山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

フィナンシェに浮気

2024年01月28日 | 日記とレシピ

 事の始まりは、去年のこと。

 懐かしのお菓子『たまごボーロ』を作ろうとして失敗したことがあった。

 このままではいけないと思って、レシピを調べていくと、なかなか良さそうなものを見つけた。

 これで行ってみましょう!

 決めて、材料の点検を始めると、

「卵白を入れると、ボーロが固くなってしまうので、卵黄だけがお勧めです。」

と書いてある。

 そういうものなのか。なかなかデリケートだな。

 だとすると卵白が余るね。どうしましょうか。

そうして、卵白だけを使ったレシピを探し始めたんです。

で、辿り着いたのが今回のフィナンシェというお菓子。

お店ではよく見かけるけど、作ったことがない。

なんとかなるさ、当たって砕けろだ。とにかく、これで卵白が消費できる!

そう考えて、先ずこちらから作ることにしました。

 下ごしらえ・調理の部

 LLの卵の卵白を量ってみたら45gあったので、そこに合わせて材料を調節することにしました。

 ・グラニュー糖35g、はちみつ10gを卵白に入れて溶かそうとしたんだけど、なかなか溶けない

 ・少し温度を上げるためにぬるま湯で湯煎にしたら溶けました

 ※北国の台所は冷蔵庫状態なので必要な措置だと思う

 ※メレンゲの逆で泡立てないように混ぜるそうです

 ・薄力粉とアーモンドプードル各20gとベーキングパウダー1.5gも混ぜます

 ※電子天秤の上で作業すると楽ちん

 ・無塩バター45gを弱火で加熱していくと

 ・焦げ始めて色が変わってくるのでコンロから下ろして冷まします

       始め100℃近くあったのが徐々に下がってきました

 ※ここまで下がれば卵白が固まってしまうこともないでしょう

 ・先に作っておいた卵白液と合流させます

 ・あらかじめバターを塗っておいたケーキ型に流し入れて、180℃のオーブンへ

 ※予熱したオーブンに天板を入れたら2分ほど予熱を追加してから加熱開始

 ・レシピには15分と書いてあったんだけど、量が少なかったせいか、10分で

       出来てしまいました

       1個だけみんなで試食したら

 旨いんだわ。

 バニラみたいな香味料が入っているわけではないのに、非常に魅惑的な香りと甘味。

「これは、焦がしバターの効果ね。」

と妻。

なるほど。面倒なひと手間だと思ったけど、こういうところに生きてくるわけね。

 それにしても、作って面白く、食べて美味しい。

 余は満足じゃ!

 たまごボーロは、そのうち作ればいいさ。

 ということで、移り気なマタギは、完全にフィナンシェに乗り換えてしまったのです。

 たまごボーロちゃん、ごめんね。

  そのうちに作ると思うから、その日まで待っていておくれ。

 で、残ってしまった卵黄はと言うと、

       お昼のうどんに乗って

マタギの胃袋を満たしてくれたとさ。

 

 チャンチャン