猟盤の日々改めDEADMAN IS ALIVE!

ヴィニル・ジャンキーの猟盤話から死んだ人の話を経て、呑み屋の話になったり、ギターの話になったり。。。

必然性のある偶然-フォーエバー・ヤン ミュージック

2007-10-26 | 音楽
ヤン富田氏を初めて見たのは1988年のヴァン・ダイク・パークスの初来日コンサート「Van Dyke Parks & The Discover America Orchestra Japan Tour 1988」、総勢16名のバックバンドにはベースに細野晴臣、スティールパン奏者にヤン富田氏がいた。

そして彼がプロデュースした1991年リリースの「See Ya!」というCDではいとうせいこうの“Country Living”山本リンダ“Smoke Gets In Your Eyes”、マッド・プロフェッサーのダブなどを収録、今でも時々聴く傑作だ。1993年には渋谷パルコ劇場でのソロライブに行った。短波ラジオ・チューニング音からスティールパン、ジョン・ケイジの無音曲“4分33秒”のカバーまでありの不思議なコンサートだった。

その少し後、米光達郎氏に六本木WAVEのアナログ12インチ売場で偶然会ったヤンさんを紹介してもらった。パルコ劇場に行ったという話をしたらすごくうれしそうな顔をしてくれたのを憶えている。その後しばらくしてその時の限定ライブCD「素晴らしい偶然を求めて」が送られてきた。先日、米光氏がヤンさんと会うというので同行させてもらった。その時にCD「MUSIC FOR LIVING SOUND」のボックス(画像下)にいただいたサインが冒頭の写真、はんこ付、ありがとうございました。
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HONZI R.I.P 

2007-10-22 | 訃報
FishmansやUAの楽曲・ライブへのキーボードやヴァイオリンでの参加で知られるミュージシャンのHONZIこと本地陽子が9/27、午前3時頃に亡くなっていた。ブログでも書いた8/28のステージが最後のライブだったようだ。今思えば体調が悪そうだったのだが。

遅れてきたFishmansファンとしては1996年「空中キャンプ」以降の「BABY BLUE」「LONG SEASON」という楽曲はやっとリアルタイムで聴き始めたという意味でも思い出深い。渋谷クアトロで早川義夫がHONZIをバックに唄った「I LOVE HONZI」、忘れられないものになってしまった。合掌。(画像は早川義夫氏のサイトより)
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片脚ストリッパーとAPRIL MARCH

2007-10-19 | 映画
先月は六本木ヒルズで「DEATH PROOF」、気がつけば「PLANET TERROR」が上映ほとんど終了、探したら新宿で1館発見した。久しぶりの歌舞伎町なのだがずいぶん人が少ない。コマ劇場あたりもクローズした店が目立つ。やはり風営法強化で厳しいのだろうか。大学生の時、よく呑んでいたのが西武新宿駅近くのもつ焼きや「十八番」、コマの脇の路地にあった今は亡きバー「ジャックの豆の木」、廃墟のようなテナントビルのバー「波」、いろんな人に出会った店だった。
最近は入れ替え制、ロビー禁煙という映画館が多い中、さすが歌舞伎町、新宿東亜興行チェーン。ロビーは喫煙OK、古びたビニールのソファの脇にはビールの自動販売機。最近シネコン慣れしているせいか、やけに席数の多い場内に客は4名。

内容はゾンビ物に超スプラッターで最高に最低。後半になるとややユーモアも加わりスピードUP、メキシコ人化学者の頭がふっとぶシーン笑います。エヴァ・ガードナー似の片足ストリッパーもやってくれます。医者の妻の手首にも注目。

一方「遊星からの物体X」に出ていたカート・ラッセルがおかしい「DEATH PROOF」は音楽も素晴らしい。COASTERS「Down In Mexico」にはやられました。エンドタイトルはMy Favorite、ゲンズブールが作ってフランス・ギャルが唄った「Laisse Tomber Les Filles」(邦題:娘たちにかまわないで)をフランスかぶれのアメリカ娘APRIL MARCHが英語でカバーした「Chuck Habit」がいきなり始まり感動。アナログ・サントラをHMVのサイトで発見、即購入。家に帰って探したら10年ぐらい前に大阪TIME BOMBで買ったAPRIL MARCHのLP「APRRIL IN PARIS」を発見、「Chuck Habit」収録。写真はCD「Chuck Habit」。
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武蔵小杉初体験。中古レコード、鰻、アイリッシュバー。

2007-10-02 | 食い物・バー
武蔵小杉においしい鰻屋があるとのことで、生まれて初めてその駅で降りた。事前にLOCO SOULという中古レコード屋があるとの情報をY氏が入手していたため待ち合わせより30分ほど早く到着。去年オープンしたばかりだというお店だがソウル、HIPHOPを中心のDJ向けショップという雰囲気だ。安めの値付のもの数枚購入。森高千里Let's Go、浜崎あゆみのARIWA Dub mix、シャーリーンのI've Never Been To Me(愛はかげろうのように)の他BONGO ROCKのアナログリシューも発見、しめて2700円払ってからレコード袋抱えて4名で鰻屋「むさし野」へ入店。

店内は時代が止まったような雰囲気、やたら張り紙が多く品書きも板に手書きで消えかかっていてよく読めない。こあがりの座敷の駒形どぜう本店みたいな脚にないテーブルで、きも焼、甲焼、う巻き、かつお刺身などとビール大びんをたのむ。もとは相撲部屋だったそうでちゃんこ鍋も予約で食べられる。暫く店内を見回していたのだが不思議なことをいくつか発見した。店内の張り紙によるとちゃんこ鍋はうなぎの宣伝のために知人だけに出している、とあるのだがわざわざ知人に宣伝する必要もないのではと思う。席のうしろには江戸時代の巨人関取の手形が飾ってあるのだが「身長263cm」と書いてある!
 
出てきたかつおの刺身は巨大で一切れが鮭の切り身ほどの大きさだ。いよいよ鰻重なのだが蒲焼も大きいがご飯の量はすごい。ぎゅぎゅうに詰めた茶碗三杯分ぐらいあるのではないだろうか。おいしいのだが全部食べたらさすがに膨満感あり。帰り際に店の親父さんが座っていたが首の太さから行って元相撲取りではと話ながら店を出た。その後行ったアイリッシュバー「マッキャン」もいいお店なのだがお腹いっぱいで生キルケニー一杯しか飲めず。とはいうものの武蔵小杉初体験なかなか、むさし野も一回は行く価値あり。
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