緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

今朝はレンジャー兵士

2008年06月30日 17時00分33秒 | 健康
6月30日(月)

どうやら都城市早鈴地区の田植えは完了したみたいで朝の空を写す水田が心地よく、白い雲間の青空がそのまま水に浮かんでいるのは、農民の立場に立ちますと一仕事終えた雰囲気が辺り一面に漂っているのを感じます。空と水田のコントラストが絵に写真になると思い、どの角度が良いかどの水田が良いか、散歩の途上で雨も上がったせいもありカメラと被写体の世界にすっかり入り込んで行きます。


陸上自衛隊都城第43普通科連隊レンジャー指導兵士(撮影:午前7時45分頃)

一人前に申しますとカメラのシャッターチャンスとは何処でどう出逢うか分かりません。ふいと訪れるシャッターチャンス、それを的確に捉えてブログに掲載する。写真として四枚から六枚で現場を物語として伝える。それにはカメラを絶えずシャッターオンの状態が必要です。チャンスとは遠景から近づいて来る場合もありますし、ふいと訪れる場合もあります。頭の体操、柔軟思考が絶えず求められるカメラの世界です。



田圃の撮影に夢中になって、何気なくふいと斜め横をみますと、そこにいますは迷彩服の男性、帽子が野球帽で迷彩色でないのが、おやっと思うのがポイントです。男性へ声を掛けます。私「陸上自衛隊ですか?」男性「レンジャー訓練です」私「貴方がレンジャー訓練生ですか」男性「私は指導員です。生徒はそれ向こうからやって来ます」。ふいと朝の時間に陸上自衛隊レンジャー訓練マンツーマンの現場が近づいて来た光景です。



なるほど指導員兵士は軽装で銃も背嚢も携帯していません。第一に表情が軽やかで笑顔があります。階級章を見ますと三等陸曹か、彼の指さす方向へ目を向けますと訓練中のレンジャー兵士、階級章は陸士長で前面に小銃を携帯して背中には背嚢(リックサック)を背負い重そうにとぼとぼと歩いてきます。私「訓練は何日の行程ですか」男性「四泊五日、今日昼過ぎ一時に都城第四三普通科連隊へ帰隊します」私「どちら方面で訓練されたのですか」男性「串間日南方面です」。
私の感想「敵は幾万ありとても すべて烏合の勢なるぞ 烏合の勢にあらずとも 味方に正しき道理あり 邪はそれ正に勝ちがたく 直は曲にぞ勝ち栗の 堅き心の一徹は石に矢の立つためしあり 石に立つ矢のためしあり などて恐るることやある などてたゆとう事やある(作詞:山田美妙・作曲:小山作之助)・・・レンジャー訓練兵士よ!帰隊したら頭のてっぺんから足の指先まで十分に体を洗え。水虫をもらうな。皮膚病菌をすっかり洗い落とせ。兵士とは体が資本、訓練目的の一つにはささやかな病原菌も身に宿すな。」



その間、レンジャー訓練兵士はこちらを見向きもしません。ひたすら前方を向いて歩くのみ背嚢の重さは如何ほどの重さでしょうか首が前に出ています。指導員兵士の笑顔の表情とは対照的です。レンジャー訓練兵士は二一歳の青年と指導員兵士は付け加えます。四泊五日の行程でどれほどの休息時間が取れたのでしょう。二人との出逢いは時間にして三〇秒から一分間でしょうか。田植えを終えた水田風景には思いがけない光景です。レンジャー兵士の本分は何か?敵の背後に音もなく近寄り敵を破壊すること。



思いがけない出逢いの後でキザを申しますとカメラのシャッターチャンス、何とも面白いものです。カメラ携える本人の心意気一つでさまざまなシャッターチャンスが目の前を通り過ぎて行きます。そうシャッターチャンスとは一日に何回もあるものか?否、何回でも起こりうる。それほど世の中は世知辛くさまざまな出来事が起こっている。気づくかきづかないか。カメラを携える本人の才覚次第です。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿