胸からジャック。 心にささる一行メッセージのつくりかた。 眞木 準 大和書房 このアイテムの詳細を見る |
伊勢丹のキャンペーンなどで知られているコピーライターの眞木 準氏が6月22日、急性心筋梗塞で亡くなった。翌日には知人から訃報を聞いたのだが新聞にも掲載されないので不思議だった。密葬が終わるまではオープンにされなかったようである。ついこの前このブログで眞木さんの前に伊勢丹のコピーを担当していた土屋耕一さんの訃報を書いたばかりだ。
山下達郎さんの小さなライブなどでよくお会いした。映画「ロストイントランスレーション」では出演しているのを知らずに見て笑わせていただきました。僕は眞木さんの「恋」「愛」がらみのコピーがとても好きだ。
「恋を何年、休んでますか。」「何人まで愛せるか。」「 恋が着せ、愛が脱がせる。」「ダイエットには、甘い恋を。」「恋さえあれば、愛などいらない。」「失恋は、何度やっても、やめられない。」「二十世紀で最後の恋かも。」「カンビールの空カンと破れた恋は、お近くの屑カゴへ。」「去年の服では恋もできない。」
特に伊勢丹の1990年頃のキャンペーン、
「恋を何年、休んでますか。」
はドミニク・イッセルマン(Dominique Isserman)の素晴らしいモノクロ写真とともに大好きだった。そして10年後TBSのトレンディードラマのタイトルとなり、最近シンガーソングライターのレナード・コーエンとドミニクが以前、恋愛関係にあったことを知った。最後にやはり彼の伊勢丹のコピーを突然の死に捧げます。
「ハッピーエンド、始まる。」