今回、山から戴いてきたマイタケ。
なかなかいい株なんです
どこがって言うと、いわゆる『サカリ』の大株なので、
一つ一つのヒダが大きくて美しい
こういうマイタケだと、下ごしらえの苦労もほとんどない上に、どんな料理にでも使えます。
で、今回は、山形の秋の風物詩、芋煮とのコラボを楽しませていただきます。
そもそも舞茸というキノコ、どんな料理にも使えるんですけど、その中でも、特に相性の良い食材があります。
それが牛肉。そして、醬油です。
したがって、しぐれ煮にマイタケと牛肉を組み合わせる方は、かなり多いと思います。
多分、すき焼きにマイタケを入れる人も多いんじゃないかな。
だとすれば、山形名物の芋煮にマイタケを組み合わせたって絶対に美味しくなる。
そう考えた人だって、沢山いるはずですよね。
実際、作ってみると、簡単だし、すごく美味しかったので、記録を残しておきます。
水1ℓ(5人分くらい)をベースに調理を進めました。
一番厄介なサトイモ(600g)の皮剥きを最初に済ませます
※洗ったら皮に切れ目を入れて水から茹でて沸騰15分
※今回は個体が大きかったので、茹で時間を伸ばしました
※沸騰したら弱火(吹きこぼれ注意)
この間に、コンニャク(400g)の下ごしらえも済ませておきます。
※手でちぎって下茹で4分
・牛コマ(300g強)は適当な大きさに切り分けておきます
肝心なマイタケは200gにしてみました
・ネギ(1本)も使うんだけど、最後に斜め切りにするだけ。
※調味料は、酒75、醬油100、砂糖19gを混ぜておきます
※ほんだし(適量)は、鍋に直行
ここまで来たら、あとは簡単です。調理の部に移ります。
・水1ℓに牛肉とコンニャクを入れて沸騰させます
※しっかり沸騰させると、アクが一気に浮いてくるので、ここで掬い取ってしまうとあとは楽
※サトイモは下茹でしてあるので、アク抜き不要だし、食べやすい大きさに切るだけ。溶けてしまうから、早く入れすぎないこと
・アクを掬ったらマイタケとサトイモを入れて調味料の2/3(+顆粒出汁)を入れて、サトイモが浮くまで煮ます
※芯まで火が通ると浮いてきます
・最後にネギと残りの調味料を入れて、お好みで煮込んでもよし(味の調整をするならここだけど、今回は不要でした)
本日の夕食です
芋煮は、それだけでものすごく美味しいのに、ここにマイタケが加わると、更にグレードアップしてしまうんですね。
この美味しさには、言葉もありません。
ただ、これだけは断言できます。
この料理、北国山形の、秋の味覚の代表です。もしチャンスがあったら是非とも食べてけらっしゃい。
本当に美味しいですよ。
ちなみに、今回のマイタケご飯は、同時進行で妻が作りました。
明日、実家を訪れる親戚に振る舞うための練習だそうです。
この練習作品も旨かった。
ご覧の通り、芋煮は牛肉と醤油。ご飯は鶏肉と醤油。
どちらの料理も極めて美味しいです。
結局、マイタケ君には、たくさんのお友達がいるみたいですね。
そんな人気者のマイタケ君を贈ってくれるのは、季節の神様と山の神様です。
秋の神様、山の神様の恵みに感謝ですな。
ありがとうございました。 そして、ご馳走様でした。