大戦略パーフェクトのススメ

現代大戦略2007公式ホームページの「現代大戦略のススメ」から名前をもらい、大戦略パーフェクトシリーズを遊んでゆきます。

ヨーロッパ大陸・2005改3-8

2009-03-31 20:02:40 | マップレビュー(新戦略モード記事)
バージョン1.07のアップデータを入れたら兵器データが現代2009風からDSP3.0の状態に戻ってしまいました(当たり前ですが)。なんで再び現代2009風にプレイしてからプレイ再開です。
これからも、アップデータが出るたびにこの作業は行っていきます。

41ターン目~45ターン目
対シリア戦線
ダマスカス東方

活動中なのは空軍だけ、と言った感じ。前回立てた方針ではこの5ターンは積極的に陸軍は戦闘しないのですから仕方ありませんが…
予定が狂った部分としては、41ターン目、不用意に移動してたらシリア軍に見つかっちゃいました。工作部隊が見つかり戦車隊によって壊滅しましたが、計画を修正するほどのものではないと思うので気にしないでいきます。戦車隊はF-4Eと戦車で破壊しました。
ATACMSは44ターン目に展開予定場所に移動を完了しました。次のターンに1部隊が撃破され、建物の破壊効率が1/2になってしまいましたが… それ以外にも戦車、F-4E、ほぼ全ての部隊で消耗が激しいです。

なお、F-4Eの消耗に関してはシリア空軍の最精鋭部隊、MiG-25(錬度A)*6部隊がかなり影響しています。数えたわけではないですが、F-4Eの損害の1/3くらいはこれによる被害なんじゃないかなぁ…
F-35Aを45ターン目に2部隊投入してみましたが、キルレシオ1:2~3くらいで負けました(SSは撮り忘れてしまった… いつも連打して戦闘飛ばしているもので)。当然、F-4Eでは一撃で壊滅寸前に追い込まれてしまいます。
運用方法も、3部隊ずつローテーションを組んで、F-4Eを突っ込ませて弾切れで無力化を図ると次のターンには無傷の3部隊が現れて再び迎撃してくる、というかなりうまい方法です。偶然なんでしょうか、それともver1.07でのルーチン変化なんでしょうか。
なんにせよ、COMでもこんな上手い空軍の使い方をすることがあるんですねぇ。錬度が戦闘に及ぼす影響もそうですが、この運用方法にも驚かされました。時間があれば調べてみる価値はありそうです。

この作戦でもシリアを落とすのは厳しくなってきました。一応まだ1つ案があるのでそれに賭けることにしましょう。現在前線にいる戦車隊などはバクダットへ引き上げます。

シリア攻略作戦(3)
第一段階と同じく、"空から"が基本となる作戦です。
第一段階、第二段階がなぜ失敗したのか、と言えば敵の主力に正面からぶつかる作戦だったからだと思います。また、作戦空域の制空権をとれなかったためでもあると思います。首都強襲は普通数ターンで手早く終わらせるものであり、それであれば制空権はなくとも大丈夫なのですが、前2回の作戦は首都強襲の意味合いが強い作戦でありながら長期化してしまった、というわけです。

つまりこの2点を解決すればいいわけですが、どちらもシリアの位置から言って厳しいものがあります。前者はアダナ、アレッポ、ダマスカス、ベイルートと前線を構成する都市群がすべて地上部隊で覆割れている状況で、迂回する余地を探すのは容易ではありません。後者に関しては、敵にはMiG-25があり、大量の対空SAMがある以上、制空権を握れるのはシリア砂漠の中心や空軍基地の周辺だけとなるでしょう。
とすると、"前線基地ではなく、補給路をつなげて、空軍基地があって、ダマスカスに近い都市群"っていうのを手に入れる必要があります。こんな条件に当てはまるのはシリアではアンマン(一番上の画像左下)しかないでしょう。ここはかなり手薄です。ここの基地群に補給線をつなげれば、ATACMSで一気にダマスカスを破壊→占領、といけるはずです。上手くいかずともダマスカス南方に橋頭保を作れることは非常に大きな意義があるでしょう。


具体的な作戦は上画像の通り、バクダットからマップ端を通ってアンマンへ工作部隊を向かわせ、同時に空挺部隊でアンマンを占領。そこで生産した部隊でダマスカスを落とす、という非常に単純なものです。
山の中を補給線を通したバクダット占領と同じような発想のもとに立った作戦ともいえるでしょう。
問題は敵の側面を通って補給路を作れるか、ですが、45ターン目までの感覚でいえば、敵はシリア砂漠南方にはあまり兵力を置いておらず、護衛のF-4Eを多少つけておけば大丈夫だろう、という感じがしています。


対ロシア戦線
アティラウ戦線

敵戦車にミサイルでアウトレンジ喰らってこちらの戦車2部隊が機数4にまで減ってしまいました。
現代2009はロシア戦車のATMが強いために3.0の感覚で行くと危険なんだった…(汗) もちろん現代2009のデータをもとにしたデータを使っている僕の3.0でもそれは同じ。ちょっと油断しすぎてました。
損害の回復に時間がかかりそうですが、それ以外は特に問題なくアティラウを43ターン目制圧。損害が回復し次第、アクチュビンスク攻略を開始します。

サマラ戦線

ヴォルゴグラードを占領した1個旅団が進撃しています。
序盤は航空支援が手薄だったため、ちょっと被害が大きい気もしますが特に問題なく進んでいます。

モスクワ戦線

モスクワにある陸軍基地で陸軍の生産が始まっており、それの排除にちょっと手間取りましたがそれ以外には特段問題なし。この調子ならモスクワ攻略したあとすぐにエカテリンブルク方面へ進撃できそうです。補給と補充はやっとかないといけませんけど。
まずはカザンへ進軍。ここはまだ部隊の生産が始まっていないようですから占領のスピードが命となります。44ターン目、歩兵戦闘車部隊が来たことで、輸送ヘリ部隊を使えるようになりました。そこでこれを攻撃ヘリの護衛のもとカザンへ向かわせることにしました。
あんまり急がずに、と前回言いましたが、可能ならできる限り早くエカテリンブルクを目指したほうがいいですからね。部隊の鹵獲はない代わりに素早い対ロ戦線の終結を手にすることができます。
45ターン目、モスクワ後方の橋に弾道弾が着弾。補給線が断たれてしまいました。ただ、工作部隊はいるのですぐに修復できます。序盤の小アジア半島みたいなことにはなりそうにないので一安心。

また、F-35Aの爆撃でワルシャワ、北欧方面への補給路を切断しました。これでワルシャワ方面は楽になるでしょう。同時に、エカテリンブルク周辺では抵抗が激しくなるかもしれませんが… LAH氏のレビューを見る限り抵抗が激しいのはモスクワーエカテリンブルク間。アティラウから北上する部隊もいる以上特段問題はないでしょう。
モスクワーエカテリンブルク間も、カザンが空軍基地がなく空港なため航空支援は多少厳しいでしょうが、給油機もありますし手間が増えるだけ、時間をかければ十分攻略は可能なはずです。

これ書いててふと思ったのですが、COMの考えている"最前線"というのは補給線がそれ以上先に届いていない建物のことなのでしょうか。それでいけばLAH氏のほうの最初ワルシャワ方面に注力し、包囲後はエカテリンブルク周辺に注力する、その行動に当てはまる気がします。調べてみる価値はあるかなぁ。そうだとしたら罠に使えそうだし。

なお、モスクワを占領したときに射程7と言う長射程を誇るピオーン自走砲を鹵獲できました。戦闘が一段落したらワルシャワのほうに回します。あそこは火力にものを言わせて一歩一歩進んでいく必要があるのでこれは便利でしょう。また、その後のワルシャワ防衛戦でも確実にドイツ軍砲兵をアウトレンジできるピオーンは役立つはず。

ワルシャワ戦線

ワルシャワやミンスクへ向けて偵察を開始。43ターン目になったらワルシャワかミンスク、手薄なほうを攻撃します。偵察の結果は上の画像の通り。これ以上は敵の対空砲火の影響で進めませんでした。これだけでは何ともいいようがないので、進撃距離の短いミンスクを攻略することに決定。
幸い(?)トルコ空軍の活発な行動によって敵の前線には対空兵器が多くなっており、戦車や自走砲はあんまりいません。緒戦では負けることはないでしょう。問題はそのあとですが…
45ターン目から今まで姿の見えなかったロシア空軍が姿を見せるようになってきました。シリア空軍のような飽和攻撃にはなっていませんので大丈夫ですが、F-35A対空兵装型をもう少し多くしておきます。


フランス

ついにドイツ軍がパリの空軍基地を占領しました。部隊数も50を切るようになってきましたし、そろそろ脱落でしょうか。でもベルリンにもかなりのロシア軍が迫ってきてるみたいですから、パリを陥落させるだけの力はドイツ軍にはないのでしょうか。



軍資金/相場 765959/70%833370/70%893531/70%984779/70%1032331/70%
生産部隊
RF-4*7(41ターン目)
F-4E*4(41ターン目)
B-737*1(41ターン目)
S-70*3(41ターン目)
特殊部隊*3(41ターン目)
F-35A*2(42ターン目)
F-4E*8(42ターン目)
RF-4*3(42ターン目)
M-42*4(42ターン目)
工作部隊*2(42ターン目)
大型補給車*2(42ターン目)
レオパルド2*3(43ターン目)
K-9*2(43ターン目)
コブラARSV*2(43ターン目)
AIFV*2(43ターン目)
戦闘工兵*2(43ターン目)
補給車*1(43ターン目)
F-4E*1(43ターン目)
RF-4*2(43ターン目)
F-4E*9(44ターン目)
F-35A*5(44ターン目)
戦車トランスポーター*4(44ターン目)
レオパルド2*8(44ターン目)
特殊部隊*1(44ターン目)
F-35A*6(45ターン目)
KC-135*1(45ターン目)
A400M*6(45ターン目)
レオパルド2*3(45ターン目)
AIFV*2(45ターン目)
戦闘工兵*2(45ターン目)
特殊部隊*12(45ターン目)
工作部隊*6(45ターン目)
戦車トランスポーター*6(45ターン目)


シリア、強いなぁ… 迂回する余地はいくら探しても今回の作戦しかありませんでした。シリア戦はバクダット→アンマンの順の攻略が一番いいのかな? これで失敗したらどうしようか…(汗)
バクダットも要塞化されてた場合は…アンマンを輸送機18部隊で持って一気に占領→歩兵の波でダマスカスを落とす、な感じな流れとなりましょうか。まぁ、バクダットはあんまり要塞化するとは思えないのですが、COMのパターン的に。

今回のマップ攻略の内容、個人的には不満な点が残る攻略となりそうです… シリア戦での初動の遅さとか、その後のシリア戦の消耗具合とか、補給線をないがしろにして数ターン足止めくらったりとか…
次に何か1マップはさんでまた改3、またはその改良版をやろうかな。そういえばLAH氏が北アフリカ入りのヨーロッパ大陸(矛盾を感じる…)を作っておられるようですから、それでもいいかも。
またはシリア海軍(実際にあった、なんで生産タイプにないんだろう?)を追加して、アダナに空軍基地を追加(空港は実際あった)を入れた改3d-2とかでもいいですが。
満足いかない内容が最後でマップ終わるのもいやですからねぇ。


PS.モスクワ陥落後、"どこ攻めればいいの??"ってことが起こらないように、適当にイベントを作っておいたのですが、テキストだけだといまいち。
モスクワ前面にきたドイツ軍とかなんかモスクワ陥落イベントに使えそうな画像を知っている方がいたら教えてください。

書き忘れがあったのでちょっと追加しました。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tapewu)
2009-04-19 11:20:14
板の主なヨーロッパ大陸の2005改3直してそこにダウンロードすることができることをお聞きします.....
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Unknown (勢多)
2009-04-21 18:56:48
tapewu氏、お久しぶりです。
今回のコメントですが、申し訳ありませんが、どういった意味なのかしっかりと分かりませんでした。

まず、ヨーロッパ大陸改3のダウンロードについてのコメントだったとしたら、"http://taktisch.ninja-web.net/perfect/map/kaizomap.html"の一番下のリンク4つからダウンロードできます。

次に、前のコメントのように、日本語と繁体中国語との文字コード問題についてであった場合、申し訳ないですが、やっぱり僕にはどうすることもできません。
あのあとちょっと調べてみましたが、日本語のサイトに手がかりになりそうなページはありませんでした。

最後に、2つの解釈とそれについてのコメントを書いてみましたが、どちらも違っていたらもう一度コメントしてください。
返信する
シリア、手強いですねぇ (LAH)
2009-06-13 08:20:16
ATACMSに損害が出るとは!画像見る限りかなりのシリア軍が南下していますが、これだと流石に防ぎきれませんねぇ。前回はアダナ周辺に”無駄”に集結していましたが、この大軍団、目標を見つけ反撃に出た、といった所でしょうか。制空ではMiG-25の敵精鋭部隊の存在で、F-35を投入しても割に合わない結果では後退するしかないですね~。

★アンマン
ちょっとこの作戦はかなり厳しい気がします。シリア軍首都の衛星都市となっているアンマンを攻め、ここから首都を突くのは良い案ですが…これも前述のシリア軍主力の更なる南下を呼び、奪取したアンマンで部隊をフルで生産しても”数の暴力”で支え切れない気がします。もし1個所でも補給ラインを切られた場合の事も考慮すると…。それとここ周辺の都市、これらはシリア軍首都を守る外園要塞にもなっていますから、ここを落とすのは至難の業かと。特にアンマンはバクダットから余りに遠過ぎ、敵首都から近過ぎます。ここはサルサール低地の敵部隊を掃討し、少しでも敵戦力を削いだ方が良いかと。敵主力が温存され、展開する地形が移動しやすい砂漠で行動の自由を得ている場合、ここはバクダットから正面攻撃を強いる方法が良い思います。ただ、既に750前後でしたか、部隊を生産されているので余り余裕はないと思いますが…。

孫子では、「正を持って戦い、奇で勝つ」とあります。まず”正”、相手とガッチリと向かい合い、その後”奇”、迂回とか奇襲とか敵の側面から突く等を用いて勝つ、と言われる様に、まずは正攻法で行かねばなりません。最初から奇襲等の奇策だけで勝つのは難しいです。勿論勢多さんは正攻法をなさっていますが、最初のバクダットからの進出部隊を見る限り、ちょっと敵正面に投入された戦力、特に戦車が不足している様に思われます。機械化歩兵が多い様ですが、砂漠には隠れる場所が無いので、これらを連れて行っても余り得策ではありません。前回見ましたが、勢多さん自慢の空挺奇襲作戦用の降下兵が展開しているので、地上からの歩兵は減らし、その分戦車や自走砲を増やした方が良いかと。ざっと見た限りでは、シリアには戦車が10部隊もいます。ならばそれと同程度か倍は必要だと考えます。勢多式編成術に沿った戦力投入で間違ってはいませんが、時には重戦車大隊、みたいな部隊も必要かと。まずは敵主力、これを暫減させてから攻めるのが良いと思います。

★COMの考えている"最前線"
おお、私と同様の結論に達しましたね!これには私も賛同で、あと付け加えるとならば、CPUが指揮出来る範囲は一定の地域だけ、だと思います。バトルオーバー(以下BOH)北海道の記事を書いているのですが、そこでも良く分りました。その為の対抗策も考えたのがBOH3.0バージョンなんですがね。

こちらはまだ書きかけなので後日UPしますね。

★モスクワ
もうエカテリンブルク方面へ進出ですか。迅速で良いですなぁ。この勢いだとサマラ、カザンと次々に落とせそうです。

★フランス
私の場合と同じ展開ですね。ドイツに加えスペインにも領土を侵されている…。ワルシャワで蹴散らされたドイツ軍がこの後も進出を維持出来るか、それともスペインが漁夫の利を得るか。見物ですなぁ。
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Unknown (勢多)
2009-06-15 17:32:29
>>この作戦はかなり厳しい気がします。
アンマン制圧後、すぐにATACMS等々でダマスカスの基地を破壊できる、そうすれば敵部隊はあまり来ないはず、という予想のもと立てた作戦だったのですが、おっしゃる通り、今考えてみると無理がありました。
生産できる部隊数が少ない&この後ウィーンやサラエボで地上部隊を増強する必要があった、という状況から、なるべく少ない部隊数でシリアを陥落させる、という発想に捕らわれてしまっていたようです。

>>孫子では、「正を持って戦い、奇で勝つ」とあります。~まずは正攻法で行かねばなりません。
なるほど~、僕は正と奇をほぼ同時に仕掛けていってしまったり、奇のほうを優先させてしまう癖があるようなのですが、これは改めて、これからは正を持ってまずは敵と向かい合う必要がありそうですな。

>>空挺奇襲作戦用の降下兵が展開している
たぶんこのころには部隊数対策用に削除しています。それでもまだ、810だか820部隊はいたわけですが…

>>重戦車大隊、みたいな部隊も必要
言われてみれば仰るとおりですね。汎用的な部隊編成だけじゃなく、そういう専門的な部隊編成も考えとかなきゃです。

>>CPUが指揮出来る範囲は一定の地域だけ
>>バトルオーバー(以下BOH)北海道の記事を書いているのですが、そこでも良く分りました。その為の対抗策も考えたのがBOH3.0バージョンなんですがね。
う~ん、これに関しては、最近128*128より小さいマップをさっぱりやらなくなっているので僕にはよくわからないです。大きいマップでの経験は持っていますが、小さいマップでの経験がないですので。どんな状況で、どのようにこの"CPUが指揮できる範囲"という問題がわかるのか、LAH氏の記事を楽しみにしています。
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