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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

無意識の意識化って成熟と関係するの?(飛鳥を想う 10/10)

2013-02-01 | 第九章「愛」

 謀略あり、内戦あり、もの凄い時代を潜りぬけ7-8世紀に日本の律令制度が完成していく。実質的な日本の建国の大事業といっても良いかもしれない。

 国も、試練の中で成長し成熟していくが、人間も同じように試練の中で成長し成熟していく。国が記紀や万葉集でアイデンティティを確立し、成長するように、人間も哲学・思想をもつようになり一人前になっていく。

 そして、その際に大事なのは訓練という技術のシステムだと思う。様々な問題に直面したときに、それを引き受け解決するのは訓練からくる。

 臨床心理学者のスコット・ペックは、基本的な訓練の技術として、①満足を後にまわすこと。②責任をとること。③真実あるいは現実に忠実であること。④バランシング。以上の4つが基本としている。この中から愛は訓練であるという有名な言葉がでてくる。

 問題を解決し、人を成長させる訓練というシステム。その本質は何だろう。今日はたまたま、「生き甲斐の心理学」を学び始めた10年くらい前のKさんが世話人の勉強会のノートをめくっていた。その中に心理学で有名なジョハリーの窓が載っていた。

 自分だけが知っている自分。自分も他人も知っている自分。他人が知っていて自分が知らない自分。自分も他人も知らない自分。この4つの分類に分けられるが、自分の知らない領域を狭めていくことが成熟だそうだ。狭めていくのが訓練といっても良いようだ。

 自分の知らない領域を狭める。そのポイントは、心理学用語を使えば、無意識の意識化なのだろう。意識化は五感を通して行われるが、言語も大切な役割をする。言葉を紡ぎ時には文章を書いたりしつつ意識化が行われる。

 世の中には、心理学関係の一般書が沢山でている。私も若いころから沢山読んだ。しかし、「生き甲斐の心理学」の勉強会に参加するまでは、殆ど役にたたなかったようだ。心理学の勉強を深めていくには、専門家の助力が必要である。「生き甲斐の心理学」の勉強会は、楽しい雰囲気の中で、無意識の意識化の勉強をしていくとも言える。芸術分野に近いものかもしれない。因みに、2月8日の午後に八王子、2月13日の午後に四谷で勉強会をするので、興味のある方はお声をお掛けください。 himori@cilas.net

 写真は、新宿御苑で撮ったヒヨドリです。春は間近です。

 飛鳥を想う 10/10

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