人生の岐路に立ったとき、昔は必死にどの選択肢にするかロジックを突き詰め考えることが多かった。もちろん、よくわからないので、他人の意見を聴いて決める、他人にゆだねる選択をこともしたこともある(若い頃など)。
さて、「生き甲斐の心理学」を学び始めてからは、自分の湧き起る感情の意味も考えるという習慣ができ、こうした時に感情(ストレス曲線)の意味を熟慮することが多い。一般に暗い感情は、同質の明るい感情が類推できることもあるので。例えば、ウツは幸福感、錯乱は統御感に至る道を思索する。理想を低くできるかということもあるが、現実を変えてギャップ(暗い感情)を変えるということも大切だ。
もう随分前になるが、ある資格の試験に合格したことがある。嬉しかったが、しばらくすると何故か虚しい感情が湧いてきた。その意味は今でもよくわからないが、恐らく満たされない何かがあったのだろう。当時はその感情だけでなく、いろいろな感情が湧いた。そして、ある日湧いてきた感情を熟慮して、AかBかという選択をした。
その結論がよかったかどうかは判らない(何故なら、Aという選択をしたらBという人生は消えてしまうから)。ただ、選択の方法としては満足ゆくものであった。
好転のためのストレス曲線 9/10