猟盤の日々改めDEADMAN IS ALIVE!

ヴィニル・ジャンキーの猟盤話から死んだ人の話を経て、呑み屋の話になったり、ギターの話になったり。。。

Singer & Song Writer Night 決行 !

2008-02-20 | 音楽
2月15日、家永博之氏と三宿Kong Tongにて懸案のシンガーソングライター100人100曲をアナログ盤で一晩に回す企画をついに決行。そもそもこの企画は1990年、今は亡き青山サルパラダイスでの山名、横尾両氏に始まった。その後1997年に自由が丘マルディグラで家永・伊藤で開催、10年の時を経て三宿にてようやく実現した。

今回の目玉はJOHN COMPTON「TO LUNA」(画像上)、1973年NYベアズヴィル録音の超レア盤だ。二年前に日本だけで初CD化されて以来アナログを探していたのだがe-bayでなんと$52で落札、いまでも(2008年2/15時点)ヤフオクじゃ35000円で出品されている。A面1曲め、「Colano Sound」で決まり!

あとはジュニア・ロバーツの元旦那LYLE LOVETT、JACK BRUCE、DONOVANをはじめJESSE ED DAVISのインタビュー・シングル盤まで50曲、無事午前2時過ぎに終了。
途中、福田達郎 from Kong Tong もゲストで数曲参加してもらった。

先着20名進呈のCD-Rにはカルメン・マキのボブ・ディラン「風に吹かれて」カバー(寺山修司:訳詞)や遠藤賢司未発表音源BOX『遠藤賢司実況録音大全[第一巻]1968-1976』より1970年の「ミスター・タンブリンマン」の日本語バージョンも収録した。ところでこのCD9枚+DVD1枚からなるこのBOXは、彼の自宅の押入れに保管されていた膨大な未発表音源(主にカセットテープ)より、レコードデビュー前の1968年から、1976年までのライブ、デモ、秘蔵映像などを収録したとんでもないもの。
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アンリ・サルバドール、市川 崑 R.I.P

2008-02-14 | 音楽
「フランスのシャンソン界の大御所アンリ・サルバドールさんが13日、動脈瘤(りゅう)破裂のため、パリの自宅で死去した。仏メディアが伝えた。90歳。昨年9月に日本で、12月にはパリで現役最後を告げるコンサートを開いていた。
スペイン系の父とカリブ海出身のインド系の母の間に、南米の仏領ギアナで生まれた。幼少のころからパリに出て、作曲家、歌手、ギタリストとして活動。ジャズやボサノバをいち早くフランスに紹介し、自作曲にも取り込んで軽快な音楽世界を築いた。代表作に「シラキューズ」など。 」(asahi.netより)

以前にこのブログで「MAH-NA MAH-NA」収録のレコードを紹介したこともあるHenri Salvador が亡くなった。去年は新譜「Reverence」(オススメ!)を出したり、来日したりで元気そうだったのだが。上の画像は彼のレコード「Dans mon ile」、1957年当時この曲を聴いたアントニオ・カルロス・ジョビンがインスピレーションを受けBossa Novaが誕生したとセルジオ・メンデスは言っているらしい。

「『ビルマの竪琴』『東京オリンピック』など70本以上の映画を発表し、『木枯し紋次郎』などテレビドラマも手掛けた映画監督で文化功労者の市川崑(いちかわ・こん)氏が13日午前1時55分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。92歳だった。連絡先は東宝宣伝部。お別れの会を行うが日取りなどは未定。喪主は長男、建美(たつみ)氏。」(Nikkei Netより)
 
市川崑といえば中平康と並ぶモダニズムの人だと思うが、特に1961年の映画「黒い十人の女」(画像上左)は面白い。キャストは船越英二、山本富士子、岸恵子、宮城まり子、中村玉緒、岸田今日子のほか伊丹一三 大辻伺郎なぜかクレイジー・キャッツまで出演。中村玉緒のキュートさと岸田今日子(画像上右)のクール・ビューティーに圧倒されるはず、必見。余談だけど作家、中平まみは中平康の娘で僕の通っていた高校・大学の二年下にいたらしい。 
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百瀬博教 67歳、加賀テツヤ 61歳 R.I.P

2008-02-04 | 音楽
大阪GSの雄、リンドアンドリンダースのボーカル、加賀テツヤが昨年末亡くなっていた。知らなかった。(写真上の一番前中)
「GS全盛期に活躍したザ・リンド&リンダースのボーカル、加賀テツヤ(本名・初鹿野哲彦=はつかの・てつひこ)氏が30日午前4時2分、肺炎のため大阪市内の病院で死去した。61歳だった。
 昭和40年に同バンドを結成し、「銀の鎖」などをヒットさせた。通夜は2日午後6時、葬儀・告別式は3日午前10時から京都市左京区黒谷町121、蓮池院で。喪主は兄の光伸(みつのぶ)氏。」(SANSPO.COMより)

オーティス・レディングの楽曲をTHE MAUDSがカヴァーした「ハ・ハ・ハ」を日本ではリンド&リンダーズがカヴァーをしたシングルはキラーダンスチューンでサビの”ハ・ハ・ハ・ハ!!”はあのニューオリンズR&B名曲”Don't You Just Know It”からの引用らしい。いまだに活動していたようだ。下の写真はよく顔が見えないけど2006年7月29日のライブ画像。

「第32回えびすばし夏祭りが29日、大阪市中央区の元精華小学校グラウンドで行われグループサウンズが出演する「エビス一番音楽祭」が開催された。加賀テツヤとリンド&リンダースを中心に、一世を風靡(ふうび)したGSグループのボーカリストたちが集結した。
元ザ・ジャガーズの岡本信(57)に元オックスの真木ひでと(55)、元ザ・タイガースの加橋かつみ(58)…。懐かしの音源にオールドファンだけでなく若者まで約1500人がうっとり。ツイストを踊る観客もいた。
『昔は僕がこの歌を歌うと一帯の女性が失神していたんだけどな』と真木が名曲『スワンの涙』を熱唱すると歓声が飛び交った。
『今年はこれまでと比べ、圧倒的にお客さんが多いです』イベントを主催した戎橋筋商店街振興組合の関係者も目を細めていた」
(006年7月30日 スポニチ大阪の記事より)

そして百瀬博教も他界した。午前2時40分に訪れる知人も不思議だが、最後まで怪しい人物だった。噂によると彼に連絡をとりたい時はまずFAXを送り、後日電話がかかって来ることになっていたらしい。

「格闘技イベント「PRIDE」のプロデューサーとして知られる作家の百瀬博教(ひろみち)さん(67)が東京都港区の自宅で意識を失い、病院に運ばれたが死亡していたことが28日、分かった。警視庁赤坂署は病気か事故とみて死因を調べている。
調べによると、百瀬さんの知人が27日午前2時40分ごろ、港区南青山の自宅マンションを訪れ、風呂の浴槽の中で意識を失っているのを見つけた。救急搬送されたが、同日午後3時半ごろに死亡が確認された。百瀬さんは肝臓に持病があり通院治療中だったという。

百瀬さんは東京都台東区出身。立教大在学中から赤坂の高級ナイトクラブの用心棒を勤め、腕力の強さでその名を広めた。 34歳のときの詩集「絹半纏」で、文芸評論家の山本健吉氏に認められ、詩人、作家としての地位を確立。「不良ノート」
「空飛ぶ不良」「プライドの怪人」など著書は多い。立大では相撲部に所属し、映画監督の周防正行氏が1992年に「シコふんじゃった。」
として映画化した。

アントニオ猪木氏と親交が深く、同氏がプロデュースする格闘イベントにかかわり、「PRIDE」のプロデューサーとして知られるなど、格闘技の発展に尽力してきた。また、石原裕次郎氏からは私設ボディーガードを依頼される仲で、お互いを「兄貴」「ヒロ坊」と呼び合っていたという。 
裕次郎氏との交友を回顧した「裕次郎時代」「俺の裕次郎-60年代が眩しいぜ」なども出版している。」(ZAKZAKより) 




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