人間らしく

日記です

現場こそ、宝の山・・・

2020年02月19日 05時42分02秒 | 日記

 訓練受講中のこと、講師から終生記憶に残る「教訓」を頂いた。我々訓練生は卒業すると、現場機関に配属される。
現場を経験すれば上部の管理機関へ登用されるだろう。
実力がつくのは、「現場第一線」で得る経験だ。肝に銘じて覚えておくようにと情熱を込めて教わった。
私は、この教えを忠実に守り通した。上部の管理機関から何度かのお誘いを受けたが、担当した仕事が完成するまで「現場」に残ることにした。
上司や関係者からは、バカだなと叱られた。仕事を完成するまでに凡そ2年を要したが、完遂することができた。
その結果が、その後の仕事に大いに役立つこととなった。管理機関にあって、現場経験で体験した知恵を随所に発揮することができたからだ。
「現場」こそ実力を充電する絶好のチャンスなのだ。
経営者も現場の実態を十分掌握して、初めて立派な経営者になるのではないか。現場を熟知していないと、誤った判断をすることにもなる。
創業者で成功した経営者は、全て現場で叩き上げられてきた。



                  鞆 の 浦 か ら の 展 望 ( 仙 酔 島 )


忖度が悪用されている・・・

2020年02月18日 06時19分51秒 | 日記
他人を気遣うことは、日本人の「美徳」とするところであった。他人を思いやる心が良好な人間関係を築くことになる。
ところが、この善き「風習」が昨今悪用されて話題になっている。
いずれの社会にも、大なり小なり「利害関係」のあるところに、「忖度」は付いて回るだろう。
最も突出しているのが「政治の世界」だ。
己の出世欲や金銭欲等実現する手段として、悪用しているように思えてならない。
政治の世界は、利害関係の調整の場とすると、「忖度」は永遠に悪用されるだろう。
見え見えの「忖度」は、多数の「正義漢」がこれを許さないだろう。
「忖度」が隠れた「陰徳」であって貰いたいものだ。
 


                              梅 の 香 漂 う





教育界は、今、曲がり角(2)・・・

2020年02月17日 05時50分35秒 | 日記
大学入試の共通一次試験で「記述式問題」の是非について問題になり中止となった。
採点には、採点者の主観によるところが大きく、公平性を欠く恐れがあるからだ。
文章表現には、受験者の主観が滲み出るので、各大学が個別に丁寧に採点する必要がある。
しかも、採点者を限定して行うべきである。公平性が保てないからだ。
そんな折りも折、広島県にはユニークな「中・高一貫校」が誕生しようとしている。
公立(県立)の中・高一貫校「叡智学園」だ。国際的に通用する「地域に根付いたグローバル校」を目指す。
リーダーは、広島県の平川教育長(女性)だ、テレビで彼女の「教育理念と人物」に魅了され、彼女の持つ情熱と本気度に魅せられた。
民間から女性教育長を登用した広島県知事の英断に、エールを送るとともに、これが教育改革のルネッサンスたらんことをを願ってやまない。



                               い ま 開 花 


教育界は今、曲がり角に(1)・・・

2020年02月16日 05時53分50秒 | 日記
学校教育はいかにあるべきかは、長年の懸案事項だった。
世界各国では大改革が進められ、どんどんと進化してきている。世界でも、日本は他国の後塵を拝してきている。
教師による知識を「教える」ことに主眼が置かれており、教育者からの視点がメインになっている。
未来ある子供の視点に、十分応えきれていないのからではないか。
一方では、人間教育の必要性が言われ、他方、未来志向の教育が求められている。
試験方法にも課題を抱えている、「記述式試験」の是非だ。
教育は本来個人の資質をいかに伸ばし、立派な人間に成長させていくかが主要テーマであるはずだ。
子供視点と教育者視点に社会ニーズを併せた「教育改革」にしてもらいたい。教育は、人類にとっては永遠のテーマだ。



                           旧 校 舎 の 古 時 計


自然食に、好転反応を期待・・・

2020年02月15日 05時34分03秒 | 日記
食習慣を変えて、約1か月が経過した。玄米食を中心にした「自然食」に完全に移行した。
玄米は100回噛みなさいと云われ、ミキサーとミルサーを活用している。
身体に良き反応が現れることを「好転反応」または「体質改善反応」という。
お腹の具合と便秘気味等にその兆候が出ているが、これが「好転反応」であることを期待して日々過ごしている。
「好転反応であれば、「免疫力」が向上することとなり、目的を達成したことになる。
今は「好転反応」を期待して祈るばかりだ。自然の治癒力を願うしかない。
「病」は「食生活」と「精神力」により克服できると信じつつ、精進する今日この頃である。



                          積 雪  の あ と



「非マジメのすすめ」は何処へ・・・

2020年02月14日 05時21分16秒 | 日記
一昔も二昔も前のことだった。ロボット博士・森政弘先生の著作「非マジメのすすめ」がベストセラーになったことがあった。
頭の固い我々「マジメ集団」の人間にとっては、格好の著として読んだものだ。
頭を柔らかくして柔軟に思考をしなさいという内容だった。
50年たった今日でも興味をもって読める書物だ。
とかく、真面目人間は、頭が硬直的で、融通が利かないと指摘されていた。
それを「不真面目」ではなく、柔軟な発想のできる「非真面目」を推奨する著作であった。
電電公社の「民営化」直前でもあって、大いに触発されるところがあった。
「常識」「価値観」も固定観念にならぬよう警告する名著だった。今でも懐しく思い出すことがある。



                         コ ハ ク チ ョ ウ の 飛 翔

常識は世につれ・・・

2020年02月13日 06時10分17秒 | 日記
歌謡番組で「歌は世につれ、世は歌につれ・・・」と言われるが、歌の世界にも流れがある。時代に応じて、流行は変わっていく。
人の常識も、社会の状況に応じて変っていく。丁度、天動説が地動説に変ったように・・・。普通の人達には、常識を変えることは中々難しい。
頑迷固陋の人ほど、既成の常識を変えようとしない。
インプットした知識(常識)を更新していかないと、「時代遅れの常識」になってしまう。
T・P・Oを心得ておかないと、飛んだ恥をかくことにもなる。
他方、変えてはならない普遍的な常識も存在して、社会が成立っていることを忘れてはならない。
この両者のバランスが、人生の決め手になるのではないか。流行に左右されない「良識」が欲しい。
漱石の「草枕」に、「情けに掉させば、流される」ということからも、そのバランスも難しい。



                            冬 の 中 海





見えない脅威・・・

2020年02月12日 05時16分05秒 | 日記
中国で発生した新型「コロナ・ウィルス」が全世界に拡散して、脅威となってきた。ウィルスや放射能等は目に見えない恐怖の存在だ。
感染による死者は、中国を中心に増え続け、ついに1000人を突破した。
マスメディアで詳細に報道されているが、どうも初動の遅れに問題があったようだ。
何事も最初が肝心、心に隙=油断があれば、大事に至る、そのことを示しているようだ。
声高にコメントする中国政府も、この度だけは控え目にして謙虚さが窺える。
急激な経済成長に、民度と公衆衛生の環境が整備されてないのが原因と思われる。
ウィルスや放射能は始末に負えない。目に見えないところに潜んでいる。
「スペインかぜ」や「ペスト」の二の舞にならぬよう願いたい。



                        大 空 に 舞 う コ ハ ク チ ョ ウ


老いて、なお、使命(役割)が・・・

2020年02月11日 05時24分28秒 | 日記

 老人にも何か「役割」があり、未だ五里霧中と記した。
「ジジイ」「ババア」の毒舌で愛されてきた毒蝮三太夫氏のテレビ番組で、目の鱗が、突然取れたように思った。
氏はプロダクションを経営する傍ら、若者達を対象にした大学講師もされているという。
印象に残った言葉として、「70歳の老人には70歳の経験と知恵が、80歳には80歳の経験と知恵」がある。
それを「誇り」として自信をもって生きろというではないか。瞬間的に「これだ」と心に響いた。
八十路を迎えて、これを機に私にも「80歳の知恵と経験」を伝えていく「役割=使命」があるのだと納得した。
これも老人に課せられた使命感かもしれない。人には老いてなお使命(役割)があるのだ。



                          尾 道 の 想 い 出





忙中閑ありは、心のゆとりから・・・

2020年02月10日 05時39分59秒 | 日記
現代の生活は、何かに追われるように、常に、「忙中忙有」で過ぎ去っていく。
現役を引退した今は、スケジュールに追われることもなく、「閑中閑あり」でノンビリさせてもらっている。
「忙しい」とは心が亡ぶと書く。気が急いてしまって、誤った判断を下すことがある。「急いては事を仕損じる」だ。
じっくりと腰を落ち着けて、行動することが肝要だ。周りや世間体ばかり気にせずに、マイペースを貫くことが求められる。
現代の社会生活には、「忙中閑あり」の境地にならないと、忙殺されてしまう恐れがある。
連休などの余暇を最大限活用して、「忙中閑あり」のユトリ余裕が欲しいもの。
「レクレーション」の有効活用こそ、労働力の保全と培養になり「働き方改革」に資すると思う。



                           鞆 の 浦 の 灯