イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

夏至の休みも終わるころ・・(縄文世界を感じるとき② 6/10)

2023-06-30 | 第八章「魂と聖霊」

中学2年生のときに、知人のおばさんから新約聖書をいただいた。

さっそく開いて読み始めたが、マタイによる福音書のはじめは・・・「アブラハムはイサクをもうけ、イサクはヤコブを・・・」。なんという本だとすぐに閉じてしまったものだ。

あれから60年近くたち。この6月の夏至前後は久しぶりに私の実家や妻の実家がある広島・岡山方面の旅をしたり、縄文関係も古ケルトの展示とか中南米美術館を訪れたりもした。それに合わせるように、普段は気になっていたものの読めなかった本を読んだりした。その一つが中沢新一氏の「レンマ学」。

仏教の華厳の話、南方熊楠の話、フロイトやユングの話、そしてパウリやハイゼンベルクの話、数字の話・・。ちょうどU先生の「生き甲斐の心理学」の人間論というか魂論も縄文の寄稿の関係で調べていたので、熱くなって読ませていただいた。華厳関係などわからない部分も多々あったが久しぶりに知的好奇心を掻き立てられた。特に学生の頃学んでもよくわからなかった不確定性原理とか波動方程式といった量子力学の世界がマタイの最初の記述とともに少しはわかったようであった(笑)。世の中には縁起的な知の世界がありそれがAI時代を越えていくにも大切なのだろう。

そして、この2023年の夏至ごろ、私にとっては何か夏至休み?の終盤に、20年近くお付き合いをしていたSさんが亡くなった。私が生まれが都会的で理科系に対し彼は田園的で文科系。いろいろな意味で反対のようであったが、細く長い福祉のボランティア仲間であった。その縁というか摂理というかで育まれてきた活動。これをどう考え次につなげるか。いろいろ考えてしまう。

静かな水面にポツリと水滴がおちると広がる波紋。これは今も縄文時代も同じ現象だろう。そして、その破調の不思議さと奥ゆかしさに気づくのはそれが命の原理と附合してしるからなのだろうか。

縄文世界を感じるとき② 6/10

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       森裕行

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