娘と買い物に行った時、並んでいる野菜を見ながら「高くて考えちゃうよね・・・」なんていう会話の中で
さらっと、
「年明けぐらいに入籍しようかなーと思ってる」
だ~か~らぁ~
そういう大事なことをどうしてそう さらっ
と言うかなぁ。
「えっ、それはお相手とも合意なの?」
と訊いたのは、彼氏くんとは「一緒に暮らします」と挨拶に来て以来、一度も顔を合わせてなくて、いまだに実際はどんな人なのかさっぱりわからないのと、
娘からは「今どきの若者はそうなの?それでいいの?」と思ってしまう話ばかり聞いていたからであって・・・
娘は「もちろん、向こうはずっと、今すぐでもっていう感じだから」
あ、そうなんだ・・・ということは、彼氏くんだけでなくあなたも、少なからず憎からず思ってるってことなんだよね・・・
娘からは恋愛しているようなウキウキ感が全く感じられないので、どうしても「大丈夫なのか・・・」と思ってしまう私の感覚は「昭和的」なのか?
娘は簡単に考えてるようだけど、親としてはそう簡単なことでもない。
私:「え、じゃあ、式は?」
娘:「式はしない。写真ぐらいは撮ってもいいけど」
えぇ~・・・・・
娘:「だって、招ぶ人もいないしさ。友達少ないし、会社は転職しちゃったし」
う、う~ん、そう・・かなぁ・・・?
私:「でもせめて、いついつ入籍します、ぐらいの挨拶にはちゃんと来てよね」
娘:「それはするよ。そうなったら向こうのお家との顔合わせもいるでしょ?」
いや、それはそうなんだけど、じゃあそれはどういう形で・・・?
私は自分たちの時も「結納」という形式ばったことは嫌だったので、岡山と東京から大阪に来てもらってホテルで「婚約式」というのをやった。
こちらは単なる顔合わせの食事会、ぐらいに考えていたけど、行ってみたらホテル側がすごくちゃんと段取りしてくれてて、ちょっとしたひな壇に座らされて婚約指輪をはめてもらったりしたのだった。
そこまでのことをしてほしいわけじゃないけど、正式な両家顔合わせとなると、おそらく娘が考えているほど気軽に済ませられるものではない気がする。
私:「え、向こうのお家はどうなの?」
娘:「うーん、別にどうでもいいんじゃないかなぁ?彼くんからは特に何も聞いてないけど」
いや、そりゃわからんよ。あの感じ(1回しかちゃんと会ったことないけど)だと、親にどこまでどう話してるかは・・・男の子ってのはさ・・・
これが今どきなのか・・・私たちの感覚を押し付けてはいけないのか・・・混乱したまま帰宅して、夫に「こんなこと言ってるんだけど」と話したら、
夫:「それは今どきはそんな感覚かもしれないけど、やっぱり成長を見守ってくれて今でも気遣ってくれている弟たち(娘のおじさんたち)には紹介したいし、人数でなく親しい友人への紹介とか、転職してても今までお世話になった会社の人たちへのご挨拶とかはいるんじゃないかなぁ」
そう、そうだよね!
挙式をしない人は増えているようだけど、やっぱりお披露目ぐらいはしてもらいたい。
だって、やっぱり、社会的にも完全に独立するわけだし。
そういう最低限の義理というか、今まで自分たちを見守ってきてくれた人たちへの感謝とか、これからへの挨拶とか、そういうのは無視してほしくないと思うのだけども。
最低限の形はとって欲しい、という親の願いは古いのかしら。
そして、その話をするタイミングというのもまた、難しいのよね・・・
来月、娘の転職祝いを家でする予定なんだけど、その時に話した方がいいのかなぁ・・・
(本音:なんとなく、彼氏くんが娘の言いなりなような雰囲気が漂ってくるのが不安で仕方のない私)