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若年認知症支援連絡会「ひよこの会」

「若年認知症」への理解や啓発、若年認知症の方の居場所づくりや支援活動をしています

≪若年認知症啓発フォーラム≫

2013-02-23 21:28:53 | 日記
2月22日(土)午後1時半から、兵庫県庁の近く兵庫県中央労働センターで、若年認知症啓発フォーラム テーマ『若年認知症への理解と支援の在り方を考える』がありました。

ひよこの会関係では、4人が参加しました。
午後4時40分まで、盛りだくさんの内容でした。

基調講演『若年認知症の診断と治療』
~主治医の立場から認知症介護を考える~が、
神戸大学病院認知症疾患医療センターの精神科医師 山本泰司先生からお話がありました。
特に、MCI軽度認知障害についての中で、全般的な認知機能は正常、認知症は認めないのに、アルツハイマー病の症状が現れる前から、脳内の病理学的変化は進行しているという点が驚きでした。
これは、先生のグラフによる説明の中で、50歳くらいから(初老期という)βアミロイド病理学的変化が脳の中で起こっているという点でした。

そうなんですって
改めて、なるほどと思いました。

認知症の薬物療法の効果は、やはり早めの治療に効果が見られるという説明でした。

~認知症当事者と家族~のお話が、介護者の娘さんからありました。
印象的だったのは、認知症ライフのライフデザインをしているということでした。
家族だけが出来る、毎日のライフデザインを組み立てる。
なるほどと納得しました。
マンネリ化を防ぐために、メリハリをつけたプラン。

そこへ行くまでに、いろいろな試行錯誤があったと思いました。
でも、すごいことです。
約20年近く娘さんは、お父さんのことを考え続けて今、自信を持ってメッセージを発信し続けておられます。

シンポジウムは、まだまだ続きました。
しっかりまとめて、ひよこの会でお伝えしたいと思います。