アボルダージュ!!

文芸及び歴史同好会「碧い馬同人会」主宰で歴史作家・エッセイストの萩尾農が日々の思いや出来事を語ります。

らしくない緊張  (飛浪)

2006-09-17 | その他
友人、知人の前では、笑われてナンボ、で全然OKな私。

が、好きな人の前で超を超えるほど緊張する。
つじつまがあう、あわない程度の話でなく、自分が何を言ってるかさえ分からなくなったりすることはしょっちゅうだ。

一昨日、めったに会えない「大好き」な人に会うことができた。
会う前から、心臓は苦しいし、呼吸も荒い。歩くと、眩暈がするし、手はぶるぶる震えてくるし・・・いまどきの小学生でもこれほど好きな人の前でキンチョーすまい。

また、この相手が厄介で、自分からは何も会話を広げようとしない。こちらの質問に答えたら「・・・」状態だ。変な間は嫌だから、とこっちが酸素欠乏状態の脳みそをフル回転しながら、会話を(かろうじて)続ける・・・、今流行りの「脳トレーニング」みたいだ。

しかも、私たちの会話は、会話レベルが微妙にずれているようだ。お互いがぽわーんとしてるO型で、質問も返答もかなりアバウトだからなのかも知れない。
「いつ、(九州を)発つんですか?」
「来週(アメリカに)帰ります。」
「そんなに長く?だったらいい所沢山見てくださいね。」
「え、九州の話?九州は今日発ちます。」
「あぁ・・・」

思い人でもない人であれば、ハンカチ王子ならぬ白馬の王子にもなれそうなハンサムさんの前でもそれほどは緊張しない。がんばれば、ちょい笑ぐらいなら取れるだろう。

好きになる相手がいつもよくないのかなぁ。
でもそんな人ばっかり好きなんだから仕方ないなぁ。と思いつつ、思い人との微妙な会話のズレは、誰にも真似出来ないだろぅ、ってほくそえむ自分も居るんだけど。(笑)