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アボルダージュ!!

文芸及び歴史同好会「碧い馬同人会」主宰で歴史作家・エッセイストの萩尾農が日々の思いや出来事を語ります。

大阪の夏

2025-07-11 | 世情もろもろ
七月、夏真っ盛りー。異常な暑さ。炎天下のアスファルトの上は、鉄板上で焼かれているようだ。太陽光が当たる皮膚は暑いというより、「痛い!」。
灼熱の太陽光の下(もと)、大阪新歌舞伎座で5日間の舟木一夫公演が幕を開けた。
7/9〜7/13。
大盛況、満員御礼の札も出ていたようだ。

7/9(初日)の22:00近く、初日を観た友人から電話があった。
彼女は大阪行きの2週間ほど前から、幾分元気を逸していた。
私も10日ほど前から、いろいろとあり、心労山積み、エネルギーの消費が大。
容易に気分が上がってこないなぁ…などと互いに話していた。
そして、たまに咳が出るから、会場内で咳をしたら迷惑になるから…と7/8受診した内科で、私に思いがけずのコロナ陽性の診断。当然、翌日からの大阪も行かれるわけはなく、いや、黙ってマスクして行ってしまってもわからないくらいの症状無しの状態。しかし、それは、ルール違反。誰かに移して、その人が重症化したりしたら…ということも無いとはいえない。
そして、先の友人の電話の第一声は、声が弾んでいた。
「凄くよかった!素晴らしかった!あれは観るべき!観たほうがいい!」
お〜い、こっちの気持ちも考えていっているのかい?(笑)、観た方が良いのは充分承知しているよ~。
行かれなくなって、落胆は大きく、さらに、今回は初日と翌日の公演ともに、友人の分まで含めて良い席を入手できていたから、心労に負けた自分が情けないやら、悔しいやら〜だった。
しかし、気持ちの中に少し重い事象や事情を持っていた彼女を一瞬で、元気!にしてしまう舟木一夫は、「やはり、舟木一夫だったなぁ!」と、あらためて確信した。
だから、皆さん、足を運ぶのか。世の中は結構、辛い事やら理不尽な事が多く、そして、それらは歳をとっても減るとか、無くなるものではない。
…で、私は、行かれなかった代償(?)に心労と懸念が消えたか―というと、〞こいつ〞はしっかりと、胸の底に根を張ったままで、これが、悔しい(怒)。
ずっと悔しいままでは、余計に悔しさが増殖してくるから、
「今回は大変だった、でも、きっとまた楽しいことがあるよ」
と言ってくれた男友達の言葉に心をホッとさせて、心労ともここで別れる事にしよう。懸念の方は…蹴り捨てる!(笑)
そう、きっと、また楽しいことがある。
思うに、女友達と男友達では、「男の方が優しい」と、以前からわかっていた事を再確認した気もする(笑)。ただし、「ともだち」だから。若い頃のように、ここから、恋愛へ、結婚へ…となると、優しいだけでは済まなくなる。
そんな事をも、ふいと思い出したり、思い至ったりのこの夏、大阪の夏ー。

あと三公演、ステージの上の全員へエールを送ろう。
そして、ちょっと小さい声で、
「早く東京に戻って来〜い」。

                                (2025/7/10)


【追記】コロナ、流行っているようだ。
症状無しとか、普通の風邪だろう程度とかで、そのまま、野放し状態の人も多そうだ。
気をつけなくては。
暑い夏でも、マスク…か。

公演はすでに中日を終えた時間。ブログのアップが遅くなった。
三日間とも満員御礼―と。

                                (2025/7/11)

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