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「小泉元首相も面会困難」…朝青龍が信用したVIPな詐欺師の殺し文句

2011年12月31日 10時11分45秒 | ニュース
【衝撃事件の核心】 朝青龍を手玉に取った男-。大相撲の元横綱朝青龍(31)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ=に「モンゴル開発のために1兆円を投資したい」などと持ちかけて現金約1億円をだまし取ったとして、今年11月に会社役員の男ら2人が詐欺容疑で警視庁に逮捕された。警視庁や捜査関係者によると、男は自分を「元首相でもめったに面会できない人物」とVIPに見せかけて、荒唐無稽なもうけ話を持ちかけ、大金を引き出していたという。モンゴル出身の大横綱がハマった手口とは…。(大泉晋之助)

 ■優勝直後、高級ホテルの中華料理店で…

 平成21年2月初旬。東京・新宿の京王プラザホテルにある高級中華料理店で、元横綱朝青龍は老齢の紳士とともにテーブルを囲み、モンゴルの未来について熱く話し合っていた。

 向かい合っていた老紳士は、後に警視庁捜査2課に詐欺容疑で逮捕されることになる会社役員、菊地武雄被告(77)=詐欺罪で起訴。この席を仲介した知人女性からは「以前からモンゴルを支援したいと考えている資産家」と、元横綱に紹介されていた。

 前月の1月場所で歴代単独4位の通算23回目の幕内優勝を果たしたばかりの元横綱は、相次ぐスキャンダルや引退説など暗いムードを吹き飛ばし、得意の絶頂にあったのかもしれない。この日、機嫌よく菊地被告の話に耳を傾けた。

 捜査関係者によると、この後、2人は急速に親交を暖めるようになり、頻繁にお互いに食事に招待し合うようになった。

 ■偽プロフィル、M資金…怪しい話が続々

 「小泉純一郎元首相が(菊地被告との)面会を望んだが、実現するまでに6カ月かかった」

 菊地被告について、元横綱は周辺を通じてこんな風に伝えられていた。通常の部屋でも1泊5万円ほどはする京王プラザホテルを定宿にしていた菊地被告は、VIPに見えた。

 しかし、それはまったくの虚像だった。実際は、菊地被告の経営する会社はほとんど稼働しておらず、莫大な資産など持っていなかった。ある捜査関係者は「あちこちにいろんなもうけ話を持ちかけては、いろんなスポンサーを招き入れ、カネを引き出し、ホテル暮らしを続けていたようだ」と話す。

 しかし、元横綱はそれに気づかなかった。話術は巧み。あるときは、「カナダにいろいろな島を持っている」などと言ってみ、自分が世界を股にかける資産家であるようにもほのめかす。「裏付けのない虚偽のプロフィル」(捜査関係者)を、元横綱は信じ込んでしまったのだ。

 自分は、GHQ(連合国軍総司令部)が日本占領下に接収したとされる通称「M資金」の運用を任されている-。

 菊地被告は、ある日、こんな話まで持ち出してきた。「M資金」話は、日本では詐欺師がカネを引き出すためによく使われる常套手段で、プロの投資家はまず引っかからない。しかし、モンゴル出身の元横綱は、そんな荒唐無稽な話も信じてしまったのだ。

 ■フィリピンに1兆円の金塊 信じてしまって1億円を

 「祖国で開発事業をしたい」

 ある日、元横綱は、菊地被告にこう申し出て資金協力を求めた。捜査関係者によると、元横綱は前年にモンゴル国内の鉱山の開発権を入手するなど祖国の開発に入れ込んでいた。

 すると、菊地被告は、1兆円もの資金提供と事業への助言を快諾した。しかし、それだけでなく、逆に元横綱に、一時的にカネを貸すように求めてきた。

 「フィリピンに保管している金塊を溶かせば現金になる。そのためには保管先への延滞料支払いが必要になる」

 フィリピンに1兆円の金塊があって、それを溶かすためには、当面、1億円が必要だというのだ。後になって考えてみれば、1兆円もの金塊を菊地被告が保有しているはずがないのは明らか。しかし、菊地被告がVIPだと信じ込んでいた元横綱は同年4月上旬、自分のマネジャーを通じて2回に分けて計約1億円を、菊地被告の共犯として逮捕・起訴された熊田隆春被告(63)の口座に振り込んでしまった。

 ■ようやく気づいた元横綱 警視庁に相談

 1兆円出資話は、すぐに、実現性が乏しい話だったことが発覚する。菊地被告が、借りた1億円すら返済期限になっても返さなかったからだ。

 4月中旬の段階で、菊地被告側に送金した計約1億円の返済期限は、すでに数日が経過していたが、いくら催促しても、菊地被告は弁明を繰り返すばかり。元横綱は、あきらかにいらだちを見せた。

 「モンゴルで農業開発の計画がある。待ってほしい」

 捜査関係者によると、6月には、菊地被告は元横綱をなだめるためか、こう持ちかけてきた。元横綱側は農業開発の真偽を確認するため同月下旬、モンゴル国内の予定地とされる場所に、菊地被告を連れ立って視察に向かう予定も立てた。しかし、この視察計画も菊地被告の都合で直前に中止になったという。

 その後も、1億円は返済されず、菊地被告は「今度カネが入る。それで返済する」と弁解したり、「私は逃げも隠れもしない」などと開き直ったりするばかり。

 元横綱もさすがに“被害”に気づいた。今年3月ごろ、警視庁に相談。捜査の結果、菊地被告らは逮捕された。

 ■1億円はほとんど使われていた

 同課によると、菊地被告らは逮捕後、容疑を認めたものの、元横綱が出資した約1億円はほとんど使われてしまっていたという。

 菊地被告らの口座もほとんど底をついており、現状では元横綱への返済の見込みも厳しい。もちろん、菊地被告は1兆円の金塊など、保有していなかった。

 モンゴルから日本に来て大横綱となった朝青龍。多額の資金を祖国で投資しており、大実業家としても知られている。その投資意欲を逆手に取られて、もてあそばれた心境はいかほどのものなのだろうか。
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年収700万円のサラリーマンの納税額は年収500万円の3倍

2011年12月31日 09時53分28秒 | お役立ち情報
所得税は複雑だ。給料が3倍になったから税金も3倍、という単純計算にはならない。少々給料があがっただけで、大幅に税金があがるケースも多々ある。ファイナンシャル・プランナーの山中伸枝氏が解説する。

* * *
所得税の税率は、所得に応じて階段式に税率が高くなる「超過累進課税制度」が採用されています。例えば、各種控除を引いた後の「課税所得」が300万円の人(概ね、年収700万円のサラリーマン)は、

●195万円までの部分に対しては5%=9万7500円

●195万円超330万円までの部分には10%=10万5000円

で、計20万2500円が年間の所得税額となり、年収500万円の人(7万1000円)に比べて、納税額は約3倍となります。

所得が多くなればなるほど、高い税率がかかります。負担能力が大きい人には多く国に貢献してもらう仕組みなのです。

※『サラリーマンのための安心税金読本』(小学館)より
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NY円、続伸 1ドル=76円85~95銭、対ユーロは11年ぶり高値

2011年12月31日 09時38分02秒 | 為替
2011年最後の取引である30日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比75銭円高・ドル安の1ドル=76円85~95銭で取引を終えた。円は一時76円88銭まで上昇し、11月22日以来、約1カ月ぶりの高値を付けた。年末前に持ち高調整目的の円買い・ドル売りが優勢になった。

 経済指標など取引材料が乏しく、持ち高調整の取引が中心となった。年末決済に向けてドル資金を調達する動きが一巡。一方、日本の輸出企業から年明けの取引を見越した円買い・ドル売りが入ったという。年末休暇をとる市場参加者が多く、商いの薄さが値動きを増幅した面があった。30日の安値は1ドル=77円47銭だった。

 10年末との比較では4円25銭の円高・ドル安となった。年末時点としては過去最高値となる。

 円は対ユーロで5日続伸し、前日比95銭円高・ユーロ安の1ユーロ=99円60~70銭で取引を終えた。一時99円47銭まで上昇し、2000年12月以来、約11年ぶりの高値を付けた。対ドルでの上昇につれて、対ユーロでも円買いが勢いづいた。欧州債務問題への根強い懸念も円買い・ユーロ売りを促した。

 ユーロはドルに対して反落し、前日終値の1ユーロ=1.29ドル台後半から同台半ばに小幅ながら水準を切り下げた。年末を前に持ち高調整のユーロ売り・ドル買いがやや優勢になった。ユーロの安値は1ユーロ=1.2930ドル、高値は1.3000ドルだった。
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橋下市長「公務員組合のさばると国が破綻」

2011年12月29日 09時03分04秒 | 行政
 大阪市の橋下徹市長は28日午後、大阪市議会での施政方針演説で「大阪の自治の仕組み、市役所の仕組みを変えることを通じて、大阪から国の形を変えていく」と述べ、大阪都構想などを推進する考えを強調した。



大阪市議会で施政方針演説をする大阪市の橋下市長(28日)
 橋下市長は、日本が抱える様々な課題の根本には「国と地方の間の無責任なもたれ合いの構図がある」と指摘、地方交付税制度を「その元凶」と呼んだ。「政治家は財源確保の責任を果たそうとしないので、国と地方の借金は増えるばかり。地域のことは地域が決める、これが地域主権」と力説した。

 「大阪再生のため、大阪のことは大阪が決める。大阪が責任を持つ。大阪にふさわしい大都市制度を大阪から作り上げ、全国から発信していく」と述べ、「国に大阪の統治機構の設計図の作製を任せるのはおかしなこと」と疑問を呈した。

 改革を進める上で、橋下市長は「まずは危機感を持つこと」と問題提起。「古い制度やシステムを捨て去り、創造性やイノベーションで社会を立て直す。大阪でこのグレート・リセットが起きようとしている。またとないチャンスをものにしなければならない」と語りかけた。

 一方、市職員の労働組合を標的に「職員が民意を語ることは許さない。自宅で語ることは自由だが、市役所内で公務員として政治的民意を語ることは許さない」と繰り返した。

 ギリシャを例に挙げたうえで「公務員の組合をのさばらせておくと、国が破綻する。大阪市役所の組合を徹底的に市民感覚に合うよう是正していくことで、日本全国の公務員の組合を改めていく。そのことでしか日本再生の道はない」と声を張り上げた。

 最後に「大阪都構想と組合の是正で日本再生を果たしていきたい」と約20分間の演説を締めくくった。
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ユーロ急落、10年半ぶり安値 NYで一時100円73銭

2011年12月29日 08時49分22秒 | 為替
28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=77円90銭~78円00銭で取引を終えた。イタリア財政を巡る懸念を背景に、ユーロが対ドルで下落。対円でもドル高が波及して円売り・ドル買いがやや優勢だった。

 年末を前に休暇を取る投資家が多く、取引は盛り上がりに欠けた。積極的に手掛ける雰囲気はみられず、この日の円の安値は78円04銭、高値は77円56銭だった。

 円は対ユーロで3日続伸し、前日比90銭円高・ユーロ安の100円80~90銭で終えた。一時100円73銭と、2001年6月以来、約10年半ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。年末決済に向けて企業からユーロ売り・ドル買いが広がり、円にも買い圧力が強まった。

 イタリアは29日に10年物国債などの入札を実施する。同国は2012年に国債の大量償還を控えるだけに、年内最後の落札結果に対する市場の関心は高い。結果を見極めたいとの雰囲気が強く、ユーロ買いを控える要因になった。

 ユーロは対ドルで大幅に反落。1ユーロ=1.29ドル台前半と、前日の1.30ドル台後半から水準を切り下げた。一時1.2912ドルまで下げ、1月11日以来、約11カ月半ぶりの安値を付けた。欧州問題に対する懸念は根強く、ほぼ1日を通じて安値圏で推移した。ユーロの高値は1.3076ドルだった。
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