山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

月山筍料理(後編)

2022年06月22日 | 山菜料理

 昨日は、途中で筆を折ってしまってご免なさい。続きです。

 山で出逢ったときの『五百円玉タケノコ』は、

       こんな感じです

 意外と分かりづらいと思いませんか?

 これを斜度30度ぐらいの竹藪の中で必死になって探し歩くんですよ。ただ、歩くというのは、現実には不可能。時には竹の枝に捉まりながら、時には竹の枝に邪魔されながらよじ登ったり、はいつくばったりしながら進みます。それだけに、見つけたときの喜びもひとしおです。

 ところが、1m先にタケノコが見えるのに、竹がじゃまをして前に進めず、一旦下ってから登り直して採るなんてこともザラにあります。体力の消耗が半端ではありません。

 見つける難しさと採る難しさ。その両方がこの山菜の価値を高めているんですね。

 そうして、あの美味しさでしょう。これは、究極の山菜と言って間違いないのではないでしょうか。

 それでは、昨日の続きに参ります。作ろうとしていたのは、

  ≪タケノコとエビの天ぷら≫

       ここまで進みました

 ・衣の準備をします

 ・卵黄2個分と冷水を混ぜて300mlに、薄力粉300と片栗粉75をふるいかけます

 ※グルテンが発生しない程度(20回以内)に混ぜます(粉っぽくても大丈夫)。

 ・油温を150℃まで上げます(水を散らして加熱。撥ねなくなってきた頃に計ったら150℃になってました)

 ※今回は新しい揚げ油なので楽しみです!

 ・半分ずつ、2回に分けて揚げました

 ※具材を入れると急激に温度が下がるので、一時強火に。泡立ちが大きくなったら弱火に

 ※揚げ玉はこまめに掬い取ります

 ・エビ天も同様に

       美しい!

 エビ天の一部が丸まってしまったところが気がかり。普通に考えれば、筋が切れていなかったせいだと思う。でも、きれいだから許しましょう♡

 丁度よくタケノコご飯が炊きあがりました。残るは、タケノコ汁なんですが、既に下ごしらえ(アク抜きね)が終わっているので、皮を剥いて味噌汁に入れるだけ。

       さあ、召し上がれ!

 正直言って、こんなに贅沢な食事でいいのか?という罪悪感を感じつつも、天にも昇る気持ちで味わうことができました。

 はあああ~、幸せ。

 今年も無事に採って来られたことに、それを見守って下さった山の神様に、そして、美味しいタケノコ料理をこうして食べられることに改めて感謝です。

 ありがとうございました。



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