アボルダージュ!!

文芸及び歴史同好会「碧い馬同人会」主宰で歴史作家・エッセイストの萩尾農が日々の思いや出来事を語ります。

2020年

2020-01-26 | 世情もろもろ
新しい年が明けた・・というには、もう、1月も終わりに近い。
2020年、どうも、「令和」という元号になじめない。
馴染めないままに、令和元年が終わった。
令和と決まった時、パソコンなどは、「れいわ」と打てば、「令和」と正しい漢字が出てくる。
けれど、手書きで、書くとき、つい、「冷和」と書いてしまっていた。
もちろん、間違っているのはわかっていたから、「令和」と書き直す。
そうして、令和元年の八か月が終わった。
けれど、私は、まだ、手書きの時に、一瞬、緊張する、「冷和」と書きそうで・・。
願わくは、「令和」の時代が、冷たい時代ではありませんように・・。
そんな風に祈りたい気持ちになるほど、時代は、毎年、冷たくなっている。
社会の片隅からの声が、どこにも届かない。
オリンピック、カジノ、経済成長・・等々、そんな声にかき消されていく声が、聞こえなくなったりしないように・・切り捨ての2020年になりませんように・・そんな祈りを込めた、一年の幕開けだった。