イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

とびっきりの晴天は嵐のあと・・・感情の世界に似ているね!(森羅万象 6/10)

2012-04-04 | 第十章「今ここでの恩寵」

 昨晩は、風速38メートルを記録したという八王子市の某所で仕事をしていた。本当に恐ろしい風であった。しかし、10時すぎには風雨もおさまり交通機関も復旧し快適に帰宅もできた。

 そして、今日は風が強いが、素敵な快晴!気持ちが良い。ムスカリも風が強いとはいえ豊かに香る。

 最新の脳科学では、植物には人間と同じような感情を産む器官が無いようであるが、人間だけでなく哺乳類をはじめ感情を持つ動物はいるようである。感情とは何か?今、楽しんで味読している「感じる脳」(アントニオ・R・ダマシオ著 田中三彦訳 ダイアモンド社)では、さまざまなことを教えてくれる。デカルトやニュートンと同時代人のスピノザ(エチカで有名)が何で脳科学の知見と結びつくのか、ゾクゾクする本なのであるが、いろいろ教えられる。

 ・・・感情はたぶん、命の管理に脳が関与することの副産物として生じたのだ。・・・

 ・・・感情の中には、学習と想起を最適化するものがあるからだ。また、極端に苦しい感情がとくにそうだが、学習を混乱させ、想起を防御的に抑制してしまうものもある。概して言えば、感情を誘発した状況の記憶は、意識的であろうとなかろうと、ネガティブな感情と結びついている事象の回避<と>ポジティブな感情をもたらしそうな状況の希求を促す。・・・

・・・感情は余分なものではないからだ。内側奥深くから聞こえてくるそうしたうわさ話のすべてが、じつはきわめて有用である。・・・(以上、230~233ページから「感じる脳」抜粋。)

 今日一日が、皆様にとってもよき一日でありますように!

 森羅万象 6/10

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