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裕福な人 と そうでない人 の考え方における22の違い

2024年07月06日 08時27分07秒 | お金持ちの思考
  • 逆説的に聞こえるだろうが、裕福になることは、お金よりもむしろ考え方と関係している。
  • お金の扱いをマスターできるかどうかは、私たちが考える以上に、心理や考え方と深く結びついているのだ。
  • 本記事では、裕福な人々の特徴的な考え方を22個紹介する。今すぐに取り入れよう。

お金の扱いをマスターできるかどうかは、私たちが考える以上に、心理や考え方と深く結びついている。

ナポレオン・ヒルは、一代で富を築いた500人のミリオネアを集中的に調査した集大成として出版した1937年のベストセラー『思考は現実化する』(1999年、きこ書房、田中孝顕訳)で、そう説いた。

一代で富をなしたスティーブ・シーボルドも、過去30年にわたって世界で最も裕福な1200人を取材し、同じ結論に至った。逆説的に聞こえるだろうが、裕福になることは、お金よりもむしろ考え方と関係していると、シーボルドは『金持ちになる男、貧乏になる男』(2016年、サンマーク出版、弓場隆訳)で書いている。

以下、裕福な人々の特徴的な考え方を22個紹介するので、今すぐに取り入れよう。 本記事の投稿にはマンディ・ウッドラフ氏の協力を得ている。

1. お金持ちは貧困が諸悪の根源だと考える

……普通の人々は、お金を悪の源とみなす。

シーボルドによると、低所得者層では、「お金持ちになること」がある意味恥ずかしいこととみなされる傾向があるそうだ。

「平均的な人は、お金持ちは運がいいか不誠実だと思うように洗脳されている」とシーボルドは書いている。「ワールドクラスの人々は、お金があっても幸せになれるとは限らないが、生活は快適で楽になると知っている」

2. 裕福な人は利己主義を美徳とみなす

……平均的な人は、利己主義は悪だと考える。

「裕福な人は自分を幸せにしようとするが、世界を救うふりはしない」と、シーボルドはBusiness Insiderに語った。

問題は、そのような態度を中産階級の人々がネガティブにとらえることだ。それが、彼らが豊かになれない原因だと、シーボルドは書いている。

「自分を大切にできない人は、ほかの人も大切にすることはできない」とも、彼は指摘した。「自分で持っていない何かを人に与えることはできないのだから」

3. 裕福な人は行動を大切にする

……平均的な人は幸運を大切にする。

「大衆は宝くじが当たるのを願い、自分に幸運が訪れるように祈るが、偉大な人々は問題を解決する」とシーボルドは書いた。「[大衆は]神、政府、上司、あるいは配偶者などがヒーローになることを期待する。これが平均的な人の考え方で、生涯このアプローチを守りながら、時間だけが過ぎていく」

4. 豊かな人々は特定の知識を蓄える

……平均的な人は、正規教育が富へつながる道だと考える。

「ワールドクラスの偉人たち多くは正規教育をほとんど受けておらず、特定の知識の獲得と利用を通じて財をなした」と、シーボルドは書いている。「その一方で、大衆は修士号や博士号が富への道を切り開くと思い込んでいる。おそらく直線的な考え方に囚われていて、より高い意識レベルに到達することができないのだろう。……富は手段を問わない。結果がすべてだ」

5. 裕福な人は未来を夢みる

……平均的な人は、古きよき時代を懐かしむ。

「昔はよかったと思う人は、豊かになることはほとんどなく、不幸に苦しみ、ふさぎ込むことが多い」とシーボルドは書いている。「自分の力でミリオネアになる人々は、まだ見ぬ未来に向けて、自分の才能に賭け、夢と目標とアイデアを追い求めるからこそ、豊かになれる」

6. 裕福な人はお金のことを論理的に考える

……平均的な人はお金のことを感情的に考える。

「基本的には頭がよくて、教育水準も高くて、財産以外の点では成功している人は、貧困を恐れる臆病な思想家になり、退職後の快適な暮らしを、金銭面での最大の野望として掲げる」と、シーボルドは書いた。「ワールドクラスの人々は論理的な目を通して、お金の何たるかを見極める。偉大な人々は、お金が選択肢と機会をもたらす重要なツールであることを知っている」

7. 裕福な人は「情熱に従う」

……平均的な人は、好きでもないことをしてお金を稼ぐ。

「平均的な人の目には、裕福な人はずっと働き詰めのように見える」と、シーボルドは指摘する。「ワールドクラスの人々が用いる最も賢い戦略は、自分が好きなことをして、それに対して報酬を得ようとすることだ」

その一方で、中産階級の人々は自分で楽しいと思えない仕事をする。「お金はどうしても必要だし、お金は肉体や精神を駆使して稼ぐものだという直線的な考え方を学校でたたき込まれ、社会から押しつけられて生きてきたからだ」

8. 裕福な人は「挑戦に前向き」

……平均的な人は失望したくないからハードルを下げる。

「心理学者やメンタルヘルスの専門家は、挫折を味わわなくてすむように、初めから期待値を低く抑えるようにアドバイスすることが多い」とシーボルドは指摘する。

しかし、「大きな望みがないのに、夢を生き、裕福になれる者などいない」

9. 豊かな人は「他人のお金を使う」

……平均的な人はお金を稼ぐにはお金が必要と考える。

シーボルドによると、裕福な人は他人の財布から自分の将来のための資金を調達することにためらわないそうだ。

「豊かな人は、何かを成し遂げる際、自分の資金を注ぎ込むかどうかは重要ではないことを知っている。問うべきは、その対象に『買うだけの、投資するだけの、追い求めるだけの価値があるか』だ」

10. 裕福な人は「欲と感情が市場を動かす」と知っている

……平均的な人は市場が論理や戦略で動いていると考える。

「豊かな人は金融市場を動かす最大の要因は不安と欲であることを理解し、自分が観察するすべての取引やトレンドにおいて不安と欲を考慮に入れる」とシーボルドは述べている。「このように人間の本質を見抜き、それを取引に生かすことで、彼らは戦略的な優位性を得て、レバレッジを活用しながら富をより大きくしていく」

11. 裕福な人は自分の子に「裕福になる方法」を教える

……平均的な人は子供たちに生き残る方法を教える。

豊かな親は自分の子がまだ幼いころから、「持つ者」と「持たざる者」の世界について教育すると、シーボルドは指摘する。

多くの人はそれをエリート主義だと批判するだろうが、シーボルドはそう思わない。「[人々は]親が子供たちに、貧しいからという理由で大衆を見下すように教育していると言うが、それは真実ではない」と、書いている。「彼らが子供たちに伝えているのは、『客観的な現実の目を通して世界を見ろ』というメッセージだ」

12. 裕福な人は「富のなかに安らぎ」を見つける

……平均的な人はお金をストレスと感じる。 豊かな人がどんどん豊かになるのは、お金があればたいていの問題が解決できると認めることを恐れないからだと、シーボルドは言う。

「[中産階級の人々は]お金を生涯ずっと我慢しなければならない必要悪とみなす。ワールドクラスの人々はお金をすばらしい解放手段とみなし、それをたくさん得ることで、経済的な安心を得ている」

13. 裕福な人は娯楽よりも教育を重視する

……平均的な人は、教育よりも娯楽を求める。

豊かな人は、富を増やす手段として正規教育に頼ることはあまりないが、社会人になってからも学習を続けることの大切さは認識していると、シーボルドは説明する。 「豊かな人の家を訪問すると、最初に、彼らがより大きな成功をつかむための自主学習に用いるたくさんの本が並んだ棚が目に入る」とシーボルドは書いている。「中産階級の人々は小説や、タブロイド紙、娯楽雑誌を読む」

14. 裕福な人は同じ考え方の人々をまわりに集めようとする

……平均的な人は、金持ちは俗物だと考える。

中産階級の人々にはお金に関するネガティブな考え方が染みついているため、裕福な人は裕福な人同士で結びつくことになる、とシーボルドは指摘する。

「[豊かな人には]破滅と悲観のメッセージを聞いている余裕はない」と、シーボルドは書いた。「その態度から、人々は彼らを俗物であると誤解する。ワールドクラスの人々に俗物のレッテルを貼ることで、中産階級は自分と自分が選んだ平凡な道に自信が持てるのだ」

15. 裕福な人は収入を重視する

……平均的な人は節約に努める。

シーボルドは、裕福な人はすでに持っているものを守るのではなく、リスクを冒してでもさらに多くを得ることに集中すると主張する。

「大衆はクーポン券を集めながら倹約に努め、大きなチャンスを逃す」と書いている。「資金繰りが危機に陥っているときですら、豊かな人は大衆的な倹約思考を拒絶する。彼らは正しいところ、つまり大金を得るチャンスに意識を集中する達人たちだ」

16. 裕福な人はリスクを冒すべきタイミングを見極める

……平均的な人はお金に関して安全を重視する。

「レバレッジが富裕層の合言葉だ」と、シーボルドは書いた。「投資家でさえ、ときには損失を出すことがあるが、ワールドクラスの人々はたとえ何があろうと、いつでもより多くを稼げると確信している」

17. 裕福な人は不確実なことにも動じない

……平均的な人は快適さを求める。

「中産階級の人々は、肉体的、心理的、感情的な快適さをいちばんの目標とする」と、シーボルドは書いている。「ワールドクラスの人々は若いころに、億万長者になるのはたやすいことではなく、快適さを求める態度は挫折につながると学ぶ。彼らは不確実な状況が続いていても、そのなかで快適に活動する術を身につける」

18. 裕福な人はより多く稼げると予想する

……平均的な人は苦労を予想する。

「人生は苦労の連続で、今あるもので満足し、それに感謝することを学ばなければならないと主張するネガティブな人々に耳を貸してはならない」と、シーボルドはBusiness Insiderに書いたことがある

もっと大きく考えろ、と。手始めに、100万ドル(約1.5億円)なんてどうだろうか?

19. 裕福な人は成功に執着する

……平均的な人は「執着」を醜い言葉とみなす。

「実際のところ、裕福な人々はお金だけでなく、自分がほしいものは何でも手に入れたいという、健全な執着心を持っている」と、シーボルドは書いた。「裕福な人はビジネスと人生をゲームとみなし、ゲームなのだから勝とうとする」

シーボルドは、自分が何を求めているのかを考え、それを手に入れるための方法を具体的に考えるべきだとアドバイスする。「勝つ」には、自分に厳しくする必要がある。

21. 裕福な人はお金を友とみなす

……平均的な人は敵とみなす。

「ほとんどの人はお金とのあいだに不利益で敵対的な関係を築いている。結局のところ私たちは、お金は希少なものと教えられて育ってきた。手に入れるのが難しく、保つのはもっと難しい」とシーボルドは書いた

「お金を引き寄せたいなら、お金を敵とみなすのをやめて、最も頼りになる仲間と考えるべきだ。お金は友だ。心配や苦しみで眠れない夜を終わらせる力があり、それどころが命を救ってくれるかもしれない。豊かな人は、お金をほかの友人にはできない形でサポートしてくれる特別な友とみなし、この特別な感情があるため、お金との関係は日々強まっていく」

22. 裕福な人はすべてを手に入れられると知っている

……平均的な人は、家族か豊かさのどちらかを選ばなければならないと思い込んでいる。

富を得るには家族との時間を犠牲にしなければならないという考えは、ただの「言い逃れ」に過ぎないとシーボルドは断じる。

「大衆は、それが二者択一の問題だと信じるように洗脳されている」とも書いている。「豊かな人は、愛と豊かさにもとづいた考え方をもってこの難題に挑めば、ほしいものがすべて手に入れられると確信している」

※本記事は取材対象者の知識と経験に基づいて投資の選定ポイントをまとめたものですが、事例として取り上げたいかなる金融商品の売買をも勧めるものではありません。本記事に記載した情報や意見によって読者に発生した損害や損失については、筆者、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。

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大富豪と3度の結婚・離婚を経て“億り人”になった女性が説く「本物のお金持ちの投資行動」の破壊力

2023年08月15日 08時04分45秒 | お金持ちの思考
資産家と3回結婚し、3回離婚したのちに、億り人になったという戸塚真由子さん
資産家と3回結婚し、3回離婚したのちに、億り人になったという戸塚真由子さん© マネーポストWEB 提供

 投資ではさまざまなトレンドが現れては消え、めまぐるしい変化を見せている。そんな中で、意外な角度から「お金を増やす方法」を提唱しているのはの著者、戸塚真由子さん。それは「本物の大富豪」が持っているマインドセットを完全に真似して、「億り人」を目指すというものだという。戸塚さんが、月収800万円の生活を捨てることで自身も億り人になった経験を交えながら、億り人の思考法について解説する。

 

「お金の呪い」に振り回された女の半生

「いつか絶対に、お金持ちになってやる」。それが、超ど貧乏な家庭で育った私の、たったひとつの夢でした。

 現在、私はコンサルタントとして顧客や生徒さんの資産構築をお手伝いしています。それ以前は、世界38カ国を渡り歩いて、「本物の大富豪」100人以上と会ってきました。

 なかには文字どおり、資産のケタが違うお金持ちが大勢いました。女性の大富豪とも会いました。そして彼らに「あなたのような大富豪になるには、どうしたらいいのですか?」と、直接教えを請うてきたのです。

 意外かもしれませんが、大富豪たちは相手が信頼できる人間だと判断すると、「お金持ちしか知らない真理」を、惜しげもなく披露してくれました。そうして彼らの生態を直接学びながら、大富豪に共通する思考や習慣を習得してきました。

 そんな私ですが、社会人になったばかりのころは、昼は真面目に働きながら、夜は水商売をしてたくさん稼いでいました。その後、転職して営業職として働いていたときには、歩合制でトップセールスになり月収800万円だった時期もあります。

 その頃の生活は荒れ果てていました。お金を必死に稼ぐことでストレスが溜まり続けて、お金があればあるだけ浪費してしまっていたのです。「お金持ちになりたい」「お金をたくさん使いたい」というコンプレックスに振り回され、心身ともにボロボロの状態でした。

 そうして、自ら稼ぐことをいったんやめて、大富豪との婚活に精を出していた時期もあります。大富豪のなかには実際に交際した人もいますし、なかには結婚まで至った人もいます。その結果、私は資産家と3回結婚し、3回離婚しました。

 そもそも玉の輿が目的でしたので、結婚生活は大変なことの連続でした。けれどおかげで、資産家たちが「お金を増やす極意」を間近で見られました。また、2回目の結婚相手はアメリカ人だったので、アメリカの大富豪ともたくさん接する機会を得られたのです。

「本物のお金持ち」が絶対にしないこと

 みなさんは、「本物のお金持ち」といえる存在に、どれくらい会ったことがあるでしょうか?

「私は年収3000万円もらっている」

「うちの会社は年商10億円も稼いでいる」

 そんな発言で、やんわりとマウンティングしてくる自称・お金持ちに出会ったことはありませんか?

 断言しますが、そんな人は決して「本物のお金持ち」ではありません。なぜなら“本物”は、「自分がいくら稼いでいるか」なんて絶対に公言しないからです。そもそも、「高収入=お金持ち」という感覚こそ、まさに日本人ならではのマネーリテラシー。お金についての教育が、世界標準から遅れていることの証左です。

 

 大富豪たちを見ていて気付いたのは、単に収入が多い人を「お金持ち」とは言わないことです。本物のお金持ちというのは、「働かなくても収入を得られる仕組み」を持っている人のこと。彼らの言葉で例えるなら、「金の卵を産む金のニワトリ」を飼っている人こそが、お金持ちなのです。

「軍資金を稼ごう」とするのは貧者の発想

 それだけでなく、大富豪と私たちとでは、「お金を増やすための発想」がまったく違います。

 一般的に言われている資産構築では、お金を「まずは稼ぐ、その次に増やす」という順番になっています。はじめに元手となる軍資金を稼いでから、それを投資や運用によって増やしていくというわけです。それがごくごく一般的な常識でしょう。

 しかし大富豪は、そうは考えません。「どうやって元手を稼ごうか」なんて、1ミリも考えていないのです。

 では、彼らは何を考えているか。「どうやって元手を集めようか」「どうやって借りようか」と考えるのです。つまり、資産構築をするための元手は、働いて稼ぐのではなく、「集める、借りる」という発想になるわけです。

 私も最初は半信半疑でした。しかし、彼らと長く接して「大富豪になるほど、お金を外から集めている」という光景を目撃するうちに、考えを改めました。

 不動産のデベロッパーとして知られた、地元のある大富豪が言っていました。「お金があったとしても、私は“借金”をします。たとえば100億円自分が持っていたとしても、100億円の借金をするのです。安い金利で借りられるし、信用を積み重ねることで、もっと借りられるようになりますから」

 大富豪や資産家ほど、大きなお金を持っているほうが人生は有利に働くことを知っているのです。

 経営に詳しい人ならわかるかもしれませんが、企業で言う「バランスシート(貸借対照表)」で考えると、納得がいきます。たとえば銀行から1000万円を「借金(負債)」したとしても、バランスシート上ではその1000万円は「資産」としてカウントされます。

 ですから、お金を持っている大富豪が、あえて借金をして、さらに大きな利益を生み出すのです。

お金持ちだけが知っている「現物投資」の破壊力

 では、彼ら大富豪が実際にやっていた投資は、どんなものだったのでしょうか。株? FX? 仮想通貨? いえ、そのようなギャンブル性の高い投資に手を出していた大富豪は、ほとんどいませんでした。そういった、ゼロか100かのスリリングなものは「投機」であって、不確実性の高い投資です。

 では、私が見てきた大富豪たちのお金づくりはどんなものかというと、「現物投資」という、シンプルにしてとんでもない破壊力を持った投資法です。

「現物投資」とは、実際に「ブツ(実物)」が存在していて、そのブツを売買する投資のこと。安く買って、高く売る。その売買で得られる「売却益(キャピタルゲイン)」が1回のケースもあれば、「定期的な利益(インカムゲイン)」が得られるケースもあります。中身は多様で、決まったやり方というのはありません。

 唯一の絶対的なルールは「ブツが存在する」ということだけ。決まりはないので、アイデア次第では、今日いきなり「現物投資」を始めることだって夢ではないのです。

 本物のブツがある投資がなぜ良いかと言えば、ずばり、元本を毀損しにくいからです。それが株式やFX、仮想通貨といった投資と全く異なる点です。株価や為替は、景気や予測できない事態に左右されます。元本を大きく毀損して破滅の道をたどった人は少なくありません。

 一方、「現物投資」はその危険が少ないのです。代表的な「不動産」や「超高級腕時計」をイメージしてみましょう。不動産は、家賃収入がいきなり暴落して0円になるような事態はありませんし、ブツがあるから不動産価値が極端に減ることも少ないのです。超高級腕時計も、基本的には値段は下がらず、ほとんどの場合はプレミアが付いて上がっていくのです。

億り人になるには「現物投資1年」で十分

「現物投資」は主に富裕層がやっているため、それほど世の中に知られてはいません。書店に並んでいる投資の本をいくつも確認しましたが、「現物投資」の本質について触れているものはほぼ見かけませんでした。それだけ大富豪たちが口外してこなかったという証でもあり、秘密のままにしておきたいわけです。

 私自身、現在の投資の師匠・オリバーに出会うまで、「現物投資」を知ってはいても、その本当の破壊力を知りませんでした。師匠のオリバーは資産数億ドル、世界でも指折りの「ケタ違いの資産家」です。彼の「現物投資」の教えを素直に実行していっただけで、私の人生は激変しました。

 資産が1億円を超え、わずか3カ月であっという間にFIRE(ファイア/経済的自立と早期リタイア)を達成できたのです。

 ですから、「億り人」を真剣に目指す人ならば、1 年以内に資産を「億」にすることは、まったく夢なんかではありません。まずは頭のなかの「常識」や「先入観」という固定観念のリミッターを外してみましょう。この世には見たことがない資産構築の世界も、たくさんあるのですから。

【プロフィール】

戸塚真由子(とつか・まゆこ)/資産構築コンサルタント。超倹約家の家庭で育った反動で、「お金持ちになる」が小さい時からの夢になる。公務員として勤務した後、民間に転職し、月収800万円を稼ぐ凄腕営業となる。その後、婚活もかねて世界38カ国を行き来し、世界中の大富豪やVIPとの太いパイプを作る。現在の投資の師匠に出会い、資産・収入ゼロから3ヶ月でFIRE達成、4ヶ月で資産1億円になる。2022年末に発売された、著書(サンマーク出版)は13万部を突破するベストセラーに。

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「時給や月給で働く人」が貧困化する理由とは

2023年02月18日 07時27分35秒 | お金持ちの思考

どうやったら価値を生み出せるかを考えることが「仕事」

時給で単純労働をしてくれる人がいるからこそ、世の中の便利なサービスが受けられることも事実です。

しかし、世の中に何事かを成したいと思うなら、時給でお金がもらえるラクな仕事から真っ先に足を洗ったほうがよいと私は考えています。

時給制の問題点は、あなたの仕事のクオリティや成果にあまり関係なく、賃金が支払われるということです。

多少の差はあるにしろ、少しくらいサボったとしても、たとえばコンビニで5時間働けば、5時間分の賃金が支払われます。忙しい店でも、ヒマな店でも、時給800円と決まっていれば、5時間で4000円が支払われます。

これでは、「どうやったら価値を出せるかを考えて、一生懸命働くこと」がバカバカしくなります。

とりあえずその時間が過ぎればお金がもらえるのですから、どうせならラクなほうがいいに決まっています。

極端な話、何もしなくても(とりあえず出社して仕事をするフリをしているだけで)お金がもらえるとなれば、誰でもヌルくなるでしょう。そうすれば、与えられた仕事をきちんとやる人なら、時給がより安い人にスイッチされます。雇う側からすれば当然です。

その人件費すら非効率となれば、機械を導入して自動化します。そして人は不要になります。

 

労働時間に関係なく成果でお金がもらえる人になろう

しかし、クリエイター、自営業者や起業家は、いくら長時間働いても、それが売れなければ収入はゼロです。

逆に、1日1時間しか働かなくても、売れれば収入は天井知らずです。つまり、目に見える労働時間には関係なく、より付加価値のあるアウトプットを出せたか、人の役に立てたかどうかが問われます。これは恐怖であると同時に、醍醐味でもあります。

そして、この厳しさは、個人を鍛えてくれます。「何が売れるか?」「どうすれば売れるか?」という工夫と発想を、つねに問い続ける習慣ができます。

すると、残業とか、休日出勤とか、有休などはどうでもよく、自分が出すべき価値にフォーカスできるようになります。

月給の良いところは、日々の労働時間や生活のことを気にせず、じっくり仕事に取り組めることです。さらに年俸制なら、残業という概念からも解放されます。

しかし半面、「しがみついていれば、とりあえず25日には給料が振り込まれる」という甘えにもつながりやすいのです。

「時間でお金をもらう」という働き方からは1日も早く足を洗い、「自分が働いた成果でお金をもらう」という働き方にシフトしなければなりません。

文:午堂 登紀雄(米国公認会計士)

大学卒業後、会計事務所などを経て、米国コンサルティングファームで経営コンサルタントとして経営戦略立案や企業変革に従事。貯金70万円を1年で3億円の資産に成長させた経験をもとに、お金持ちになる方法や考え方を伝授。

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CAが感動!エグゼクティブは「呼び出しボタン」を押した後も一流だった

2023年02月15日 08時02分08秒 | お金持ちの思考

ビジネスシーンにおいて、経験と実績を重ねていくとそれに応じた役職や地位が与えられます。役職が上がってくると責任が課せられ、プレッシャーも大きくなりますが、これまでの実績や成果を認められたという喜びと新たな仕事のやりがいを感じることができるものです。役職が与えられ、部下も出来、仕事に対する自信が大きくなっていくと、知らず知らずのうちに失われていくものがあります。それが「謙虚さ」です。今日は一流の人にみる「謙虚さ」についてです。(CCI代表取締役・元国際線チーフパーサー 山本洋子)

写真はイメージです Photo:tongpatong/gettyimages
写真はイメージです Photo:tongpatong/gettyimages© ダイヤモンド・オンライン

ファーストクラスに乗る謙虚な人と横柄な人の違い

 ファーストクラスにお乗りになるお客様は、社会的な地位や役職があり、経済力も伴っている人です。企業の代表者、指導者としてご活躍されている方が多く、大企業の経営者ともなれば、スケジュールは秘書が管理し、移動も運転手付きの車で送り迎えされ、こまごました身の回りの雑務はすべてお付きの人が行います。

 日々人を使うことに慣れ、それが当たり前になってくると、本人も気が付かないうちに人に対する接し方が変わってくることがあります。それが、謙虚か横柄かという人柄になって表れるのです。

 あるお客様が「乗務員呼び出しボタン」を押した時のことです。無意識な振る舞いに”真のエグゼクティブ”を感じたケースがありました。一体どんな振る舞いだったのか、ご紹介しましょう。

 

乗務員呼び出しボタンが点灯した時の出来事

 「謙虚な人だなあ」と思う要素の一つに、「言葉遣い」があります。

「お水、持ってきて!」「和食、頂戴!」「ワイン、お代わり!」「ビール!」などは、CAがミールサービス中によく耳にするフレーズです。強い口調で命令しているのではありませんが、謙虚なお客様の言葉遣いは少し違います。

「お水をください」「和食をお願いします」「ワインのお代わり、いただけますか?」なのです。さらに、「手の空いた時でいいですから」という相手をねぎらう一言があります。

 これはCAに気を使っているのではありません。カッコつけて、いい顔をしているわけでもありません。誰に対しても分け隔てなく、無意識に相手を尊重した丁寧な言葉遣いが身に付いているのです。丁寧な言葉を使っているからといって、決して慇懃(いんぎん)無礼でもありません。冷たい印象を与えず、礼儀正しい謙虚さが浮き立っています。

 人の謙虚さに触れると、おのずとこちらも謙虚になるものです。一流のビジネスパーソンは、普段の何げない会話でも、周りに影響を与えているのです。

 そして、謙虚な人と印象付けることに、「譲る」という行為があります。

 あるフライトのファーストクラスでの出来事です。サービスが終わりお客様がお休みになり始めた頃、客室の2席のお座席に乗務員呼び出しボタンが点灯していました。CAが全員ギャレーと呼ばれる機内のキッチンに入っており、どちらのお客様が先にお呼びになったのか、現場を見ていないCAにはわかりません。取り急ぎ、ご用をうかがいに乗務員呼び出しボタンが点灯している2席のうちの一番近くの座席のお客様のところへ近づくと、「あちらの方が先に呼ばれていたので、あちらの方を先にうかがってください」とおっしゃったのです。

 乗務員呼び出しボタンを押すということは、何かご用があるということです。普通であれば、このような状況ではご自身のご用件をまず先に伝えるというお客様が多いです。

 しかし、このお客様は律儀にも、ご自分より先に乗務員呼び出しボタンを押された他のお客様を、先に対応するよう申し出られたのです。誰も見ていない中、先に用件を伝えることができたにもかかわらず、当然のこととして順番を譲られました。どういう状況であれ、真のエグゼクティブは、謙虚な態度が普段の無意識な振る舞いに出るものだと感じた瞬間でした。

 ファーストクラスに限らず、日常生活においても「自分が、自分が」と主張したり、我先にと他を押しのけたりする振る舞いを目にすることが多い中、人に先を譲る、順番を譲るという謙虚な振る舞いを目にするとその人の優しさを感じると同時に、人としての器の大きさと品性を感じます。

 

「譲る」お客様はあらゆる行動がスマート

 また、他のフライトでも同様のシーンに遭遇することがありました。

 機内の狭い通路でお客様同士がすれ違うとき、少し立ち止まって座席と座席の間に入り、人に先を譲るお客様がいらっしゃいます。一方、狭い通路でお互いが背を向け、お尻を引っ付けながらも同時に、無理やり通ろうとする光景をよく目にすることもあります。お互いが譲らない場合に起こる光景です。

 通路は互いに譲りましょう!と呼びかけているわけではありませんが、ほんの一瞬相手に先を譲れば、その場が和み、良い雰囲気が生まれます。心地良さは少しの思いやりと謙虚さがあればできることなのです。

 これは、お客様同士のときだけではありません。CAに対しても通路を譲ってくださるお客様がいらっしゃいます。そのようなお客様は、会話にしても、他の振る舞いにしてもとてもスマートなのです。

 たったそれだけのささいなことですが、印象は大きく違います。相手を立てる、尊重するという振る舞いには、その人の心の余裕と人格が表れていて、その場の雰囲気も心地の良い空気に変わるのです。

 

謙虚な人は人の話をよく聞く人

 そして、謙虚な人は人の話をよく聞きます。

 自分の話ばかりをしたり、自分の主張を押し通したりする人は、度を越すと人が離れていきます。言い換えれば、嫌われる、信頼されないということです。ビジネスシーンにおいては、人から信頼されないということは致命傷です。上司であれば、部下がついてこないということになるのです。

 CAは長時間のフライトで、時間を持て余していらっしゃるお客様とお話しするときがあります。そんなときCAは、できるだけお客様のお話を聞く側に回るのですが、謙虚なお客様と会話をしていると、自然と話題が振られ、いつのまにかお客様の話を聞くよりも、こちらが話し過ぎてしまったという経験があります。

 人は誰しも、自分の話を聞いてもらいたいと思うものです。人の話を聞くよりも、自分の話をすることを好むのは人間の承認欲求ですから仕方ありません。役職が上がり、経験も武勇伝も増えていくと、自分でも気が付かないうちに自己評価が上がり、自意識も過剰になってくる人も少なくはありません。

 どんな立場や役職にあっても、謙虚な人はさえぎることなく最後まで人の話をよく聞き、自分の意見や価値観を押し付けません。自分のすごさをひけらかさなくても、自然と際立ってしまうのです。

 ここで注意しておきたいことは、謙虚な人とは、消極的でおとなしい人とは違うということです。自分の立場や役職、能力におごらず、自分の価値観や考えはきちんと持ちながらもそれを主張することなく、控えめで慎ましい振る舞いができる人です。あくまでもさりげなく相手本位に振る舞うことができる人なのです。それによって人から信頼され、協力者が多く集まります。ビジネスシーンにおいては、結果として仕事ができる人と評価されるのです。

 ファーストクラスに乗るエグゼクティブは、謙虚で慎ましく、相手を立てることがごく自然に、恩着せがましくなくできる人だと感じます。言葉が少なくても、人格がにじみ出るのです。

 昔から「実るほど頭の下がる稲穂かな」「能あるタカは爪を隠す」と言われますが、これは現在にも通用する本質を見抜いたことわざなのかもしれません。

 

山本 洋子

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「昔の金持ち」と「今の金持ち」、決定的な思考の違い

2023年01月28日 12時40分42秒 | お金持ちの思考

昔のお金持ちと今のお金持ちでは、努力に対する考え方が決定的に異なります。

旧タイプの富裕層は「努力」という言葉が大好きです。だから若者に対しても叱咤激励します。一方、新タイプの富裕層はそういう「熱さ」を持っておらず、持っていても内に秘めている人が少なくありません。
旧タイプの富裕層は「努力」という言葉が大好きです。だから若者に対しても叱咤激励します。一方、新タイプの富裕層はそういう「熱さ」を持っておらず、持っていても内に秘めている人が少なくありません。© All About, Inc.

 

旧タイプのお金持ちは努力がすべて

「努力は尊い」と思っている人は少なくないと思います。旧タイプのお金持ちは「努力」という言葉が大好きです。だから若者に対しても叱咤激励します。たとえば「死に物狂いで努力しろ」「がむしゃらにやれ」「今はしんどくても耐えろ」などです。

書店でそういう自己啓発本を見かけたら、著者のほとんどは旧世代です。そうやって成り上がってきた成功体験を持っているから当然でもあります。むろん現代でもある程度当てはまるので否定されるものではありません。

 

新タイプのお金持ちは、努力という感覚を持たない

一方、新タイプのお金持ちは、そういう「熱さ」を持っておらず、持っていても内に秘めている人が少なくありません。

では新世代の1億円プレーヤーは「努力」をしないのでしょうか。

はたから見るとやっていることは努力そのものなのですが、本人たちに「努力している」とか「がんばっている」という感覚がない、という方が正確でしょう。なぜかというと、彼らは自分がやりたいこと、自分がワクワクすること、使命感を感じることを仕事にしていて、その仕事に没頭しているからです。

夢中になって取り組んでいるので、仮に長時間労働になっても苦にならない。「モチベーションが上がらない」といった悩みもないのです。だから「がんばろう」とか「努力しよう」などと自分からは言わないし、他人にも言いません。

「自分だってがんばってます」などとアピールする発想は微塵もなく、「がんばっているのに報われない」などと嘆くことなど、さらにありえないのです。

 

 

やりたいことだけに全集中する

一方で、彼らは「ガマンする」とか「やりたくないこと」は徹底的に避けます。やりたいことだけをやり、「やりたくないこと」は他人に任せたり、外注に出したりします。自分がやるのは「やりたいこと」だけ。だからこそ常に仕事に没頭でき、仕事にワクワクし続けていられるのです。 

そもそも、高いパフォーマンスを発揮するために、必要な要素とは何かというと、それはやはり、「やりたい」「自分がやるんだ」という強い衝動でしょう。それが強烈な集中力を生むのですから。

そういう状態にあるとき、「自分はがんばっている」とか「努力している」などとは感じません。いわゆる「フロー」とか、スポーツでいうところの「ゾーン」という状態です。そして、その集中力が切れた後にやってくるのが「充足感」なのです。

文:午堂 登紀雄(米国公認会計士)

大学卒業後、会計事務所などを経て、米国コンサルティングファームで経営コンサルタントとして経営戦略立案や企業変革に従事。貯金70万円を1年で3億円の資産に成長させた経験をもとに、お金持ちになる方法や考え方を伝授。

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