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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

魂の痛み!(感情生活 3/10)

2012-05-26 | 第一章「意識と知覚」

 今年は、正月から重い経験が多かった。一月の後半は、初めて3.11の被災地を訪れた。U先生が傾聴についての被災地で講演されるとのことで、お供させていただいたのだ。実際に大津波の被災現場を観てなんとも心が痛んだ。

 今月の台湾旅行では、27才で亡くなった大伯父さんの惨殺された遭難の地を訪れることができた。運良く出会った「芝山巖事件の真相」(篠原正巳著)のお蔭で、詳しく遭難の記録を読むことができ(その事実をきちっと記録に残された真摯なご努力に深く感謝)、さらに親切な台湾の地元の方のお蔭で実り多い訪問となった。後で写真で気づいたが、墓石の大伯父さんの名前の部分に、不思議にも泣いているようにかけた水が伝って光っていた。

 訪問は実り多かったが、今までの墓参りと違い、晴れ晴れとした感情で終わらず今でも心が痛む。

 人は身体とこころ(生育史)と魂(宗教の次元)から成り立つとすると、今の心の痛みは単純な自分の生育史からくるもの(臨床心理学の対象)というより、もっと深い魂(宗教や哲学)の領域の問題のようだ。

 被災地でU先生が現場をご覧になってから、今まで話そうとしていたことに納得がいかなくなり、話題をかなり替えたとお話されていたが、本当にそうだったのだなと、今になって実感できてきた。

 臨床心理学はたかだか100年ちょっとの歴史を持つ学問である。もちろん、その中には多くの有用な知見があるが、それ以前の歴史の中では人類は宗教や哲学でやってきたのである。

 今の世の中、魂の問題を持つ方に安易に副作用の強い投薬をする悲しい現実があるようだ。一概に否定するわけではないが、何か根本的な間違いがあるように感じてしまう。そんな中、日本にも薬漬けの医療に対し内部告発する勇気あるかたも出てこられたようだ。

 感情生活 3/10

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