミズコブは、マタギにとっての終わり初物。初夏の収穫から始まって。4ヶ月以上にもわたってお世話になり続けてきた。心して味わいたいと思う。
さて、収穫物その2です。
サワモダシ(ナラタケだと思う)
こちらは、有無を言わさず湯がきます。
ゴミが入ってもお構いなし
この作業を経ると身が締まって、ボロボロと崩れることがなくなります。
冷水にさらしたら、丁寧に汚れ取り。
ちょっと少ないなあ、けれど
こちらも貴重な『初物』です。
ミズコブと対比してみると、今年も出てきてくれてありがとう、これから暫くお世話になるので、どうぞよろしく。そして、いよいよ、新しい季節が始まったのだな、という喜びがこもった言葉だと思います。敬意を込めて料理しましょう!
・・・と、言いつつ絶対量が足りないので、他の食材に応援要請しました。
乾燥保存の赤コゴミを戻します
鶏肉出汁で山菜・キノコ汁にしましょう!
ここで、欲タガリの本性が出てしまった。
コンニャクと里芋も入れてしまいました
一応、味付けは、水1.2ℓ に対して、出汁醤油1カップと塩ひとつまみです。
そして、夜。
ミズコブの浅漬けも出来ました
山菜・キノコ汁も加わって
『初物』と『終わり初物』の共演となります。
大変美味しくいただくことができました。ただ、汁の方は、キノコの影が薄くなってしまったけど、ま、いいでしょう。なんと言っても、サワモダシ君は、これからだからね。これから、よろしくお願いしますね。
そして、ミズコブさん。長いこと楽しませて貰ってありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
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