4月16日、高田渡が亡くなった。ここ数年はステージにも接していなかったのですが相変わらず酒はたくさん呑んでいてステージで寝てしまうこともあるとは聞いていました。アルバム「ごあいさつ」は小坂忠の「ありがとう」とともに高校時代最も聴いたLPの一枚で、ラングストン・ヒューズの詩に曲をつけた「失業手当」は自分のバンドでもやっていました。鈴木茂の間奏のギターはフレーズ、音色ともに彼のベストプレイのひとつだと信じております。現代詩に興味を持ったのも彼がきっかけで高校の図書室から持ち出した「現代詩手帖」は数冊いまだ所有しています。山口貘、添田唖蝉坊などなどたくさん勉強させてもらいました。最近は息子の高田漣にはまっていたこともあって寂しい限りですが週末の渋谷「国境の南(south of the border)」でのDJでは追悼でEmily Dickinsonが原詩の「ブルース」でもかけようかと思っているのです。
「ブルース」
泣くなんて ちいさなこと ため息つくなんて つまらないこと
だのに このふたつの 大きさをとりかえとりかえして
男も女も 死んでゆく
合掌
「ブルース」
泣くなんて ちいさなこと ため息つくなんて つまらないこと
だのに このふたつの 大きさをとりかえとりかえして
男も女も 死んでゆく
合掌
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