なんだかんだで、暫く山に行けずにいたが明日こそ行けそうである。ただ、天気予報が「曇り、所によって朝まで雨」降水確率20%。
20%ならいいじゃんと思う方は、その地域でも安定した気候がもたらされる場所(この辺なら山形盆地)に住んでいる人。逆に、この『所により』と『20%』とが意味するのは、『降るところには降りますよ』ということ。しかもそれが、当地では、ほぼ我が山菜採り場・キノコ採り場に当てはまってしまうのだ。
ただ、ありがたいことに気象庁では、『今後の雨』という情報をかなりの精度で提供してくれているから助かる。例えば、
朝日山系は今、弱い雨降りですよ でも
2時間後には止みます
みたいに分かってしまうんですね。で、朝の3時に調べてみたら、やっぱり。朝日と月山は雨降りだった。でも、午前6時頃には雨雲が去るようだ。だったら、いつもより1時間遅れて出発すれば、ストレスなく楽しめるはず。そう考えて、のんびりと出発した(マイタケのハイシーズンには出来ない発想です)。
6時丁度に目的のK川に到着。
雨上がりだと一層美しい原生林
そもそもブナの天然林は、マイナスイオンに溢れた癒やしの空間なのだが、雨上がりだと、ことのほか爽やかだ。
さて、身支度を整えましょう。雨上がりの藪こぎでは濡れること必至。リュックにしまってあった雨具を出そうとしたが、ズボンがない!いくら探してもない!!あ~あ。やっちまった。理由は不明。夏場に暫く使っていなかったから、上と下とが離ればなれになっていることに気付かずにいたことは確か。どうする?
はい、諦めましょう。って山菜採りをじゃないよ。濡れないことをです。濡れたって時間とともに乾く。なんとかなるでしょう。藪こぎ開始。
進むにつれて木の幹が太くなってゆく
雨上がりだが花崗岩の沢は濁り知らず
さて、本日の目的は、『ミズコブ』採りなんですけど、もくろみ通りに成長していますよ。
分かりづらいんですけど『頭を垂れるミズ穂かな』です
沢にせり出した穂を選んで採ります
実っても根付くことの出来ない実をいただきます。
既に、下半身がずぶ濡れだから、沢に入っても、ノープロブレム。
いい案配です(これまた分かりづらいけど)
この渓のご神木
あっという間でしたが、十分にいただきました。お礼を言って引き返します。
ツリフネソウが花盛り
実は、一昨日、この渓にA氏が入っており、カワムラフウセンタケが少し出ていたという情報を貰っていたので、残り物がないか探してみました。
ヒダの紫色が目印ね
こっちにもありました
全部で5本しか見つけられなかったんだけど、5本あれば何かしらの料理ができると考えて持ち帰りました。
短い時間だったけど、やっぱり山歩きは楽しい。
山の神様、ありがとうございました。
また遊びに来ますね。
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