・・というタイトルの「下心」が丸見え。
何が・・って、関西電力の大飯原発の再稼働。
5/5にはこの国の原発54基(こんなにある!)、現在稼働しているただ1基の北海道泊原発が定期点検で停止するから、その前に、とにかく、どこか動かさないと、原発0になった時の現状を国民が知っては大変だ。
「原発0でも停電しないじゃないか」「原発無しでもやっていける」―等々の気運が高まる。それを避けなければ―みたいな思惑が丸見え。
「原発0の回避に躍起」である。
原発稼働のための安全基準と対策の実地が数年先という電力会社の工程表を受けて、「おおむね適合」という信じられない判定を下した政府。
政府と関電が申し合わせたような基準作りと工程表提出の流れ。
夏場の電力不足が…云々言うが、それなら、今、急いで、5/5前に動かさなくても良いのでは…。
政府は徹底的に安全を確認し、電力会社に甘い自らを省みてからでも良いのでは…。
しかし、どれほどの用意をしても、あそこに核燃料が在ることは現実で、停止をしていても、建屋が何らかの力で破壊された時、放射性物質が飛び散るという取り返しのつかない事態になることは確実な結果だけれど…。
そして、その物質の全てが効力を失うには何万年単位の時間を要することも…。
日本の電力は東と西で周波数が違うから、不足した時に電力を融通し合うにも限度があるーという。それなら、周波数を同じにする工事をすればよい―これには莫大な費用がかかる。
けれど、原発の建設や維持(高速増殖炉もんじゅは、稼働していた時間よりもはるかに長い時間停止しているが、1日に何千万円単位の維持費がかかっているという)、それらの予算を充てれば不可能なことではない。
確かに、今すぐに原発を「全基廃炉」は不可能だろう。
全基停止と廃炉は違う。廃炉は容易なことではない。中にある核燃料をどうするか…等々、問題は山積。
停止していても安全ではないが、動いているよりはまだマシか―という段階の安心でしかないようだ。
原発はトイレのないマンションと同じ―と、どこかに例えがあったが、確かに、廃棄物(使用済み核燃料)を棄てる場所はない。未来へ莫大な「負の遺産」を遺すことになる。
「もう一度、原発事故が起これば、日本人は生きていけない」
と、大江健三郎氏が言った言葉を忘れてはならない。
原発立地地域の雇用の問題…云々もあるという。
けれど、他のエネルギー産業(再生可能エネルギー産業)を興せば、そこに雇用も生まれてくる―等々の庶民目線の案は為政者たちの頭には湧いてこないようだ。そう、国民を見ていないから…ね。
福島原発の事故の検証も終わっていない。
壊れた建屋内がどのような状態になっているかさえ判明していない、現況を掴むことさえ不可能な状況で「再稼働に躍起」の政府は、国民の信頼を失うのは明らか。(もう失っていたっけ)。
桜満開、命の芽吹く季節だというのに、思いっきりの笑顔を空に向ける事ができない。
以上は昨日(4/10)書いたが、外出の時刻が迫り、保存して終了した。
・・で、本日、公開。
何が・・って、関西電力の大飯原発の再稼働。
5/5にはこの国の原発54基(こんなにある!)、現在稼働しているただ1基の北海道泊原発が定期点検で停止するから、その前に、とにかく、どこか動かさないと、原発0になった時の現状を国民が知っては大変だ。
「原発0でも停電しないじゃないか」「原発無しでもやっていける」―等々の気運が高まる。それを避けなければ―みたいな思惑が丸見え。
「原発0の回避に躍起」である。
原発稼働のための安全基準と対策の実地が数年先という電力会社の工程表を受けて、「おおむね適合」という信じられない判定を下した政府。
政府と関電が申し合わせたような基準作りと工程表提出の流れ。
夏場の電力不足が…云々言うが、それなら、今、急いで、5/5前に動かさなくても良いのでは…。
政府は徹底的に安全を確認し、電力会社に甘い自らを省みてからでも良いのでは…。
しかし、どれほどの用意をしても、あそこに核燃料が在ることは現実で、停止をしていても、建屋が何らかの力で破壊された時、放射性物質が飛び散るという取り返しのつかない事態になることは確実な結果だけれど…。
そして、その物質の全てが効力を失うには何万年単位の時間を要することも…。
日本の電力は東と西で周波数が違うから、不足した時に電力を融通し合うにも限度があるーという。それなら、周波数を同じにする工事をすればよい―これには莫大な費用がかかる。
けれど、原発の建設や維持(高速増殖炉もんじゅは、稼働していた時間よりもはるかに長い時間停止しているが、1日に何千万円単位の維持費がかかっているという)、それらの予算を充てれば不可能なことではない。
確かに、今すぐに原発を「全基廃炉」は不可能だろう。
全基停止と廃炉は違う。廃炉は容易なことではない。中にある核燃料をどうするか…等々、問題は山積。
停止していても安全ではないが、動いているよりはまだマシか―という段階の安心でしかないようだ。
原発はトイレのないマンションと同じ―と、どこかに例えがあったが、確かに、廃棄物(使用済み核燃料)を棄てる場所はない。未来へ莫大な「負の遺産」を遺すことになる。
「もう一度、原発事故が起これば、日本人は生きていけない」
と、大江健三郎氏が言った言葉を忘れてはならない。
原発立地地域の雇用の問題…云々もあるという。
けれど、他のエネルギー産業(再生可能エネルギー産業)を興せば、そこに雇用も生まれてくる―等々の庶民目線の案は為政者たちの頭には湧いてこないようだ。そう、国民を見ていないから…ね。
福島原発の事故の検証も終わっていない。
壊れた建屋内がどのような状態になっているかさえ判明していない、現況を掴むことさえ不可能な状況で「再稼働に躍起」の政府は、国民の信頼を失うのは明らか。(もう失っていたっけ)。
桜満開、命の芽吹く季節だというのに、思いっきりの笑顔を空に向ける事ができない。
以上は昨日(4/10)書いたが、外出の時刻が迫り、保存して終了した。
・・で、本日、公開。