お役立ち情報ブログ

日々の生活やビジネスにおいて役に立ちそうな情報を収集、公開しています。

お金持ち体質は会社を「チャンスの宝庫」と考える

2020年10月27日 07時31分57秒 | お金持ちの思考
「ブラック企業」だと騒ぐ人の傾向
私はこれまで3社でサラリーマン生活をし、独立後も数多くのビジネスパーソンと交流してきましたが、いわゆる労働条件の悪い会社を「ブラック企業」だと騒ぐ人に限って、成果はそれなりの傾向があると感じています。
おそらくその理由は、自分の状況が不満である原因は自分ではなく会社にあり、自分が変わるのではなく、会社が変わることを要求しているために、自己の能力向上に意識が向かわないからでしょう。

こういう人たちは、まじめであるがゆえに、自分の能力を高めることよりも、自分の権利を守ることに必死です。有休がとれないのはおかしい。残業が続くのはおかしい。こんな低い給料はおかしい。労働基準法違反だ。労働環境を改善しろ……。

かくして不満は高まるわけですが、不平不満を抱えながら良い仕事はできないでしょう。結果として、仕事の成果にも反映されるのは想像に難くありません。

伸びる人材は、チャンスを追い求める
しかし伸びる人材は、自分の権利はどうでもよく、チャンスを追い求めます。そして、会社の中にチャンスを見つけたら、すぐに手を挙げます。
そもそも、会社はチャンスの宝庫です。

たとえば、会社のお金を使って様々な実験ができ、給料をもらいながらスキルを高めることができます。営業術でも法律でも経理でも、何かを学ぶにはお金を払わなければ教えてもらえませんが、会社はお金をもらって仕事を教えてもらえます。あるいは、会社の看板があるからこそ会える人もいるでしょう。

あるいは仮に自分の上司がバカ上司であっても、彼らが持つ経営資源(権限、人脈、肩書など)を、自分のカードとして利用し、自分が仕事を進めやすいように誘導することもできる。

また、多少は失敗しても、たいていは始末書とゴメンナサイで済むものです。大きな失敗なら減給やボーナスカットがあるかもしれませんが、職業人生40年と考えれば1回や2回の減俸は誤差の範囲ではないでしょうか。

さらに、ちょっとセコイかもしれませんが、日中はトイレがタダで使えるから、水道代やトイレットペーパー代の節約ができます。スマホや携帯の充電もできるでしょうし、エアコンも使えるから、自宅の電気代も浮きます。

中には、コーヒーが飲めたり社食があったり、子どもを預かってくれたりする会社もあります。定期券が支給されれば、その区間は実質タダで乗り降りし放題。会社のお金(出張旅費)を使って、初めての場所にも行けるでしょう。

会社員でいる間は、自己の能力向上に意識を向ける
前述のことはともかく、成功をつかみ取る人とは、仕事はお金を稼ぐ手段というより、自分を成長させる手段という捉え方のほうが強いものです。だから多少のブラック環境などは気にせず仕事に邁進します。
私の友人で、現在は独立起業してバリバリ稼いでいる人のほとんどは、若いころは超絶ブラック企業に勤めていたか、ブラックな働き方をしていました。

他にも、周りの起業家に聞くと、1日400枚の名刺交換をしていたとか、ガムテープで受話器を手にぐるぐる巻きにして立ってテレアポしていたとか、土下座営業をしたことがあるとか、壮絶な過去を持っています(現在はそこまではないそうですが)。

同期が次々と退職していく中、彼らは踏ん張って成果を出し、表彰されたり昇進したりし、やがて起業して成功を掴んでいます。

彼ら曰く、「確かにしんどかったけど、ほかの会社は知らないし、目の前の仕事に必死で会社の文句を言っている場合ではなかった。給料なんて使う暇もなく、給与明細を開封するのも数える程度だった」と言います。

もし彼らが当時「労基法うんぬん」などと権利をふりかざしていたら、きっと今の彼らはなかったでしょう。

もちろん、うつや過労死になってはいけないので、どこまで働くかは個々人の判断になります。しかし、「目の前の仕事に専念する」「自分が出すべき価値にフォーカスする」ことは、それ以外の雑音を消してくれる効果があります。

会社の問題点があるなら、合理的で説得力のある提案をすればいい。それをせずして不平不満があるとしたら、本気で仕事に取り組んでいないということです。
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お金持ちになれる人は「裏切られた時」、どうしてる?

2020年10月24日 06時56分20秒 | お金持ちの思考
怒りや憎しみを引きずらない人には「運」が向いてくる
お金と成功は、ピンチの時のちょっとした対応の違いでもたらされる! なぜか不景気にもかかわらず仕事が順調でお金回りの良い人。逆に一生懸命働いても、なかなか仕事もお金もままならない人……。それは逆境やピンチの時の考え方や行動の仕方に違いがあるようです。
日常の困難を乗り切ることで仕事とお金の運を引きこむ方法とは? 強運コンサルタントの横山信治さんがお教えします!

* * *

人生では信頼していた人に裏切られるような場面に遭遇することもあります。ひどく落ち込んだり、人間不信に陥ったり強い憎しみや恨みを覚えてしまったり……。辛い場面だからこそ、そこをどう乗り越えるかで成功する人とそうでない人に分かれるのです。

信頼していた人、親しい人に裏切られたら誰もがショックです。最初は怒ったり、憤りを覚えるでしょう。問題はそれをどこまで引きずるか? 成功する人は怒りや憎しみを長く引きずりません。どこかで気持ちを転換し、次に進むことができるのが特徴だといえます。

恨みや憎しみというマイナスの感情を引きずるのは、自分の人生にブレーキを掛けている状態と同じです。次の人生に向かって動き出すエネルギーを押さえつけてしまうわけです。

成功している人ほど、過去の辛い体験を……
たしかに怒りや憎しみをバネにして頑張る人もいます。しかし、その頑張りが成果に結び付くのは一時的で、長期的な視点で見るとマイナスの感情からの頑張りは大きな成功には結び付かないと思います。
マイナスの感情に支配されて動いている人物に、人は魅力を感じません。逆に怖さや窮屈さを感じますから、次第に人が離れていき孤独になっていく。するとますます頑なになって人が離れていくという悪循環に陥りがちです。

現在成功している人ほど、過去のそんな辛い体験をまるで他人事のように明るく笑い飛ばします。「本当にそんな大変なことがあったの?」。聞いている方が不思議になるくらい、過去に捉われている暗さがありません。

自分を裏切った人物に対して非難することもなく、大らかに語れる人物に対して皆さんはどんな感じを抱きますか? 人間的な温かさや厚み、器の大きさを感じるのではないでしょうか? それが魅力や人徳となって人が集まり、結果として成功に近づくのです。

物事に執着しているとチャンスを逃す!?
仏教では「執着」という言葉を用います。人を憎んだり恨んだりすることは、それに捉われている不自由な状態なのです。憎しみや恨みに執着することで、その状態から抜け出せず前に進むことができないのです。
執着している状態は視野が狭くなっている状態でもあります。憎しみや恨みにばかり目が行って、感情や感性がすべてそれに引きずられてしまう。するとそれ以外のたくさんの情報を受け止めることができず、良いチャンスがあっても見逃してしまうのです。

英国で行われた実験ですが、自分をラッキーな人間だと思うと答えた人たちと、アンラッキーだと答えた人たちをそれぞれ集めて新聞の記事を読ませ、その日の新聞に何枚写真が使われているかを数えてもらいました。

じつはページの中ほどに大きく、

「この新聞には写真が○枚使われています」

「この文字を見つけたことを伝えると50ドルもらえます」

と印刷されていたのです。

すると面白い結果になりました。自分をラッキーだと思っている人たちの多くが、その文字を見つけ、写真の枚数を当てたばかりか50ドルを手にしました。ところが不運だと答えた人の多くがその文字を見逃がし、四苦八苦して写真の枚数を数え、しかも50ドルをみすみす逃していたのです。

アンラッキーだと思っている人たちは、新聞を見渡す余裕がなく必死に写真を探していたために、せっかくのチャンスを逃してしまっていたわけです。つまり運がいい人はつねに視野を広く全体を見渡すことで、チャンスに気付くのに対して、不運な人ほど視野が狭く、チャンスに気が付かないのです。

このことからも1つの感情に捉われ、そこに執着することで「運」が落ちていくカラクリが分かると思います。血の通った人間であれば、瞬間的に感情に揺さぶられることは致し方ありません。

ただし、感情というのは1カ所に留めておくのではなく、流してやるもの。怒りや憎しみは一瞬燃え上がったとしても、しばらくしたらまた平素の感情に戻る。感情とは本来そういう種類のものであり、いつまでも自分の中に堰き止めておくものではないのです。

そうすることで感情は生き生きと流れ、執着から離れることができる。それが視野が広がることにつながり、「運」を呼び込むことになる。仕事やお金という結果につながっていくのだと思います。

教えてくれたのは……横山信治さん

1982年、日本信販(三菱UFJニコス)入社。ダメ営業マンから、全国No.1営業へ。ソフトバンクファイナンスに転職し、日本初のモーゲージバンク、SBIモーゲージ設立。当初4人でスタートした会社を上場会社へ成長させる。東証1部上場の金融グループにて役員、社長を経て、2014年4月独立。オフィス・フォー・ユー代表取締役社長。

小学生の頃、落語家の笑福亭松鶴に入門し、最年少プロ落語家としてテレビ、ラジオ、劇場に多数出演。これまで2万人以上のビジネスパーソンと接した経験を活かし、講演、執筆活動を行う。また独自の開運の理論と方法を確立し、「運」が良くなるコツとポイントを伝える活動も行う。

取材・文:ビルドゥングス
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「お金持ち体質」の話し方の特徴&避ける話題とは?

2020年10月20日 06時53分28秒 | お金持ちの思考
お金に好かれる人は相手を否定しない!?
なぜかお金が寄ってくる人がいる一方で、逆にいつまでたっても貯まらない人も。その違いはお金に対する心の持ち方や向き合い方が大きく影響しています。

お金持ちに共通するパターンとは何か? そこから私たちが学べることは? ビジネス心理研究家の神岡真司さんが解説します!

* * *

お金に好かれる人はコミュニケーションが上手な人です。

コミュニケーションが上手だから人が寄ってくる。人が寄ってくるところに仕事が生まれ、お金が生まれる。お金持ちの人は普段からコミュニケーションを大切にし、人間関係を大切にしているからこそ、お金が寄ってくるのです。

お金持ちの人の会話の特徴はYESの返答が多いことです。名づけて「YESマンの法則」と言っていますが、相手の言うことに盲目的に従うという意味ではありません。

日常の会話の中で相手を否定たとえば次の会話を見てみましょう。

Aさん「最近世の中が物騒ですね。テロや紛争があちこちで起きていて、日本もそのうちに危ないんじゃないかな?」
Bさん「そうですね。日本人はのんびりしていますね」
Aさん「それじゃあダメですよね。危機意識がないと」
Bさん「そうですね。時代に合わせて意識も変わっていかないとダメですね」
Aさん「それがなかなか変わらないんですね」
Bさん「本当にそうですね。何から変えていくべきだと思いますか?」

Aさんの意見に対して、Bさんは「そうですね」でしか答えていません。

お金持ちの人に共通するのは、日常の会話の中で相手を否定したり、対立したりすることがほとんどないことです。

ホンネのところでは違う意見があるかも知れません。しかし、日ごろの会話において、相手を否定してまで自分を主張する必要などほとんどないはずです。そのことをお金持ちの人はよく知っているのです。

お金持ちは相手の承認欲求を満たすことで信頼感を得る
会話上手は聞き上手という言葉がありますが、そういう人は会話の中で「いや」「でも」「しかし」「だけど」といった否定の接続詞を使いません。逆に「そうですね」「なるほど」「よくわかります」といった肯定の言葉を使います。

肯定の言葉を使うことで相手は自分の話をしやすくなる。すると自分は認められたという満足感を得ることができます。

心理学でいう「承認欲求」が満たされるのですが、その欲求を満たしてくれる相手に対して人は好感を持ち、信頼感を持ってくれるようになるといいます。

好感や信頼感こそが、ビジネスや仕事につながり、ひいては収入にまでつながることを、お金持ちは意識せずとも体感で知っています。ですから彼らは目の前の人に好感と信頼感を持ってもらうように振舞います。

上手な質問をして相手に話をさせることがポイント
実際にお金持ちの人に会うと、自分の話をするよりも、こちらの話に興味を持ち、いろいろと質問してきます。相手を満足させると同時に、そうやって様々な情報を幅広く得ることで、自分の参考にしているのです。

大体相手に8割話をさせ、自分の話は2割くらいで抑える。すると面白いことにこちらが2割しか話していないのに。「あの人は話がうまい、会話が上手だ」という評価になります。

相手に話をさせるテクニックとして、即意当妙な相槌があります。「なるほど」「そうなんですか」「すごいですね」という相槌を適度にうつこと。相手は真剣に話を聞いてもらっていると感じ、気分が良くなってどんどん話をします。

とくに相手が繰り返し同じ言葉を使ったり、こちらのある言葉に大きく頷いたりしたら、その言葉に何か思い入れや、話したいことがあると考えてよいでしょう。その部分に話を振ると、相手は喜んで話を広げるはずです。

相手の使う言葉と反応を見ながら、相手のキーワードを探ることが、お金持ちの人は上手なのです。

お金持ちの人ほど避けたがる話題とは……
逆にお金持ちの人ほど避けたがる話題があります。

それは他人の「噂話」です。何人か集まると、1人は必ずこの手の話が好きな人物がいます。そういう人物は他人の噂をすることで、一時的に自分に耳目が集まることに快感を覚えるのです。

ただし、そのような会話が生産的なものを生み出さないことは誰もが知っています。それどころかその話が噂の主に漏れ伝わり、そこにいた人全員を敵のように認識してしまいます。

お金に好かれる人は、このような下品な会話で、余計な敵を作ることを最も嫌います。そこに前向きな話や、生産的な話がないからです。そればかりか、余計なトラブルに巻き込まれ、使う必要のないエネルギーを使うことにもなりかねません。

マイナスの会話をスルーする高等技術とは?
お金持ちの人は、会話がそのような方向に流れると、上手にスルーするテクニックも持ち合わせています。

ある人はそんな話になると、さりげなく「次の用事があるから」「待たせている人がいるので」など、適当な理由を付けてその場から退散します。

2人だけでの会話の場合はなかなかそのように抜けることは難しい。それでも、会話の流れを上手に変えることができます。

Aさん「○○さんは、どうやら他部署のYさんと不倫しているらしいよ。この前居酒屋で2人で飲んでるところを目撃されたんだってさ」
Bさん「そうなんだ。君の情報力はさすがだね。ところで、居酒屋といえば、駅前にできた店がすごくおいしいらしいよ」

Aさんの噂話に乗るのではなく、その情報力に驚くそぶりを見せながら、巧みに話を変えて自然にスルーしています。お金持ちになる人は悪いコミュニケーションから逃げることも上手なのです。

教えてくれたのは……神岡真司さん

ビジネス心理研究家。日本心理パワー研究所主宰。最新の心理学とビジネススキル向上理論に定評がある。法人対象でのモチベーショントレーニング、組織活性化コンサルティング、心のパワーアップセミナーなどで活躍中。
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「厳しい職場」で働いたほうが稼げるようになる理由

2020年10月15日 04時36分33秒 | お役立ち情報
若い人は、膨大な仕事量の会社を利用して稼げる人に
「働き方改革」と称し、年代や成長ステージ、労働意欲の違いに関わらず一律に規制しようとする昨今。そのため「ブラック企業」と批判されやすい、長時間労働、厳しいプレッシャーとノルマ、低い給与で膨大な仕事量の会社。
しかし私は逆に、そのような環境は、未熟な自分を鍛えてくれる養成ギプスのようなものであり、結果的には仕事の実力を高めるチャンスだと考えています。

たとえば陸上競技。全力で走ったときのスピードが遅い人は、どう走っても遅い。しかし、全力で走ったときのトップスピードが上がれば上がるほど、流して走ったときも速いものです。

仕事も同じく、量をこなすことでスピード感覚が身に付き、その量が質に転換する。私自身もそれを身をもって体験してきたし、私の周りで成功している起業家も、若き日は同じようにブラック的な働き方をしてきた人がほとんどだからです。

もうひとつは、自分に自信がつくことです。自分がどこまで頑張れるのか、自分の限界まで頑張ったときに、いったいどれくらいの力が出せるのか、知っている人はどれくらいいるでしょうか。

死に物狂いでがんばったという経験がなければ、自分がどれほどの力を持っているのかわからないし、その力をどうやって出せばいいかもわからないでしょう。

ギリギリまで追い込まれて、何度も「もう無理だ」「もう諦めよう」と思ったけど、なんとか乗り越えられた、無理じゃなかった、がんばったらできた。それが自信になる。

底力を出せる人間と、底力を出したことのない人間とでは、その後の職業人生に大きなさがつくのではないでしょうか。

そういう自分の中に眠る「底力」は、限界までがんばったときでなければ目を覚ましてくれないものです。そして、限界だと思っていた状況で踏ん張っていると、さらに遠い限界に行けるようになる。 

しかし、自分で自分を追い込めるほど、意志の強い人はそう多くありません。であれば強制的に追い込まれて、限界まで努力せざるを得ない環境に身を置くことが必要で、それがブラック的な働き方です。

部活動だって、全国大会常連の強豪校ほど練習はハードで、弱小校から見ればそれこそブラックでしょう。でも、だから選手たちは限界を超えて力をつけ、全国レベルで戦えるようになる。

人の限界はそれぞれ違う。休む勇気、逃げ出す勇気も必要
私はここで、精神を病むまで追い込まれたり、体調を崩すまで無理をすることを勧めているわけではありません。休憩なしにがんばっても集中力は続きません。
人の限界はそれぞれ違いますから、「これじゃもたない」という場面では休む勇気、逃げ出す勇気も必要です。

しかし、昨今の価値観である、残業が少なく休日出勤もなく、定時で帰れる超ホワイト企業を理想として働いていたらどうか。

それが実力と自信をつけた30代後半以降であれば、仕事と家庭の両立ができるうえに健康面からも理想的ですが、20代でその環境に慣れてしまうと、将来使い物にならない人材の一丁上がりというリスクをはらんでいます。

今やっていることが未来の自分を作ります。では自分はいったいどういう人物になりたいのか? どういう未来を理想としているのか? そう考えたとき、「ブラック企業はけしからん」とただ糾弾することが、個人の職業人生にとって本当に正しいことなのか。

寿命100年時代を迎えるという説が本当ならば、職業人生は70年近くあるかもしれないわけで、数年の武者修行など誤差の範囲。

「仕事はそこそこ」という価値観が覆っている時代のいま、20代で未来を見据え、自分の人生の初期に意図的にブラック労働を組み込める人こそ、末恐ろしい戦略家であると思います。

ちなみに採用側からすると、そんなことを言っては誰も入社してくれないし、早期離職を繰り返されて採用コストが上がるうえ、定着率が悪ければ将来を担う人材は育ちません。

今は前述のような価値観を企業が押し付けては人は採れないのです。あくまで働く個人サイドに立った考え方です。
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今さら聞けない税金の「控除」の意味と仕組み 計算例を交えて徹底解説

2020年10月04日 09時26分05秒 | 税金
税金の仕組みは複雑で難しい言葉も多く、理解することに苦労している人も多いのではないでしょうか。

たとえば、ふるさと納税では「所得税・住民税の控除が受けられる」と言われますが、この意味をしっかりと理解している人は少ないようです。

実は税金における「控除」とは大きく2種類に分けられ、場合によっては確定申告をしなければ控除されないものもあります。

そこで今回は、税金の「控除とは何か?」を徹底的に解説し、税金で損をしないための方法までお伝えしてきます。

税金における「控除」の意味とは
税金における「控除」とは、一定金額を差し引くという意味があります。

控除は個々の事情などを考慮して、税負担を軽する役割を果たしています。

控除には「一定金額を差し引く」という意味であり、「現金で返ってくる」わけではないことに注意してください。

たとえば、毎月給与から天引きされる「健康保険」や「厚生年金」などの社会保険料は、「社会保険料控除」として支払った全額が控除の対象です。

ふるさと納税をした場合にも、寄付金のうち2,000円を超える部分に対して控除を受けられます。

このような税金における「控除」ですが、大きく分けて2つの控除があります。以降で詳しく見ていきましょう。

税金の控除は大きく分けて2つ
税金の控除は「所得控除」と「税額控除」の2つに分けられます。

これらは同じ税金の控除でも、控除のされ方が全く異なるため、混同しないようにしましょう。

1. 課税対象の所得を減らす「所得控除」
所得控除は14種類© マネーの達人 提供 所得控除は14種類
≪画像元:国税庁[https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2015/b/01/1_04.htm]≫
まずは課税対象の所得を減らす「所得控除」から説明していきます。

実は、所得控除には14種類もあり、先述させていただいた社会保険料の支払いやふるさと納税をした際に控除される以外に、無条件で控除される基礎控除までとさまざまです。

「所得控除」の仕組み
では、所得控除の仕組みについて解説します。

所得控除は「所得から差し引かれる金額」と言い換えられ、所得に対して一定の条件を満たすことで受けられる控除です。

「所得控除」の事例
次の例で見てみましょう。

≪Aさんの所得税額≫

【年収】400万円(会社からの給与)
【支払った社会保険料】60万円

【ふるさと納税】4万円実施

このAさんの所得控除を計算してみます。

(1) 給与所得控除を計算する
Aさんは会社から給与を受け取る会社員であるため、給与所得控除を受けられます。

給与所得控除については下記の国税庁ホームページの「No.1410 給与所得控除[https://www.nta.go.jp/m/taxanswer/1410.htm]」に詳しく載っています。

400万円 × 20% + 44万円 = 124万円
(2) 給与所得控除後の金額を計算する
400万円 – 124万円 = 276万円
(3) Aさんの所得控除を計算する
Aさんの所得は上記の276万円ですが、ここから所得控除を活用できます。

今回の例では、誰でも無条件で控除が受けられる基礎控除が38万円のほか、社会保険料控除とふるさと納税による控除が受けられます。

38万円(基礎控除)+ 60万円(社会保険料控除)+ 3万8,000円(ふるさと納税による寄付金控除)= 101.8万円
(4) Aさんの所得税額を計算する
所得税率の速算表© マネーの達人 提供 所得税率の速算表
≪画像元:国税庁[https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2013/taxanswer/shotoku/2260.htm]≫ 276万円 – 101.8万円 × 5% = 8万7,100円
つまり、「所得控除を受ける」ということは、

「現金で返ってくる」という意味ではなく、「課税される所得税額が少なくなる」ということ
です。

所得控除を活用するほど所得が低くなり、結果として納めるべき所得税が少なくなる仕組みです。

ただし、ふるさと納税の場合には「ワンストップ特例」を使った場合と、確定申告をした場合で控除される税金が異なることに注意してください。

【ワンストップ特例】翌年の住民税が控除
【確定申告】所得税と住民税

上記の例では確定申告を行って「寄付金控除」を適用しましたが、確定申告が不要になる「ワンストップ特例」を利用すると翌年の住民税から控除されます。

では、もう1つの控除である「税額控除」とはどのようなものか、以下で詳しく見ていきましょう。

2. 税金そのものを減らす「税額控除」
税額控除には確定申告が必要© マネーの達人 提供 税額控除には確定申告が必要
所得控除以上に税金の負担を減らす効果が大きい制度が「税額控除」です。

税額控除は、上記(4)で算出した所得税額から直接差し引くことができる
ためです。

ただし、税額控除は対象となる場合が限られているため、誰でも簡単に利用できるものとは言えません。

詳しくは国税庁のホームページ「No.1200 税額控除[https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1200.htm#:~:text=%E7%A8%8E%E9%A1%8D%E6%8E%A7%E9%99%A4%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E8%AA%B2%E7%A8%8E,%E3%82%92%E6%8E%A7%E9%99%A4%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82]」をご覧ください。

税額控除の中でも最も有名な制度が「住宅ローン控除」ではないでしょうか。

住宅ローン控除は、年末の住宅ローン残高に対して1%が税額控除される仕組みです。

たとえば、年末に1,000万円の住宅ローン残高があれば、その1%である10万円の税額控除を受けられます。

先述のAさんの所得税額が8万7,100円でしたが、ここから10万円が差し引かれるためAさんの所得税は0円となります。

なお、控除しきれなかった1万2,900円は、上限の範囲内で翌年の住民税額から差し引けます。

対象となる場合は限られますが、税額控除は所得控除以上に節税効果が大きいと言えます。

所得控除や税額控除は適用するほど節税効果が高まります。

しかし、場合によっては確定申告が必要となるため、自分がどの所得控除や税額控除を利用するのかを確認していきましょう。

会社員でも確定申告が必要な控除もある
多くの会社員の人は確定申告はしていないと思います。

しかし、次の所得控除を利用する場合には確定申告が必要です。

・ 医療費控除
・ 寄付金控除(ふるさと納税でワンストップ特例を利用した場合は不要)

・ 雑損控除

これらの所得控除は確定申告が義務となっているため、忘れないようにしておきましょう。

また、

税額控除については基本的に全ての控除で確定申告が必要
です。

ただし、住宅ローン控除については、最初の1年だけで翌年以降は確定申告は必要ありません。

所得控除と税額控除の仕組みを理解し、フルに活用していきましょう。(執筆者:福森 俊希 監修:税理士 鈴木まゆ子[https://manetatsu.com/author/suzukimayuko/])
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