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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分の生まれたころ・・・源流を探る!(のんびり自己実現 8/10)

2013-02-19 | 第十章「今ここでの恩寵」

 どんな人間でも、出生や時代から無縁であることはない。そして、自分の夢や自己実現も、源流を探ると出生や時代の影響を沢山受けていることを感じてしまう。

 私は1951年生まれであるが、2歳に近づいたころに、やっと記憶の一端がでてくる。当然ながら0歳のときの記憶はない。

 ただ、記憶にないといっても、生育史は確実に始まっている。エリクソンによれば0-2歳は希望の時代で、基本的信頼感や不信感が芽生える時期でもある。

 父母の影響はあるにせよ、その背後には時代がある。1951年はどんな時代であったのだろうか。

 最近、興味がまして戦後史関係の本を読んだりした。勉強していくと、1951年は日本の節目の年であった。1945年に日本は終戦を迎え米軍の占領時代が始まる。そして、6年間の格子無き牢獄とも言われる時代が終わり、9月8日に対日講和条約がサンフランシスコのオペラハウスにて48カ国参加の中で締結される。一方、日米安保条約が、同じくサンフランシスコの米軍第6軍下士官クラブで密やかに締結される。日本の今にも影響を与える条約である。

 マッカーサーが連合国最高司令官を解任される。

 こうした背景には1950年に勃発した朝鮮戦争(日本の景気にはプラス)があった。私は四谷に縁が深いが、生まれてからしばらくは羽田飛行場の近くに住んでいたのでで、米軍の航空機の離着陸の爆音を聞きながら育ったようだ。

 社会も明るさを増す。第一回紅白歌合戦が放送され、日航第一号機が飛び、ジャズとパチンコも大流行。ただ、医療や保健は今から考えると遅れていて、死因の第一は脳溢血、第二が結核。赤痢で1万人以上が亡くなる時代であった。平均余命も男性60.8歳 女性64.9歳であった。当然ながら、子供を育てるのも今より大変だっただろう。

 こういう時代に生まれ、そして生き抜いてきた1951年生まれの私を含む人たち。性格形成が似ているので、同い年に生まれた人達で集うと何か兄弟のような感覚がある。

 のんびり自己実現 8/10

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