地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

オペラハウス小話

2006年05月09日 | Weblog
写真はありませんが、小話です。

先日、人からコンサートのチケットを頂きました。
芦屋交響楽団のオーケストラです。
場所はオペラハウス。
オペラハウスはまだ行ったことがないので楽しみ。

早速行ってみました。
オペラハウスと言えど、ラフな服装の観光客と、しっかりおめかしした人達とが混在しています。
私はたまたま仕事帰りでスーツだったので、いずれにせよOKです。

チケットを係のお姉さんに見せると、「立ち見です。」
はぁ????
オーケストラに立ち見なんかあるのか?

しかし、そこはベトナム。
開始時間間際になっても空席が一杯。
演奏が始まっても後から後からパラパラと人が入ってきます。
きっとどこか勝手に座れるでしょうと楽観していたら、案の定2階席に座ることができました。

ハノイのオペラハウスはかなりこじんまりした造りです。
舞台も小さく、演奏者がキツキツに座っていて今にも隣の楽器とぶつかりそう。
指揮者も出たり入ったりする際に、かなり窮屈そうに楽器の間をぬって出入りしています。

さて、演奏そのものはすばらしかったのですが、「う~ん、ベトナムやなぁ」と思わされたことが一つ。

演奏に見入っていると、視界にチラチラ何かが飛んでいるのが見えます。
最初は蛾かと思っていたのですが、良く見ると…、

なななんと、それはコウモリ

ベトナムでは、オペラハウスの中をコウモリが飛んでいます。。。

小話終わり。

サーカス

2006年05月09日 | Weblog
しょぼいしょぼいと有名なハノイのサーカス。
話の種に見に行ってみました。

まず、会場前にはダフ屋らしきおばちゃん達がウロウロしていて、さかんに声をかけてきます。
でも、すごく入手が難しい人気歌手のコンサートでもないのに、わざわざダフ屋から買わなくても…。
と思い、普通のチケット販売の窓口へ。

が、しかし、ダフ屋のおばちゃん達が執拗についてくるのです!
もう窓口で注文してるのに、横から手を伸ばして私達の目の前にチケットを振りかざし、ものすごいセールス攻撃。
窓口で買うより10,000ドン安くしてやると言っているのですが、ダフ屋のおばちゃんから買った席がどんな席かも分からないし、70~80円の差で危ない橋を渡りたくないので、こちらも完全無視。
まるでハエのようにブンブンたかってくるおばさん達を振り切り、無事に正規チケット購入。

他にもお客さんいるだろうに、何をそんなに必死の形相で売る必要があるのか?(もちろん売れ残ると損するから、おばさん達も必死なんだろうけど。)
しつこいようですが、人気コンサートのチケットでもないのに、何故にそんなにダフ屋が存在するのか?!
或いは単に窓口販売を手分けして路上に出ているだけ?
でもあのおばちゃん達の必死具合を見ると、死活問題に思えます。


さて、サーカス会場の中へ入りました。
わりとこじんまりした感じです。
椅子の並びが、偶数と奇数で通路を挟んで分かれていたり、上下の列の番号が連続していなかったり、全く同じ番号のチケットを持った人が現れ、係員に問い合わせたら、なぜか全然違う方の席に誘導されたり、なんだかよく分からないシステムになっています。

開始予定時間になってもパラパラと人が入ってきており、一向に始まる気配はありません。
ずい分遅れてからやっと始まり始まり~。
なんと、音楽は生バンドによる演奏です!

なぜか初めから全キャストが登場し、拍手喝采を浴びます。
「今からこのメンバーでサーカスやりますんで、よろしく~」という感じでしょうか?



え~、サーカスなんですが、何故か中国雑技団のような壺を使った技から始まります。。。
お~、サーカスとは関係ないが、パチパチ…。






続いてアオザイを着たお姉さんが登場し、何故か歌謡ショー。。。
えー、何これ?!
演歌調のなが~い歌をたっぷり3番まで歌い上げ、拍手喝采を浴びるお姉さん。
う~ん、普段娯楽が少ないから、お客さんは大喜びなのか。
ようやく歌が終わったかと思いきや、な、なんと2曲目を歌い始めました!
一体いつ終わるねん!!!



情緒たっぷりに2曲目も歌い上げ、お姉さん退散。ほっ。

次は何かと待ち構えていると、天井から輪っかが下りてきて、女の子がそこでクルクルと回ったりし始めました。すご~い。パチパチ…。



で、サーカスは???

女の子の空中雑技が終わると、ピエロ達のコント。



で、だからサーカスは???

ピエロ達が退散すると、今度はコナンのような格好をしたたくましいお兄さんが登場し…

巨大なニシキヘビを体に巻きつけています。。。



そんなゲテモノ芸はいいから、はよサーカスせい!
ヘビ、舞台でおしっこしてるし。。。

誇らしげに巨大ヘビを持ち上げるお兄さん。


ふ~、やれやれ、ゲテモノ芸が終わったぜいと思っていると、洋服姿のお姉さんが出てきてまた歌謡ショーが始まってしまいました!



しかも妙に色っぽい歌としぐさで、さながらナイトクラブです。
お子様も来ているのにいいのでしょうか。
このお姉さんもしつこく2曲歌い上げました。
お客さんが拍手喝采しているところを見ると、これは「アリ」なんですね?!

セクシーなお姉さんの退場後、今度は若いお兄さん軍団が出てきてまた雑技。
お~、腕だけで鉄棒登ったりするのはすごいけど、それってやっぱり雑技よね?!






お兄さん軍団の体育会系雑技が終了すると、お客さんがぞろぞろ退席しはじめました。
ええっ!?ひょっとして終わり???
60,000ドンも払って雑技団と歌謡ショー見に来たわけ?

しかしそのまま着席しているお客さんもいるので、どうやら休憩のようです。
ほっ、よかった。後半に期待しよう。
前半は敢えて見なくてもよかったですね。

休憩時間中、舞台ではせっせと次のショーに向けた準備が進められています。
網のようなものを張っているので、空中ブランコでもあるのでしょうか?(ワクワク)



しかしいかにもベトナムだなと思ったのは、次の準備のためにロープやワイヤーを引っ張り出したりする作業が、お客さんが通る通路に思いっきりかかっているので、お客さんはいちいちロープなどを持ち上げて下をくぐって行かなければならないところです。
お客様の安全とかそういった配慮は一切ございません、はい。

しばしの休憩の後、後半ショースタート。
4人の男女が登場し、今度こそ空中ブランコか?
と、思いきや、ブランコは使わず、相手の腕をうかんでクルクル回ったり、反対側へ飛び移ったりしています。う~ん、でもすごいことには変わりない。パチパチ…。
やっとサーカスらしいものが見れました。



このサーカスには動物はいないのか!?と思っていたところ、空中ショーの後におサルさんが出てきました!かわい~!



が、しかし、私達はその後に悲劇を目撃するのです。

綱渡りなどの「小技」を終えた後、数匹のサルと犬が出てきて自転車やシクロなどをこぐのですが、どうみても虐待されているようにしか見えない。
調教師にビシバシむち打たれて、パニクって逃げ惑うサルたち。。。



それを見て客席は大爆笑の渦。
ふと気がつけば、笑えず凍り付いているのは私達日本人4人だけでした。。。

サルたちの悲劇が終わると、また体育会系のお兄さんが出てきてマット運動みたいなのを披露してくれます。ちなみに各ショーのつなぎにはピエロが現れてコントをします。



最後のトリは象さんです。
おおっ、象がいましたか!



しかしもはや、象さんも虐待されているようにしか見えず、私達から笑顔は消えていました。
もちろんベトナム人のお客さんは大喜びでしたが。

象さん達のショーが終わり、まだ全部の象が舞台裏へ引っ込んでいない段階から、もうお客さん達はぞろぞろと帰り始めます。
最後にキャストが出てきて手を振っても、会場は帰り客でごった返している状態。
だから最初にも顔見せ挨拶したのか。なるほど。

キャストも奥へ引っ込み、片づけが始まると、またすごい光景を目にしてしまいました!
帰るお客さん達が舞台の真ん中を思いっきり横切って帰っていくのです。

う~ん、さすがベトナム。サーカスも濃いわぁ。。。
肝心のサーカスの技は???ですが。

アフタヌーンティー

2006年05月09日 | Weblog
ハノイの超高級ホテル、Sofitel Metropoleにてアフタヌーンティー!

コロニアル調の白い建物に内庭のグリーンが映えるとても雰囲気の良いホテルです。
内装も重厚感ある、クラッシックな感じです。

こちらのアフタヌーンティーはベトナムらしさがあちこちに演出してあります。
お馴染みの銀色の3段プレートではなく、木製のラックです。




また、白いレンゲの上にチョコレートケーキが乗せてあるあたりも、アジアンな雰囲気をかもし出しています。



一番上の段にはフルーツ。
東南アジアらしくドラゴンフルーツなどが乗っています。

二段目はサンドイッチ。

三段目はケーキ。

サイドにさらにクレープ、ワッフル、マフィンなどが付きます。
これだけの量があって8ドルとはお得!
私はお昼ご飯を遅めに食べたのであまりお腹がすいていなかったのですが、頑張って必死に食べました。




このホテルは、同じく8ドルでチョコレートビュッフェがありますが、いくらなんでもそんなにチョコレートはたくさん食べられないだろう…。無類のチョコレート好きの人にはたまらないのでしょうか。

店内には豪華にバラがいけてあります。



久しぶりにゆったりした気分で過ごし、帰りにホテル内のKhai Silkのお店をひやかしました。

たまにはこんな休日もあって良いでしょう。



注)
いくら5ツ星高級ホテルといえども、ここはあくまでベトナムです。
日本人が考える5ツ星のサービスは期待しないで下さい。。。