緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

師走の曇天日

2011年12月21日 18時48分18秒 | 宗教
12月21日(水) 

 朝から曇天の空模様、何処か沖縄辺りまで同じ空模様と思われるほど低く垂れ込めています。三日間晴れの日が続きますと、同じように曇空が続く南九州の空模様、山の先輩が伝えた言葉、雨が降りそうで降らないような、何とも見透かされるように中途半端な気持ちにさせる空模様です。海が近ければかかる天気模様が季節により続くのかと感じ入ります。ひょっとして、この天気模様は精神構造に何らかの影響を与えそうです。

 忙しさがまだ続く師走も大詰め、仕事で焦る心と現実の狭間が心身を痛めつけます。現役でおる身に重くのしかかる現実の厳しさ。なんぞ、救いの言葉は無いかと、弱音から逃れように、ダライ・ラマ十四世著書「ゆるす言葉」を紐解きます。本書は聖なる言葉と写真で綴られた一二五頁に及ぶ小冊子、背景にチベットの風土と人々の表情が印象に残る写真集でもあります。フリー写真家の野町和嘉氏が担当されています。

http://www.wephoto.jp/lives/special_nomachi.html

 頁を開きますとチベットの国土が背景となり、人々の純粋な表情、大地と信仰をテーマに取材されるカメラアングルが、いつし吸い寄せられるようにして、本書の世界へ入り込んでいきます。また、ダライ・ラマ十四世はツイッターでも英語で数日おきに呟いています。それなりのスタッフが周囲に存在することがうかがえます。
二二時間前のつぶやきは、
We need awareness of the ways we are connected with others, reflecting on the characteristics we share with others.

http://twitter.com/#!/DalaiLama

 師走の忙しさに包まれた本日の心境を表すかのような「ゆるす言葉」とは、「私たちは自分の苦しみの多くを自分の手で作っています。」と。苦しみの根源は自分の心の中に有ると言う。現実の苦しみの中で的を射る「ゆるす言葉」を聞きますと五臓六腑に染み渡るのでしょうが、その為に何かを持続せねばなりません。何とも何かにたどり着くにはため息が漏れます。また、同じ苦しみが襲ってきそうな夕方であります。

経済は大切です。しかし、人間性はもっと大切です。
人権や環境問題など、経済より大切なことはたくさんあります。
利益を求めてビジネスの世界で関係を築いていくときも、
大儀を見失わないことが肝心です。(第二章・自由と権力)より

 こんな日は夕方の仕事から解き放たれた時間を短い読書の時間にしましょう。次に止まります「ゆるす言葉」とは経済の二文字が目に入り、やや気分がもち直ります。本日は「ゆする言葉」で師走の喧噪の中を走り回り、疲れ切った身が解されるようであります。 

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