イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

台風19号と出会う (出会い 1/10)

2019-10-13 | 第二章「五感と体感」

 数万年前から日本列島に渡ってきた人達は多様な部族だったようだ。その多様さはヨーロッパ全域以上であることはDNAの多様さで間接的に証明されている。そして、一番特異なものは、人も文化も切り替わることなく堆積してきたということだ。7万年の過去の地層を保存する水月湖が世界標準になったように、日本人もまたDNAと文化を堆積してきた貴重な人達だったのである。初めて渡来してきた部族の人と、どのように列島人は出会い交流を深めていったか、そんなことを岡正雄さんの名著を見ながらこのところ、ずっと考えていた。

 そして、そんな妄想の中で台風19号が近づき、昨日の大騒ぎを経験した後に今朝を迎えた。私は小学校の時は地学クラブに所属し、気圧計やエーベロン風速計を見ながら台風が来るときは、何かイキイキとして迎えたりした。そんな少年だったころから50年。今は、よっこらしょ感が強いオジサンになってしまったが、それでも昔のなんとやらで台風に好奇心を持って接していた。それと、台風だけでなく自分の心の移りよう・・・そんなことにも生き甲斐の心理学の影響で好奇心をもっていた。気象ウオッチングとマインド・ウォッチング!

 生き甲斐の心理学は人との出会いや物事との出会いについて、いろいろな理論から、それを深め人生を豊かにする術を教えてくれる。ラポール、心理的接触などのカールロジャースの6条件。自己成長理論。ストレス曲線の理論。プロセススケールの理論。愛の原型。・・・台風19号との出会いも、自分にとってはとても新しい貴重な経験であったようだ。

 特に感じたのは、マスコミとの付き合い方、SNSとの付き合い方、自分の五感体感との付き合い方だったようだ。私が一番印象に残ったのは、台風19号が丁度多摩を通過して間もないころ、窓を開けると秋の虫が一斉に鳴いていることに気づいた時だった。テレビはこれからも危険だというようなトーンがつよかったが、虫は正直に鳴いて秋の平穏を語っていた。実際、それから急速に危機は収束に向かった(多摩では)。

 台風19号は10日前くらいからとても気になっていた。天気図に915ヘクトパスカル、あるいはそれ以下で表示されていたので眼を疑った。小学校のころの記憶が蘇ったのだ。それにも関わらずマスコミが全く反応せず気象庁の会見前に台風19号の脅威について殆ど触れられていないことは変だと思った。それが、直前になって過剰とも言えるマスコミ報道がはじまり、スーパのペットボトルや防災用具はなくなり、LINEで親しい人達とのやりとりの中でいろいろ気づかされたり・・・私も不正確な情報に踊らされ、事実を分析すれば分かるのに、強風による被害が妄想的に拡大し、窓ガラスの飛散防止など過剰に反応してしまい、妻に後で笑われた。食べ物も作り置きした方が良いとことで、これから暫く同じものを食べ続けることにも。

 しかし、私の場合はこれで済んだが、災害の恐ろしさ・・・それから氷河期の気象変動の激しさを思わせるような最近の激しい災害の恒常化。そんな中での生き方も少し学んだようだった。船頭多くして舟山に登るという諺。それから、何と言っても秋の虫のしたたかな生き方。やはり観念的な情報より五感体感による状況把握が大切だと分かったようだ。やはり命の問題なのだ。

もう一つ、ハザードマップ、国土地理院の各種地図、ライブカメラ、天気図などの事実情報、SNSでの繋がり・・こうした情報が自分の五感体感と結びつけば良いかなとも思った。

出会い 1/10

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