ゼア・ウィル・ビー・ブラッドジョニー・グリーンウッド,サントラWarner Music Japan =music=このアイテムの詳細を見る |
一般的に三人のパブロといえば画家パブロ・ピカソ、チェリストのパブロ・カザルス、そして詩人、パブロ・ネルーダ(僕的にはオーガスタス・パブロなんだけど)。松竹ヌーベルバーグ三羽ガラスは大島渚、吉田喜重、篠田正浩(なぜか三人とも妻が女優)、闘魂三銃士は蝶野正洋、武藤敬二、故橋本真也(みんな取締役になった)、全日本でプロレス四天王もあった。ちょっと古いけどボクシングではフライ級三羽烏、海老原博幸、ファイティング原田、青木勝利(引退後無銭飲食で何回も捕まった)。ものまね四天王、コロッケ、栗田貫一、清水アキラ、ビジーフォー、ハードロックの四天王、ディープ・パープル、レッド・ツェッペリン、ブラック・サバス、ユーライア・ヒープ、上方落語四天王、六代目笑福亭松鶴、三代目桂米朝、三代目桂春團治、五代目桂文枝などなど日本人は命名好きだ。
最近みた三本の映画の監督がみな「アンダーソン」だったのに気がついた。「ダージリン急行」のウェス・アンダーソンは1969年アメリカ/テキサス州ヒューストン生まれ「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(2001)は映画としてはいまいちだったけどサントラは傑作、ニック・ドレイクからニコまで収録。最新作「ダージリン急行」は不思議な映画、今度は男三兄弟でインド列車旅行である。客室乗務員リタ役の印度人アマラ・カランかわいい!
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ロイ・アンダーソンは1943年スウェーデン生まれ、日本では1971年『純愛日記』という邦題で『小さな恋のメロディ』と同時公開された映画が「スウェーディッシュ・ラブストーリー」という題名でその当時にカットされた20分の未公開シーンも盛り込まれて公開。14歳の少女と15歳の少年の恋愛を描いているんだけどさすがスウェーデン、あっさり性的関係も。後半少年の別荘のパーティーあたりから不思議な流れになっていく。不条理な雰囲気でふと思い出したのがルイス・ブニュエルの「自由の幻想」とか「ブルジョアジーの密かな愉しみ」、おすすめ。ビョルン・アンドレセンもちょこっと出てる。少女役アン=ソフィ・シーリン、きれい!足長い!
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去年のアカデミー主演男優賞、撮影賞を受賞したこの「There Will Be Blood」も158分と長いけど全然飽きさせない。レイディオ・ヘッドのメンバー、ジョニー・グリーンウッドの音楽もノイズっぽくてインパクトあり。俳優やめて一時靴屋をやっていたダニエル・デイ=ルイスは「存在の耐えられない軽さ」以来、老けたけど怪演。エンド・ロールの最後の「Dadicated To Robert Altman」にやられた。
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