猟盤の日々改めDEADMAN IS ALIVE!

ヴィニル・ジャンキーの猟盤話から死んだ人の話を経て、呑み屋の話になったり、ギターの話になったり。。。

9/7日本のフォークとロックの日-どうにもとまらない夜

2007-09-13 | 音楽
9/7は逆ロックの日(6/9はロックの日、9/6は逆ロック)ということで、恒例の和モノDJです。台風一過、渋谷のスンダランド・カフェにて20時スタート、今回は阿久悠、植木等の追悼などもりだくさんで大量のシングルも持参しました。1時過ぎてから私が「どうにもとまらない」状態になってしまい、毎回恒例の最後の各DJ一枚ずつ回しもすっ飛ばしてイッキに2時まで。すみませんでした。

でもおかげさまで日ごろかけられないレコード、ずいぶん回させていただきました。なかでもハニーナイツの「ふりむかないで」は20年ぐらい前に、今は亡き数寄屋橋ハンターで購入したものですが供養させてもらいました。この曲はもともとライオンのエメロン・クリームリンスのご当地CMソング、1970年に大ヒットしたキャンペーンで日本各地の後姿のきれいなお姉さんに撮影スタッフが後ろから近づいて振り向かせるという男の欲望を刺激するものでした。

その撮影地を唄い込んだこの曲、シングルでは6番までで、LPでは7番~12番の歌詞でも歌われたが、実際には72番まで歌詞が作られレコーディングされたようです(ただしレコード等で発売はされていない)。メロディー・アレンジはムードコーラス歌謡、リスキーな選曲でしたが無事フロアは盛り上がっていたようです。

「ふりむかないで」作詞:池田友彦 / 作曲:小林亜星

その他、アントニオ古賀/クスリルンバ、丸山明宏/ヨイトマケの唄、金沢明子/イエローサブマリン音頭→クレイジー・キャッツ/どんと節 北原ミレイ/ざんげの値打ちもない などなど、ご来場者に多謝。
 
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『歌は歌のないところから聴こえてくる』

2007-09-03 | 音楽
先週、渋谷クアトロのあるライブに行った。
『福(サイワイ)なる音楽史(ウタウモノコト)たちの系譜(シラベ)~歌の果樹園』
中川五郎まつりともいえるもので出演者は
謡象/鈴木亜紀/マーガレットズロース/田辺マモル/金子マリ/中山ラビ/早川義夫+HONZI

下は20代、上は60歳近くまでという幅広い年齢の出演者、僕は遅れて10時頃に入場したらステージは金子マリ森園勝敏の真っ最中だった。森園氏のバッキングのストラトはアンプにダイレクトという感じで素晴らしい。金子マリは離婚したジョニー吉長との息子二人(RIZEのドラマー金子ノブアキとベーシストのKenKen)も活躍中だけど本人もほとんど毎日のようにライブやってるようだ。元ソーバッドレビューの北京一のパントマイム入りのボーカルも途中から加わる。

続いて早川義夫HONZIのステージ、どちらも僕は初体験。そのへんに居れば、ただのおじさんだけど唄いだすとすごい。うまいわけではないけれど普通の人には唄えない歌詞がこの人だと自然に聴こえる。『歌は歌のないところから聴こえてくる』という曲の「歌を歌うのが 歌だとは限らない 感動する心が 音楽なんだ」なんて彼しかできない気がする。フィッシュマンズのサポートメンバーでもあったHONZIはヴァイオリン中心でピアニカは無し、時々付けるバックコーラスがウィスパー系で心地よい。
ところで早川義夫は和光学園高校卒業、音楽関係の才人を多数輩出しているので有名だ。

ミッキー・カーチス(歌手・落語家)
三枝成彰(作曲家)
小沢健二(ミュージシャン)
小山田圭吾(ミュージシャン)
金剛地武志(エアギタリスト)
高橋末広、水橋春夫(元ジャックスギタリスト)
高橋照幸(休みの国リーダー)
谷野ひとし(元ジャックス、休みの国ベーシスト)
木田高介(元ジャックス、元休みの国、高石ともやとザ・ナターシャーセブン、1980年没)
さねよしいさ子(歌手)

ステージの最後は中川五郎氏と出演者全員で「グッドナイト・アイリーン」を合唱。中山ラビの声は相変わらずいいね!昨日の最後は「I Shall Be Released」で締めたとのこと。昔から活動しているミュージシャンが音楽を辞めないで30年以上も続けていることにリスペクトした夜だった。
画像(逆版じゃないよ!)は元ハイポジのあらきなおみが1995年に出したCD、早川義夫の「サルビアの花」をレゲエ・ラヴァーズロックでカバー、おすすめ。
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