「オリックス・バファローズ」な日々

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3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

東京ヤクルトスワローズ二軍キャンプ

2006年02月05日 | プロ野球全般
ぜひともプロ野球のキャンプを見に行きたいのだが、時間もお金もままならない。
そんな私を救う意図はもちろんまったくないのだろうが、身近なところでキャンプを張っているチームがあった。
その名は東京ヤクルトスワローズ、ただし二軍である。

当初、私は神宮球場を使っているのかと思っていたのだが、神宮球場のサイトを見ても今日は一般貸し出しの表示が出ている。
とりあえず行ってみると、神宮球場では他団体の試合が行われている。
こちらはヤクルトのホームページを見て今日は練習日だと確信してやってきているから、この状況はおかしい。
スワローズのマークが入っているバスから降りてきた球団職員らしき人に、
「今日は練習あるんですよね?」
と聞くと、
「あっちでやってるよ」
と指をさす。
その先は軟式野球場。
田舎者の私がいつも見るたびに、
「こんな狭いとこによく6面も球場とるもんだよなぁ」
と感心していた、あの軟式野球場である。

基本的に内野は土になっている草野球用球場なのだが、一番奥の「コブシ球場」だけは人工芝になっている。
神宮球場での大学野球の試合がある日は、ナイターのプロがここで調整をしていると噂では聞いていたが、実際目の当たりにしてみると本当に狭くてビックリである。



これでは、せいぜいできるのはアップに内野ノック、そしてベースランニングくらいのものである。
実際選手は交代で室内練習場に姿を消し、そこからはカコンカコンと乾いた音が聞こえてきていたから、バッティング練習はそこで行っているようだ。
というより、そうするしかない。
外野も正規の守備位置につけば隣の「大銀杏球場」の外野手と場所が重なってしまう。
あちらは軟式でもこちらは硬式、危険である。


選手との距離は近い。
ちょっとした移動の時でも、こんな感じである。
ファンもサインを求める時はしっかり列をつくるし、あくまで子ども優先といった感じでマナーはいい。
ちなみに写真の選手は背中のバッグに「KAWABATA」の文字が入っていたのだが、河端龍投手も川端慎吾内野手も一軍組で沖縄に行っているはず。
…誰なんだ?

12時半から1時間程度が昼休みらしかったが、それでも動く選手は動く。
背番号39、梶本選手がひとり特守を受けていた。

「プロって凄いなぁ」
と思うのは、ノッカーと守る選手、さらにその送球を受けるコーチの3人でテンポのいいノックが成り立ってしまうことである。
ノッカーのノックもうまいし、選手も後ろに逸らしたり大きく弾いたりしない。
後ろに逸らせば自分で走って取りに行くしかないのだが、そんな場面は約30分間の特守の中で一度もなかった。


1時半になるとまた選手がぞろぞろと出てきてダッシュを始めたが、こちらはそろそろ寒いので退散することにした。

明らかにリハビリ状態で、沖縄まで行く意味がないのでこちらに残留している選手もいるにはいるが、39人の選手が一軍キャンプに向かう中、神宮残留組の29人の前途はこのままいくと危うい。
キャンプは寒空の下のコブシ球場で、試合は戸田の河川敷では、いったい何のためにプロ野球選手になったのか。
試合に出る選手がいれば反面出られない選手が生まれてしまうのがプロ野球の世界だから、こんなことを言うのは偽善めいているかもしれないが、目の前で特守を受けている姿なんぞ見ると思い入れもわいてくる。
お前ら、今年は一軍の神宮球場でその姿を見せてくれ。
コブシ球場じゃなくて、ね。

オリックス・バファローズがメインのブログではあるが、職場環境からいっても一番通いやすいのは神宮球場で、私自身も野球が見られるのであればカードへのこだわりはさしてないので、今年もヤクルトの試合は多く見ることになると思う。
東京ヤクルトスワローズファンの皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
ただ、交流戦ではもちろんオリックスを応援しますんで。