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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

いい政治家を選ぶためにも現実吟味力をつけよう!(この世を考える 1/10)

2012-12-22 | 第八章「魂と聖霊」

 衆議院選が終わり、マヤ歴の滅びの日とされた21日が終わり、今日は冬至である。冬至は月の朔に似て、再生の始まりの日である。

 ゆずとかぼちゃも大事だが、今日は政治について考えている。今年は、持統天皇に想いを巡らし、そして平家物語(まだ読み終わってないが)に想いを巡らし、そして最近は「本能寺の変四二七年目の真実」(明智憲三郎著)で戦国時代に想いを巡らした。もちろん、衆議院選にも想いを巡らした。

 「生き甲斐の心理学」では、個人の健全性を識別するためによく、①アイデンティティの統合、②現実吟味力、③防衛機制の視点を大事にする。そして、複雑な状況下で、例えば某政治家がどう判断していくか(現実吟味力)は非常に興味が湧く。

 現在は、政治の裏舞台が見えないし、また古代の持統天皇の時代も、ところどころに肉声というか歌などが残っているが、細かい心の動きや判断は判らない。その中で、「本能寺の変四二七年目の真実」は、とても楽しかった。明智光秀、徳川家康、織田信長、豊臣秀吉の戦国時代を生き抜いてきた、卓越した現実吟味力の持ち主達の行動や判断にうなった。

 詳しくは、是非「本能寺の変四二七年目の真実」をお読みいただければと思うが、本能寺をめぐっての裏の政治の世界(明智光秀、徳川家康、織田信長、豊臣秀吉の駆け引き)は、通説と違い、その後の日本を作る上でなんとも言えない時だったようだ。信長・光成 対 家康、 光成・家康 対 信長、秀吉。武田氏を破って、日本統一が見えてきた時代に、政治(戦国大名)の構造改革を断行する時に、本能寺は不思議なスポットになったようだ。

 歴史の結果としては、家康が最終的に残るが、光成に恩義を感じた家康が、戦後光成を大事にし、日光東照宮や子孫の家光に光成の光をつけたのではという推測も正しい気がする。現実吟味力にたけていた家康の魂の声が聴こえてくるようだ。

 今の時代は、先ほど読んだ内田樹氏のブログによると、国民国家とグローバル資本主義の葛藤の時代とされているが、私も素人ながらそう思う。そして、こうした時代は、世界に通じるアイデンティティの統合(グローバル資本主義を超え、日本人のローカル・アイデンティティも失わない)をこころに、卓越した現実吟味力のある政治が欲しい。そして、民主主義の世の中なので、私にも当然大きな責任がある。現実吟味力を確かにして政治家に一票を投じる責任だ。

 今日は、ちと大きな話になってしまった。ちょっと風邪気味で現実吟味力を欠いているのかも(笑)。

 この世を考える 1/10

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