山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

カモがネギ背負ってきた

2024年01月13日 | 日記とレシピ

 本当にたまたまのことなんです。

 大晦日に年越しそばを茹でたときに、一玉だけ余らせてしまったんです。

 どうしようかと思っているうちに10日も過ぎてしまった。

 少々干からびてきたので、さすがに消費しないわけにはいかないでしょうと思ってスーパーをフラフラしていたら、見つけてしまったんです。

 鴨ロース780円の所を、賞味期限切れ間近のために半額だって。

 やったね。

 普段なら絶対買わないんだけど、この値段なら『買い』です。

 賞味期限切れ直前のカモと、同じく危うい蕎麦で、鴨南蛮を作ろうではありませんか。

 早速始めます。

 鴨南蛮と言ったら、焼きネギからですね。

 ・ネギ2/3本を斜め切りにして

 ・薄く油を敷いたフライパンで焦げ目がつくまで焼きます

 ・続いて、380円の鴨ロースの両面に焼き色を付けます

 普通だと、同時進行で麺つゆを作るんだけど、今回は、年越しそばについてきた蕎麦屋さんのつゆが余ってる。それに、

       追加でつけるめんもスープ付きなんだって

 じゃあ、そのままブレンドして使ってみるか。

 味見してみると、自分が普段作るものよりも、若干辛め。

 ただ、さすがに鶏肉出汁が効いていて旨い。

 余計な手出しはしないで、そのまま使いましょう。

       炒めたネギと鴨ロースを加えると、とてもいい香り

 今回は2種類の麺をブレンドするので、時差付きで茹でて帳尻を合わせます。

       冷水で締めて、次に熱湯を潜らせたら

       汁と具を盛り付けて出来上がり

 まずは香りなんだけど、焼きネギの香ばしさは格別な爽やかさなんだわ。

 食べては、トロっと甘くて、ネギとしては異次元の美味しさ。

 そして、ここに組み合わされている鴨ロースが、もも肉でもない、親鳥肉でもない独特の味と歯切れで、これまた異次元の美味しさ。

 そんでもって、ネギの香味が鴨ロースの脂っこさをいい具合に中和してくれるんですよ。

 カモネギって言うけど、この組み合わせはベストマッチかもしれませんね。

 先人達は、それを知っていたのかもしれないと、改めて納得。

 家族一同大満足です。

 いやあ、儲けた!

 まさにカモがネギ背負ってきた感じです。

 そしてですね、恥ずかしながら、大晦日からの残り物がやっと片付いたので、やっと肩の荷が下りたと申しますか、年を越した気分です。

 これをもちまして、マタギの心もようやくハッピーニューイヤーです。

 ああ~、よかった!

 ・・・ん?そう言えば、まだ残ってる物あったっけ(^^;

 ま、この続きは近日中に。