古代のヒンズー教の教えに<人は考えた通りの人間になる>という諺をU先生から教えてもらった。
確かに考えたとおりに事が進むということはある。私の拙い経験でも、この仕事をしたいと思っていると、難なくチャンスが飛び込み自然に仕事についたりした。後で、振り返ると得難いチャンスで何と幸運!とゾクッとしたことも。逆に、やなことがあるかなと思っていると、吸い寄せられるようにやなことに遭遇する(それも得難い縁とか摂理なのだろうが)。
ただどうも、自分の普段の思考や感情、行動の傾向が、未来を左右するということがありそうだ。もちろん無意識の領域の影響もあるだろう。
こんなことから、幸福な人生を考える上では、いつもの自分の傾向をチェックし、変な暗い傾向をできれば意識化し、解決しといたほうが良いように思う。
私は、カトリック信徒(キリスト教)なので、自分の愚かさを自覚しているものの、そういう自分を愛する神の存在も信じている。それゆえ、自分を暗く解釈する過去の出来事をあたたかく再解釈する視点がどこかにあるようだ。もちろん、カトリックでなくても過去の暗い出来事を希望を見出すように再解釈する哲学や思想は沢山あると思うが。
私のかつての暗い傾向は、小学生ごろのいくつかの出来事が原型となって、そのときどきに被って影響していたようだった。このブログでも紹介した友達の交通事故死も一例である。そういった、心の傷を「生き甲斐の心理学」を学びつつ意識化し回復していくと、困難に対しても明るく爽やかに対処できるようだ。
のんびり自己実現 6/10