大戦略パーフェクトのススメ

現代大戦略2007公式ホームページの「現代大戦略のススメ」から名前をもらい、大戦略パーフェクトシリーズを遊んでゆきます。

21世紀前半のアメリカ軍

2007-08-11 16:25:22 | その他
アメリカ軍は新兵器をそこまで多くは開発しないようです。既存の兵器の改修による能力向上が基本となっています。
また、テロの防止や地域紛争などに役立つ兵器や、機動性の高い兵器、多目的な兵器、無人の兵器の4種類の兵器が重視されます。
上の目標を達成するために、小威力の武器や装輪車両、マルチロール機、UAVなどが開発されています。




空軍
・有人戦闘攻撃機
F-22・F-35A・F-15・F-16の4機種が運用される予定です。
F-16、F-15は耐用年数の関係で後継機が開発されるかもしれません。

・無人攻撃機
海軍のX-47B ペガサスのみ試験されています。艦載機として開発されており、これが成功したら空軍も導入する可能性はあります。
また、MQ-9 リーパー攻撃型無人機という航空機が現在投入されており、これはMQ-1プレデターの性能向上型のような機種です。

・偵察機
すべて無人型となります。RQ-4A グローバルホークとMQ-9 リーパーがハイローミックスで運用されるようです。

・爆撃機
アメリカ軍の中で最も進化する機種です。B-52、B-1、B-2はほとんど退役し、新型爆撃機となります。"爆撃機戦力の45%は無人化される"とQDR(4年ごとの国防見直し案)2006に書かれてあることから戦闘機などと同じく、ハイローミックスになるのだろうと考えています。
2018年から新型爆撃機が配備される予定です。
B-1は2038年に耐用年数(機体寿命)を過ぎることとなるので、2018年~2038年にB-1の後継として配備される爆撃機(計67機)はハイローのローにあたる機種となると思います。
B-52、B-2の後継として配備される爆撃機(計76機)はハイローのハイにあたる機種でもしかすると、ラムジェットかスクラムジェットエンジンを含む複合サイクル・エンジンを使った極超音速機(最高速度マッハ5以上?)となるかもしれません。

これからの話は、僕の予想通りハイローミックスでの運用となることを前提として書かせていただきます。
ローにあたる機種(以下B-3)はF-22のような整備のしやすいステルス技術を導入した亜音速のステルス爆撃機(F-22レベルのステルス能力を持つ)ということになると思います。
前述した無人機を45%、ということを考えるとB-1の後継は爆撃機全体の約45%となるので、このB-3は無人機となるかもしれません(無人機になったらBQ-3となる?)。もし、無人機となるのならば戦闘攻撃機のところで書いたX-47B ペガサスを拡大発展させた形となるかもしれません。
価格は有人型がB-1の1.2倍、無人型がB-1と同じくらいなのではないかと思います。

ハイにあたる機種(以下B-4)は有人型(核を搭載しないならば無人型でもよい)の巡航速度マッハ2級の爆撃機が最も可能性が高いと思います。最高速度はマッハ5以上の極超音速となるかもしれません。
B-2は亜音速のため危険が多い昼間の作戦はできませんでした。しかし、マッハ2以上で超音速巡航するステルス性を持つ航空機を撃墜することは今の防空技術ではまず不可能です。つまり、B-4は昼間でも作戦が行える、ということになります。このほか、亜音速機に対していろいろな利点があります。欠点は亜音速機よりステルス性が低いことです。
ノースロップ・グラマン社の静粛超音速機(QSP)の爆撃機型案によると、滑らかな楔形の機体に水平尾翼と主翼がつないだ連結翼、可変する主翼全縁、機体の上に取り付けられたアクティブ式空気取り入れ口というような機体形状になるようです。これはソニック・ブーム(超音速飛行時に起こる地上で起こる轟音)を打ち消すための機体形状らしいです。
エンジンはターボファンの可変サイクルエンジンが搭載が予定されているようです。極超音速を生むラムジェットを含んだ複合サイクルエンジンの搭載も2030年代の実用化ならばできるかもしれません。
価格はB-2の0.8倍くらいに収まるという予想がCBO(米議会予算局)から出ています。


  21世紀のアメリカ空軍 参考資料:軍事研究2007年度全般

陸軍
FCS旅団とストライカー旅団で構成されることになるでしょう。
FCS旅団はロボット兵器なども入った兵器群ですが、ほとんどの陸軍兵器が20t級とかなり軽いので、防御力に不安が残ります。しばらくは今のM1エイブラムスを中心とする部隊も残ると思われます。

海軍
艦載機
F-35C、F/18E/Fが主力戦闘機で、早期警戒機としてE-2Dが搭載されるようです。

CGM・DDX(ズムヴォルト級駆逐艦)
ステルス性を重視した巡洋艦/駆逐艦。タンブルフォーム船型という船型を採用している最新の艦なのだが、素人目には波が高いところで行動できなさそうにも見えますが、軍事研究でもその他の本でもこのことには触れていないのでたぶん大丈夫なのだろうと思っています。
DDX(ズムヴォルト級駆逐艦)には155mm電磁砲が搭載されるようです。そのほかSM-3、ハープーン、トマホークなどが搭載される予定です。

ジュラルド・R・フォード級原子力空母
ニミッツ級との違いは、アイランドがステルス仕様の小型アイランドになる、電磁式カタパルト、新型着艦拘束装置を搭載する、などで、2015年に1番艦が就役します。
また、核燃料の交換を50年間しなくてもよくなります。アメリカの空母は50年程度たつと退役するので、核燃料の交換を就役中しなくてもよくなり、整備にかかる費用がニミッツ級より安くなります。

LCS(沿岸域戦闘艦)
地域紛争などの新たな戦闘では、沿岸域での戦闘が非常に多くなりました。そのため、沿岸域での戦闘を重視して作られた艦がLCSです。対潜能力は重視されておらず、対空・対艦能力を重視して作られています。
排水量は2000tくらいとフリゲートと同じくらいの大きさの艦船ですが、通常のフリゲートなどに比べ、高速です。
今ノースロップ・グラマン案:単胴船とジェネラル・ダイナミックス案:三胴船の2隻が試作されており、2007~8年度に完成する予定です。

小口径機関銃
CIWSなどの小口径機関銃が小型の船艇に対して有効だとして軍艦に多く搭載されるようになったようです。
これはアメリカに限らず世界中でこのような動きが広まっています。

21世紀のアメリカ海軍 参考資料:軍事研究2007年5,7,,9月号、別冊8月号

※海兵隊はよくわからないので飛ばします。

巡航/弾道ミサイルなど
敏速汎地球打撃システム(以下PGS)
詳しいことはまだわからないのですが、アメリカ軍の中で最も早く敵に攻撃を仕掛けられる武器(システム)のことのようです。
おそらく、
 ・二ミットマンIIIの改造
 ・トライデント水中発射ミサイルを通常弾頭にかえる
 ・極超音速弾道ミサイル(マッハ14~20)
 ・極超音速巡航ミサイル(マッハ6?)
の4つからなると思います。
上の2つは既存の兵器の改造、下の2つは新型のミサイルとなります。
どれも1発当たりの価格はかなり高くなるはずです。

JDRADM
空対地・空対空両用のミサイルです。爆撃機・攻撃機の自衛用に搭載される予定のようです。詳しいことはまだまったくわかりません。




形がまだ決まっていない爆撃機についての記述が長くなってしまいました。
今現在の予定では、21世紀前半のアメリカ軍はこんな感じの兵器が活躍するはずです。

南方戦線26ターン目~40ターン目(超簡略)

2007-08-11 08:41:57 | パーフェクト2.0DX
書いている途中で記事が消えてしまったので、簡略化して書きます。

対RED
 真ん中の島の空港がやられてしまったので、真ん中の島からは撤退しました。
 このときF/A-18E/FとRQ-4Aがやられてしまいました。

GREEN攻略
 P-3C*2、補給艦、たかなみ*2を生産し、GREENへ侵攻しました。
 GREEN侵攻直前
 ほとんど抵抗を受けずに揚陸は成功し、
 歩兵が攻撃されなければ首都は5ターン、海軍基地は1ターンで占領できるところまできました。
 中都市を占領したので、弾薬、燃料の補給もできます。
 地上部隊に損害はほとんど出ていません。90式戦車が1機だけです。
 ちなみに、空軍基地の上にも90式戦車がいるので空から攻撃を受ける心配もありません。
  40ターン目の状況

これからすぐにアメリカ軍の将来の兵器、搭載武器についての記事を書きます。
今日の更新はそっちがメインになることになりました。