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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

≪幸福感≫追求も意識しよう!(愛の領域 1/10)

2011-05-12 | 第九章「愛」

 四月になって、東京の計画停電が終了したとき、何か復興がまじかにあるような華やいだ気分になったが、今回の東日本大震災の影響は実態がわかってくるほど、一時的ではないことが見えてくる。長期にわたって大震災の影響で、経済的にも身近な生活においても、随分変わるのであろう。ちょっと、暗い気分になったりすることも。

 そんな中で、心の健康も身近なところを見まわしても、こころの健康が下降線を辿っている人も増えるように感じてならない。

 しかし、反対に溌剌としている人もいる。同じような環境であっても、何か2極化するようであるようだ。私も、できれば溌剌グループに入りたいが、どうだろう。その為には、≪生き甲斐の心理学≫の知見が役にたちそうである。

 大災害の中で、暗いニュースが溢れる中で、人情や人のあたたかさを発見しこころが温まった時もあった。

 大震災があっても、動物園の動物や公園の草花、は以前と同じようだ。生命は強靭である。地球も40億年以上の年齢を重ねているが、少々変化はあるものの、ゆうゆうと太陽の周りをきちっと回り続けている。

 世の、うつりゆく森羅万象の中、どうも溌剌グループは明るい部分があるようだ。

 ≪生き甲斐の心理学≫を学び始めて、衝撃的だった知識はいくつかあるが、その中の一つに、≪幸福≫を思索することがある。そして、≪幸福感≫と≪幸福の条件≫という似て非なるものを意識化することがある。

 考えてみれば、戦後の日本社会は≪幸福の条件≫を求め、高度経済成長、経済大国・・・という道を歩んできた。そして、1億2千万人の日本人の多くも、眼で見える≪幸福の条件≫にやや固執し続けてきたのかな、と自分への自戒を込めて思う。

 しかし、≪幸福≫は、感情の世界、生身の人間としての側面を無視できない。

 ≪幸福感≫追求も大切なのである。明るい感情も暗い感情に負けずいろいろある。平安感、友好的感情、健康感、幸福感・・・。そして、今ここで感じる明るい感情を大切にしていく。そして、≪幸福の条件≫も、≪幸福感≫追求の中から不思議な展開をしていくように思う。ひょっとすると≪幸福感≫と≪幸福の条件≫はどこかで交差するのかもしれない。

 妄想はそろそろやめて、今ここの明るい感情。それを日常の中で、どれだけ意識できるか。まずは、そこから始めようかな。

愛の領域 1/10

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