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「最近いつHした?」空気を読めないトシちゃんに不安しか感じない、『爆報!THE フライデー』

2011年11月12日 08時25分42秒 | ニュース

『職業=田原俊彦―「ありがとう」、
それだけが伝わるならいいのに。』
/ロングセラーズ

 今回ツッコませていただくのは、11月4日に放送された、『爆報!THE フライデー』(TBS系)。

 10月21日にスタートした、爆笑問題の新番組だが、「再ブレーク中」といわれる田原俊彦が「スペシャルゲストMC」という肩書きで、バラエティー初MCを務めることがスタート時の話題になっていた。

 この番組の前身となる番組でも何度かトシちゃんはゲスト出演していて、そのたび自由すぎる言動で爆笑問題のふたりの笑いをとっていたから、それが好評でレギュラーになったということか。

 初回放送では、自身が干されたことについて振り返り、「パリパリになっちゃったよ」という名言(?)を残したトシちゃん。爆笑問題・太田光曰く、「自分以上にKY」だというトシちゃんの自由さが番組の一番の見所なのだとは思うが、トシちゃんのこのノリ、1時間の番組の中で見ている側がヒヤヒヤするようなやり取りが何度かあった。

 まずオープニングで、いきなり太田の背中にドロップキック。そこまでじゃれ合える仲だからということなのかもしれないが、太田がこういう扱いを受けるのをあまり見ないだけに、なんとなく不安になる。太田の顔も笑ってはいるが、唐突すぎるキックにちょっと笑顔もピキピキしているようにも見える。

 ローラに向かっては、「最近Hしたのはいつ?」と唐突に直球すぎる下ネタを投げる。いつも明るいローラも、「こういうのはダメだよ。NG、NG」と、見た事ないようなドン引きの硬い表情になってしまう。

 続いては尾木ママ。尾木ママを囲んでトークで盛り上がる中、視線が定まらずキョロキョロし始めるトシちゃん。「飽きた?」「眠そう......」と、一応「笑っていい場面ですよ」という合図のようにテロップが入るが、興味のわかない教育論が続くのに完全に我慢できなくなったらしく、唐突に自分の股間をつかんで、

「もう俺、ビンビンだぜ!」

 なんだそれ。大人の難しい話に飽きた子どもか。しかも、

「ママもビンビンだぜ!」

 と、尾木ママの股間に、まさかのタッチ。かつてのトシちゃんのドラマの代表作『教師びんびん物語』(フジテレビ系)に影響を受けたと言ってくれているのに、このKYな仕打ち。すごいぞトシちゃん。

 とどめはジャニーズ事務所の先輩にあたる、川崎麻世とのやりとり。麻世の実家が経営する喫茶店の麻世のお母さん手作りの自慢のカレー、その名も「麻世カレー」を一口食べたトシちゃん。…
「まずい!」

 続く太田も、

「うん......まずい!」

 確かにこういったボケはバラエティーではお約束の光景だし、直後に「うそうそ。美味しい」とフォローもしているのだけれど、何かスタジオ全体が苦笑に包まれるというか、共演者たちにもどこまで笑っていいんだろう、どこまでツッコんでいいんだろうという空気になってしまう。麻世じゃなくてお母さんが作ったカレーだしなぁ。以前『はねるのトびら』(フジテレビ系)で、アンガールズ・田中卓志やフットボールアワー・後藤輝基のお母さんが作ったお弁当が酷評されたときに流れた、なんともいたたまれない哀しみの空気を思い出した。

 麻世もどうにか、「(田原俊彦と)一緒に出たら損だね!」とキレ気味に言って笑いに変えていたが、隣にいる妻のカイヤすらかつてのキレ芸を封印して固まった笑いを見せるのみ。とにかく各所で発揮されるトシちゃんのフリーズ力はすさまじい。

 数々のトシちゃんの自由なボケに対しては、本来は爆笑問題・田中裕二がツッコんで処理していく形になるはずだが、「ハハハ......」と笑ったり、番組序盤ではツッコまずに小さい声で「まあ、そんな感じで......」と流すという、見た事もない田中のリアクションが見られた。ツッコミの正解が分からなさそうなボケ(悪ふざけ?)が多いし、タイミングも唐突。太田とトシちゃんが再現なくボケるのにダブルでツッコむのは、さすがの田中も大変だろうが、そもそもトシちゃんの大ファンだということも手伝ってか、できの悪い息子への「しょうがないなぁ」という甘やかし的な愛があるようにも見えてしまう。

 日ごろバラエティーで毒舌を吐いたり失礼な発言や行動で笑いを取る芸人やタレントも、どこまで大丈夫かといった、相手との距離感や空気を読んで成立しているもんなんだなぁということを、改めて教えてもらった気がした。

 当然これからも毎週トシちゃんは出続け、ボケたおすわけだが、トシちゃんの破壊力に、週を追うごとに爆笑問題がどんどんすり減っていくんじゃないかということが気がかりな番組でもあります。
(太田サトル)
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円、介入後高値を更新 一時77円6銭

2011年11月12日 08時09分56秒 | 為替
 11日のロンドン外国為替市場で円が急上昇し、一時1ドル=77円6銭と、10月31日の政府・日銀による円売り介入後の高値を更新した。欧州債務問題に対する過度な悲観論が後退し、ユーロを対ドルで買い戻す動きが強まりドル安が進行。これにつれて円も対ドルで上昇した。

 一時7%台に上昇していたイタリア国債の10年物利回りが6%台半ばまで低下したことを受け、ドイツやフランスなど欧州株が軒並み上昇。海外投機筋が、リスク回避のために膨らませていたユーロの売り持ち高を減らすため、ユーロを買い戻した。介入直後、円は一時1ドル=79円55銭まで下がったが、その後円はじりじりと値を戻し、10日余りで2円以上円高が進んだ。

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