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くらやみ祭り、禊と祓いの文化を楽しむ!(ストレス曲線 7/10)

2012-05-06 | 第一章「意識と知覚」

 ゴールデンウィークもやっと5月5日になって快晴となった。私の府中に住んでいる友達が、今年のくらやみ祭りは、いつもと違い祭りに参加するので是非来てくれとのことで、昨日の午後に府中に出向いた。

 くらやみ祭りは、知る人ぞ知る武蔵の国(東京都だけでなく、埼玉県、神奈川県あたりまでも)の大祭で、4月30日に品川会場禊祓祭から始まる。この時採取した海水が大祭期間の朝夕の潔斎時に使うという。それから、5月6日の朝まで祭りが続く。その中でも中心は5月5日から6日にかけての神事である。詳細はウィキペディアを。

 友人は二宮の総代ということで、大太鼓関係を担当するという。大太鼓を叩くのは、なんと府中市民ではなく、狛江と北野からとのことだった。境内で、大太鼓を見ると確かに、さまざまなところから来られている、府中周辺の市町村のほかにに、新座や川崎なども。

 

  

 やがて、午後5時になると本殿を中心に、神事が行われるため関係者以外はシャットアウトということで、私は東の鳥居を出て外に。

 境内に入るのは一般の方は禁止となるが、祭りで境内に入りたい人の中には何で入れないのかと警備の方に詰め寄る人、無視して入ろうとする人、看板をみて諦める人。そして、それを眺めている人(私もその一人)。その混乱は、何か日本の心の縮図を見ているようであった。

 やがて、大太鼓を先頭に八基の神輿が本殿前お白州から御旅所(旧甲州街道沿いにある)に渡御となる。都内に住んでいた時は全く知らなかった大太鼓の音は素晴らしく、また白丁(はくちょう)を着てかつぐ神輿は実に品が良かった。

 

 

 神事は夜行われ、翌朝(今日6日の早朝)には、御旅所から還り祭りは終わる。

 春は、世界的にもキリスト教の復活祭、仏教の花祭りがあるが、このくらやみ祭りも禊と祓いで、死と再生を暗示するかのようだ。

 私の大好きな日本神話のイザナキの黄泉の国と禊の話を体現したような日本の祭り。日本人のDNAに祭りの文化は根づいているようだ。素晴らしいストレス発散の祭りの文化だ。

 ストレス曲線 7/10

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