ただいま

2007年02月21日 | Weblog
実は、一週間ほどハワイにいってきました。
ハワイは、本当に常夏でした。
今回の目的は、グループアートセラピーの勉強で、ハワイの文化芸術を学ぶ研修でした。
ポリネシアン文化センターでトンガの打楽器奏者とセッションしたり、木で火をおこしたり、ダイヤモンドヘッド登ったり、タクシーのおっちゃんのハワイ裏話まで、面白いこと沢山ありました。
帰国して、携帯見たら仕事のメール30件。こんな人生で良いのだろうか。はぁ~、、、
一週間日本を空けてしまったためか、今とっても忙しいので、おみやげ話はまた今度。
さあ、働くぞ!!!



10年が過ぎそして感謝始まる。

2007年02月13日 | kubotaroad
kubotaroadレコ発ワンマンライブのことを、書こうと思う。

久しぶりに緊張しました。
なぜ、こんなに緊張するのだろう?
この10年間、その中で私が参加して5年以上
じっくり温め、時々冷めてみたり、本当に色々あったけれど、今こうやってみんなに音楽を届けることが出来て本当によかった。
 
 今回のライブの答えは、
「続けることの喜びと、好きなことを好きな仲間と続けられる幸せを感じたライブでした。」

 ワンマンのライブの一週間くらい前かな、音楽療法の仕事で長野大学に行った帰り、音楽療法先輩に「君に見せたい場所がある」といわれ、上田市の無言館という場所に連れて行ってもらった。

この無言館とは、第二次世界大戦中、絵描きさんを目指していた学生さんの遺作が展示してある場所でした。無言館の扉をあけると、そこには、家族や恋人、故郷の風景が描かれたやさしくも素朴な温かい絵がかざられていた。やさしく、温かい絵だから余計に、胸にくるものがあった。

その中の一枚の絵のことをちょっと話したいと思う。

その絵のタイトルは『家族』である。

この絵は、戦後お兄さんが大切に保管していたものである。
絵を言葉で表現すると、とてもやさしさに溢れた裕福な家庭の家族団らんの絵であった。
この絵を描いた後に戦地へ。
絵の下にお兄さんのコメントが載せられていた。
「私の家族は貧しい農家に育ち、絵の描かれているような家族がみんなで集まり食卓を囲むようなことは、一度もなかった。弟は、家族の幸福を祈ってこの絵を戦地に行く前に描いたのであろう」
                     (記憶によるため多少文章がちがうかも)

私は、今自由に文化を楽しみ、音楽をみんなで楽しみ共有している。
これは、今の私にとって当たり前の生活である。
音楽が、平和をもたらす。とか、そんなことをいいたいわけでない、

自由に文化を楽しみ時には、悩み、表現することができることの尊さを改めて噛みしめている。

kubotaroadレコ発ワンマンの演奏中そんなことをずっと思っていた。

そしたら、自然に笑顔が溢れてきた。

メンバーもお客さん、スタッフもみんな笑顔。

うれしい。




ヒト君ロードは今日も行く『クリスマスの贈り物』

2007年02月01日 | kubotaroad
ゆうじとkubotaroadの音楽と出会ってから、はじめてのクリスマスだったかなぁ~。

 ゆうじに、はじめて演奏の依頼をしたのがこの時期でした。それは、病院でのクリス
マスコンサートで一緒に歌いたいという依頼でした。ゆうじは、当日にならないとわ
からないけど、歌えたら是非歌いたい。快く受け入れてくれた。

本番当日、ゆうじは、病院に駆けつけてくれた。

コンサートがはじまり、看護師によるキャンドルサービスであっという間に病室がキャ
ンドルの光に埋め尽くされる。とてもきれいで、それを見ていた患者さんの表情が今
でも忘れられない。

クリスマスコンサートは、病棟内のテラスにて行った。患者家族合わせて30人
くらいは来てくれた。明日退院という方から、あと、数日と言われていた方が家族と
参加されたり、それぞれの思いを胸にクリスマス会を楽しみにいている感じが、伝わっ
てきた。

中央に、ベットに寝たまま参加されている女性がいた。この方は、病状も厳し
く目も開かず、意識がもうろうとしていた。多分80歳は越えているであろう、家族
に囲まれ、僕たちの歌を家族みんなで聴いてくれていた。

たき火

襟裳岬

春夏秋冬

なごり雪

みんなのリクエストにあった歌を数曲演奏する。

なごり雪を歌っている途中、ベットに横たわっている方の周りに看護師が集まり、家
族は泣いていた。

何か大変な事でもおきたかと思い、歌を止めようとするが、他の患者さんが聴き入っ
ていたので、なごり雪を最後まで歌い続けた。

とても、心配になりながらも、何とか最後まで歌い、看護師に事情を聞きに行くと、

ベットに横たわり意識がもうろうとしていたあの方が、

私達の歌を聴いて泣いていたそうです。

これが、kubotaroadの再出発の日です。

今はもう、あの方はこの世にはいないでしょう。けれど、ふと、その時の出来事を思
い出します。

勇気をもらっている気がします。


 
 悲しみ隠している いつものあの場所で 涙溢れてきた 君も泣いていた。

             やっと心が動き始めた。

幼稚な声で、君が訪ねるのさ 「バラの咲いた場所はどこにあるのかな?」

幼稚な声で、僕が応えるのさ 「きっとすぐそばにあるよすぐそばにあるよ」



     「バラの咲いた場所はすぐそばにあるよ」