10月31日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反落し、前週末比2円35銭円安・ドル高の1ドル=78円10~20銭で取引を終えた。日本政府・日銀が東京市場で円売り・ドル買い介入を実施した後の円安・ドル高の流れを引き継いだ。
東京市場で円は79円55銭まで下落し、8月4日以来の安値を付けた。市場では「ニューヨーク市場でも日本政府・日銀が断続的に円売り介入を実施した」との指摘があった。東京市場での実施分を含めた介入規模は前回8月の介入額を上回るとの見方が多く、介入への警戒感から円買いが手控えられた。
ただ、円は東京市場で付けた安値水準からは下げ渋った。円は前回の円売り介入後も上昇基調が続いたため、今回も中期的な円高抑制効果は限られるとの見方は根強い。欧米株式市場が下落し、投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めたことも円を支える材料になった。
ニューヨーク市場での円の安値は78円35銭、高値は77円88銭だった。
円は対ユーロで大幅に反落し、前週末比1円ちょうど円安・ユーロ高の1ユーロ=108円25~35銭で取引を終えた。対ドルでの下落が波及し、対ユーロでも円売りが優勢となった。
ただ、売買一巡後は円は下げ幅を縮めた。欧州債務問題への懸念が再燃し、ユーロ売りを促した。米金融大手MFグローバルの経営破綻を受けて持ち高を解消する目的のユーロ売りが膨らんだとの指摘もあった。
ユーロはドルに対して大幅に続落し、前週末終値の1ユーロ=1.41ドル台半ばから1.38ドル台半ばに下落した。欧州債務問題への懸念や、欧米株式相場の下落を受けてユーロ売り・ドル買いが優勢となった。ユーロの安値は1.3830ドル、高値は1.4028ドルだった。
東京市場で円は79円55銭まで下落し、8月4日以来の安値を付けた。市場では「ニューヨーク市場でも日本政府・日銀が断続的に円売り介入を実施した」との指摘があった。東京市場での実施分を含めた介入規模は前回8月の介入額を上回るとの見方が多く、介入への警戒感から円買いが手控えられた。
ただ、円は東京市場で付けた安値水準からは下げ渋った。円は前回の円売り介入後も上昇基調が続いたため、今回も中期的な円高抑制効果は限られるとの見方は根強い。欧米株式市場が下落し、投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めたことも円を支える材料になった。
ニューヨーク市場での円の安値は78円35銭、高値は77円88銭だった。
円は対ユーロで大幅に反落し、前週末比1円ちょうど円安・ユーロ高の1ユーロ=108円25~35銭で取引を終えた。対ドルでの下落が波及し、対ユーロでも円売りが優勢となった。
ただ、売買一巡後は円は下げ幅を縮めた。欧州債務問題への懸念が再燃し、ユーロ売りを促した。米金融大手MFグローバルの経営破綻を受けて持ち高を解消する目的のユーロ売りが膨らんだとの指摘もあった。
ユーロはドルに対して大幅に続落し、前週末終値の1ユーロ=1.41ドル台半ばから1.38ドル台半ばに下落した。欧州債務問題への懸念や、欧米株式相場の下落を受けてユーロ売り・ドル買いが優勢となった。ユーロの安値は1.3830ドル、高値は1.4028ドルだった。