甲子園レポートその2(応援団長)

2006年08月14日 | 高校野球(甲子園への道)
 髪をオールバックにし、炎天下の中、学ランと手袋、真剣な眼差しと、心に届く大きな声援。

甲府工業の応援団は伝統を引き継ぎ、とにかく男臭くも、暑苦しいほど熱い人間の集まりである。
応援団を観ているだけで、ボルテージが上がる。
「選手のために元気を出して行きましょう」その声にアルプススタンドは一つになった。

甲子園の応援が三年生にとって最後の応援になるとのこと、と言うことは、甲子園が終われば、応援団の夏も終わる。
応援団長は殆ど試合を観ない。(選手を背にアルプススタンドに向かって指揮をとっているからだ)9回満塁一打逆転のチャンス。応援団長が、力水をかぶり、戦っている選手を背に、アルプススタンドに向けて必死で指揮をとり応援を続ける。

最後の打者が打ち取られた後、応援団長はグランドを振り向きもせず、球場の歓声で負けたことを知った。毅然とした態度でアルプススタンドの観客に頭を下げた後、泣かないように空を見上げていた。
試合が終わり、選手達がアルプススタンドへ挨拶に来たとき、応援団長が甲子園のグランドを振り返り、「ありがとうございました」と挨拶をする。応援団の夏が終わった。

応援団は、人を応援する部である。当たり前のことを言っているが、人を応援する部って本当にかけがえのない部だと思う。
応援団の皆さん本当にご苦労さまでした。君たちの姿勢は、沢山の大人に知ってもらいたいよ!
本当にありがとう!

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まさに・・・ (崇詠)
2006-08-15 04:38:26
 今のhitoさんの生きざま『そのもの』が応援団長の様です。

 改めて口にすると恥ずかしいのですが・・・

 僕もそうなのですが、hitoさんの熱い声援に支えられている人は多いはずです。
返信する
みんな (hito)
2006-08-15 09:47:33
よく考えたら、みんなが主人公であり、応援団なんですね(笑)

私も沢山の人に支えられているな~。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。