翌日。
車に揺られ揺られてようやくパロまで帰り着きました。
が、戦いはこれからです。
かの有名なタクツァン僧院、内陣まで上がる許可はもらってあるというので、なんとしても最後まで頑張らねばなりません。
若干、昨日のトレッキングで筋肉痛がありますが・・・。
まずは山を登る前にその辺の自然の中に分け入り、用を足します。
そこかしこに観光客もしくは地元の人が用を足した後があります。
さすがブータン。
さて、気合を入れて登り始めましょうか。
ちょうど雨期に当たるので心配して防水のウインドブレーカーなど買って来たのですが、やはりブータンでも異常気象のお陰かほとんど雨は降りませんでした。
この急な斜面を見ると、大雨でも降ったらえらいことになりそうです。
せっせと登り、だんだん景色も良くなってきました。
途中、山から降りてくる人とすれ違いますが、ブータン人であろうと外国人であろうと、とりあえず「クズザンポ!」とあいさつ。
どうやらあの崖の上に建つのがタクツァン僧院のようです。
ひぃ~~~。
途中にあったマニ車。無事登頂を祈願します。
道中、緊急事態発生
Tちゃんの登山靴の底がはがれましたっ
右足の底がペロペロはがれてきたので、靴袋でしばりつけて補強しつつ歩いていたのですが、とうとうはがしちゃいました。
で、もうついでに左足の方もはがしちゃえっ!と。
ちなみに高級登山靴なので、底が一枚はがれても大丈夫です。歩けます。
Tちゃんは帰国後ちゃんと靴を修理に出していました。えらい!
さて、しばらく登り、結構ヘロヘロになってきたところで茶屋にて休憩。
後ろに見えるはタクツァン僧院。あともうちょっと?
ここには何匹かワンちゃんがいて、のんびりくつろいでおりました。
この休憩地点でお茶とクッキーを振舞ってもらったのですが、甘いものを口にするとあ~ら不思議!ぐんぐん体力が回復するではありませんか
いや~、人間の身体って不思議だな~と感動しつつ、気合を入れなおして先に進みます。
が、上り坂がだんだん険しくなり、すれ違うハイカー達の表情も険しくなっていることが恐怖心を煽ります。
みんなものすごく「ぜえぜえ」「はあはあ」言ってる~。
ある西洋人の若者など、ほとんど意識朦朧とした感じでフラフラになって下ってきます。
だ、大丈夫ですか~っ
ほら、僧院はもうすぐそこまで!
他の人たちの疲労困憊ぶりにビビリましたが、何度も休憩を取りながら自分のペースで登っていくと、実はそれほどしんどくはなかったです。
ところで途中でえらく小奇麗な服装をし、メイク&アクセサリーで着飾った人らがいるなと思ったら、日本人でした。
しかも関西人。わーい!
彼女らは某旅行代理店勤務ですが、休暇とリサーチを兼ねて2人でブータンにやってきたそうです。
タクツァン僧院までの登りは、お金を払って馬に乗ったとか。
「でも道が険しいから馬ごと崖から落下するケースもあるみたいですよ」と教えてあげると、「うわ~、先に聞かなくて良かった~」と言ってました。
ちなみにこちらがその馬です。
彼女らとは帰りの空港でも同じだったのですが、「次はブータンブームが来る!と思ったけど、まだもうちょっと先かな・・・」とのことでした。
理由の一つはやはりトイレが整備されていないこと。
まだまだ移動も不便ですしね。
観光整備されていないところが魅力でもあり、不便なところでもあります。
ただ、ティンプーに新しくできた超豪華ホテルは非常に良かったそうですよ。
新婚旅行に良さそう。
さて、僧院のすぐ下まで来ました。
聖なる滝、聖なる川といった感じです。
ここまで来るのにせっかく登った山を一旦階段で下り、谷底の橋まで下りてから再び僧院までの階段を上がるんですよね・・・。
きっつ~!
僧院内は大きな荷物は預けなければならず、写真撮影も無論厳禁なので、残念ながら建物内部の写真はありません。
こんなに苦労して登ってきて、さぞかしありがた~い仏様だろうと真摯な気持ちで真面目にお参りしていると、そこに響き渡る電子音・・・。
それは・・・堂内にいた若い坊さんの携帯の着信音でした!
こらっっっ!!!
風情も趣も有難みも全てかき消えた瞬間でした。
そろそろ帰ろうかという時に、Tちゃんのコンタクトレンズがずれたか目にゴミが入ったかで、あたふた。(どうやらTちゃんはお騒がせ人間らしい。)
ガイドさんらと一緒になって「大丈夫?このペットボトルの水で洗い流す?」などと言ってると、まわりに坊さんが野次馬的に集まってきます。
見世物じゃないんだからそっとしといてくれよ~。
それより誰か鏡持ってきて~!
しばらくして坊さんの誰かが鏡を持ってきてくれ、無事にことなきを得ました。
ホッ。
僧院からの帰りも一旦下ってからまた上がる。ふぅ~。
行きにお茶した小屋でランチ。
おなじみのブータン料理です。
いやはや、おつかれさ~ん。
良く頑張りました、私達。
ところで前日ティンプー市内では最後の買い物をしたのですが、感想としては「ほんまにたいしたもん売ってないな~!」でした。
一番欲しかった民族衣装も買えなかったし、仏画や仏具はチベットやネパールの方がいいのあったような気がするし。
でももうブータンに思い残すことはありません!
無事にこれてよかった!
ありがとう、ブータン!
さあ、この後は帰国前に台北へのご褒美旅行ですよ~。
(「これまで散々遊んできて、一体何がご褒美なのだ?」とお思いかも知れませんが、とにかくご褒美なんですってば!)
~ブータンでかろうじて買ったもの~
愛・地球博の記念切手がありましたよ。
ミニタルチョ。エスニックすぎて自分の部屋には飾りたくないので人にあげてしまいました。
カラフルな木のマニ車。家に飾ろうにもチャチ過ぎてインテリアに合わず、処分に困っております。
車に揺られ揺られてようやくパロまで帰り着きました。
が、戦いはこれからです。
かの有名なタクツァン僧院、内陣まで上がる許可はもらってあるというので、なんとしても最後まで頑張らねばなりません。
若干、昨日のトレッキングで筋肉痛がありますが・・・。
まずは山を登る前にその辺の自然の中に分け入り、用を足します。
そこかしこに観光客もしくは地元の人が用を足した後があります。
さすがブータン。
さて、気合を入れて登り始めましょうか。
ちょうど雨期に当たるので心配して防水のウインドブレーカーなど買って来たのですが、やはりブータンでも異常気象のお陰かほとんど雨は降りませんでした。
この急な斜面を見ると、大雨でも降ったらえらいことになりそうです。
せっせと登り、だんだん景色も良くなってきました。
途中、山から降りてくる人とすれ違いますが、ブータン人であろうと外国人であろうと、とりあえず「クズザンポ!」とあいさつ。
どうやらあの崖の上に建つのがタクツァン僧院のようです。
ひぃ~~~。
途中にあったマニ車。無事登頂を祈願します。
道中、緊急事態発生
Tちゃんの登山靴の底がはがれましたっ
右足の底がペロペロはがれてきたので、靴袋でしばりつけて補強しつつ歩いていたのですが、とうとうはがしちゃいました。
で、もうついでに左足の方もはがしちゃえっ!と。
ちなみに高級登山靴なので、底が一枚はがれても大丈夫です。歩けます。
Tちゃんは帰国後ちゃんと靴を修理に出していました。えらい!
さて、しばらく登り、結構ヘロヘロになってきたところで茶屋にて休憩。
後ろに見えるはタクツァン僧院。あともうちょっと?
ここには何匹かワンちゃんがいて、のんびりくつろいでおりました。
この休憩地点でお茶とクッキーを振舞ってもらったのですが、甘いものを口にするとあ~ら不思議!ぐんぐん体力が回復するではありませんか
いや~、人間の身体って不思議だな~と感動しつつ、気合を入れなおして先に進みます。
が、上り坂がだんだん険しくなり、すれ違うハイカー達の表情も険しくなっていることが恐怖心を煽ります。
みんなものすごく「ぜえぜえ」「はあはあ」言ってる~。
ある西洋人の若者など、ほとんど意識朦朧とした感じでフラフラになって下ってきます。
だ、大丈夫ですか~っ
ほら、僧院はもうすぐそこまで!
他の人たちの疲労困憊ぶりにビビリましたが、何度も休憩を取りながら自分のペースで登っていくと、実はそれほどしんどくはなかったです。
ところで途中でえらく小奇麗な服装をし、メイク&アクセサリーで着飾った人らがいるなと思ったら、日本人でした。
しかも関西人。わーい!
彼女らは某旅行代理店勤務ですが、休暇とリサーチを兼ねて2人でブータンにやってきたそうです。
タクツァン僧院までの登りは、お金を払って馬に乗ったとか。
「でも道が険しいから馬ごと崖から落下するケースもあるみたいですよ」と教えてあげると、「うわ~、先に聞かなくて良かった~」と言ってました。
ちなみにこちらがその馬です。
彼女らとは帰りの空港でも同じだったのですが、「次はブータンブームが来る!と思ったけど、まだもうちょっと先かな・・・」とのことでした。
理由の一つはやはりトイレが整備されていないこと。
まだまだ移動も不便ですしね。
観光整備されていないところが魅力でもあり、不便なところでもあります。
ただ、ティンプーに新しくできた超豪華ホテルは非常に良かったそうですよ。
新婚旅行に良さそう。
さて、僧院のすぐ下まで来ました。
聖なる滝、聖なる川といった感じです。
ここまで来るのにせっかく登った山を一旦階段で下り、谷底の橋まで下りてから再び僧院までの階段を上がるんですよね・・・。
きっつ~!
僧院内は大きな荷物は預けなければならず、写真撮影も無論厳禁なので、残念ながら建物内部の写真はありません。
こんなに苦労して登ってきて、さぞかしありがた~い仏様だろうと真摯な気持ちで真面目にお参りしていると、そこに響き渡る電子音・・・。
それは・・・堂内にいた若い坊さんの携帯の着信音でした!
こらっっっ!!!
風情も趣も有難みも全てかき消えた瞬間でした。
そろそろ帰ろうかという時に、Tちゃんのコンタクトレンズがずれたか目にゴミが入ったかで、あたふた。(どうやらTちゃんはお騒がせ人間らしい。)
ガイドさんらと一緒になって「大丈夫?このペットボトルの水で洗い流す?」などと言ってると、まわりに坊さんが野次馬的に集まってきます。
見世物じゃないんだからそっとしといてくれよ~。
それより誰か鏡持ってきて~!
しばらくして坊さんの誰かが鏡を持ってきてくれ、無事にことなきを得ました。
ホッ。
僧院からの帰りも一旦下ってからまた上がる。ふぅ~。
行きにお茶した小屋でランチ。
おなじみのブータン料理です。
いやはや、おつかれさ~ん。
良く頑張りました、私達。
ところで前日ティンプー市内では最後の買い物をしたのですが、感想としては「ほんまにたいしたもん売ってないな~!」でした。
一番欲しかった民族衣装も買えなかったし、仏画や仏具はチベットやネパールの方がいいのあったような気がするし。
でももうブータンに思い残すことはありません!
無事にこれてよかった!
ありがとう、ブータン!
さあ、この後は帰国前に台北へのご褒美旅行ですよ~。
(「これまで散々遊んできて、一体何がご褒美なのだ?」とお思いかも知れませんが、とにかくご褒美なんですってば!)
~ブータンでかろうじて買ったもの~
愛・地球博の記念切手がありましたよ。
ミニタルチョ。エスニックすぎて自分の部屋には飾りたくないので人にあげてしまいました。
カラフルな木のマニ車。家に飾ろうにもチャチ過ぎてインテリアに合わず、処分に困っております。