イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

遥かなる昔を知ること!

2007-11-24 | 第十章「今ここでの恩寵」

 昨晩は、府中の大国魂神社の酉の市に行った。

 酉の市は、幼いころ近くの神社で楽しみ、屋台等の思い出は尽きない。今と違い、昔は楽しむことが少なく、酉の市は子供にとって、うきうきする楽しみであった。

 11月23日は勤労感謝の日であるが、二の酉の日でもある。酉の市も関東独自の文化であるが、収穫祭の意味合いもあるという。一年を感謝し、来年を祈るのだろう。熊手商の手締めも響きわたる。今年は景気も良かったのだろう。

 熊手と言えば、宗教学者の中沢新一氏がどこかで、熊手の由来を縄文時代等の日本の古代に遡る、不思議な意味について書かれていたことを思い出す。熊手は大昔からの幸せのシンボルであるようだ。

 たまたま、今、松木武彦氏の「列島創世記」を読みつつあり、丁度環状列石などの記述を読んでいた。縄文中期から後期に、東日本に発生した不思議な文化。この記憶が酉の市にほのかに記憶されているのだろうか。

 歴史言語学という聞き慣れない学問を、先日「5万年前」の中で知ったが、言語もある学者に言わせると、1万5千年前まで遡って研究できるという。無文字文化であった、5世紀から前の日本の歴史、遥かなる昔についての認知考古学等の学問は、最近大きな進歩を遂げている。

 さまざまな問題を抱えている現代。そして、その中の私。「生きがいの心理学」を学ぶ私にとって、遥かなる昔の祖父母の事実を知ることは、今ここで生きる上で貴重なアドバイスを与えてくれると思う。

 拍子木で元気な、商売繁盛への祈りも、太古からの真理が隠されているかもしれない。

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