ひよこまめのEveryday

還暦過ぎたおばさんの日常。

ドラマ、映画、舞台、本、音楽などの感想も。

荻原浩「楽園の真下」

2021-09-26 11:33:29 | 読書
*ちょっとネタバレ有ります


久しぶりに夜中まで読みふけってしまった。
簡単に言うと「虫ホラー」。
虫、見るのもダメ、という人にはオススメできません💦
私は虫、昆虫、結構平気、というか、わりと好き😅・・・触ってもてあそべるほどではありませんが、見るのはオッケー。生態にもとても興味があります。

カマキリにはハリガネムシという寄生虫がいるのですが、そこから着想を得たと思われる、怖いお話。
わりと序盤で謎のカラクリは見えてくるんだけど、17センチでワイドショーのネタになるところから始まって、25センチ→30センチ→60センチ→90センチ→1メートル超・・・とじわじわと巨大化して、ラスボスは物を詰めたロッカーで押さえてあった非常口をぶち破って登場。
最後は「エイリアン」のクライマックスのような闘いで、ハラハラドキドキさせてくれました。

闘いには勝つのだけど、しかし・・・という不気味な余韻を残して完。
続編があるとは思えないので、読者は祈るしかないです🙏😣

初版は2019年なので書かれたのはコロナ前なんだけど、今読むとイメージがリンクする部分もあって、不気味さ倍増😱でした。