緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

月末金曜日に想うこと

2010年10月29日 18時27分53秒 | 民俗芸能
10月29日(金) 

 五時近くになり夕日が辺り一面を照らしています。空には青空も見えてきて、白い雲と高千穂峰の蒼いシルエットがほんのひとときではありますが、台風ががもたらす大空の名作です。先ほどまで風の音が聞こえていましたが、今は収まっています。どうやら台風十四号は日向灘沖の更に東側コースを通過中で、南九州は奄美大島の強風が嘘のような静けさに包まれようとしてます。妹を出向えに宮崎空港まで車を走らせた愚妻より電話がありました。無事に東京からの便は着陸したと、これで月末の休日は静かな行楽日になります。


新装の市議会場を見学に訪問した立川市役所(撮影:2010.10.25)

月末の金曜日、午前中は仕事で時間が詰まっていましたが、これも無事に予定通りに完了して何事もなし。一息入れて午後からの作業に取りかかりますに、立ち止まって考えます事は四年前の地価問題、つまり、市中心部の住宅街地価がかなり下落しており、四年前と関わりがあるだけに数時間で解決出来る問題でなくなりました。交渉に時間を費やす案件です。来週を目一杯使って成就させなければならず、その為には心のリフレッシュが大切、週末休日を心の洗濯に必要とします。


市議会事務局前ロビー

では行き先はいずこか?古い革製の登山靴、靴底の張替修繕に出した外国製はまだ手元に返って来ておらず、えびの高原の紅葉を満喫するには足下が心許ない。二年間はご無沙汰しています霧島登山、その中で一番長いコース、時間で五時間半でしょうか、峰から峰を歩く霧島縦走コースが目に浮かびますが、来月の登山に成るでしょうか、成り行きに任せましょう。えびの高原池めぐりもあります紅葉も見事ですが、これも登山靴の帰還しだいです。


市議会傍聴席入り口

遊び心が沸き上がりますと、早く来い祭りの季節、日向国山間の夜神楽に始まり来年一月下旬の比企神社師走祭りと心躍らせる感謝祭が続きます。夜神楽も親子の対面伝説師走祭りも秋の収穫へ感謝する心が元になった日向国版カーニバル、古い事を申しますと薩摩藩とはちっぴり別な世界があり、日向人の心が浮かんできます。


市議会場内

人間の歴史はその地に於いて天変地変がない限り連綿と続くものです。そして、そこには尋ね人をほろりとさせるものが有ります。夜神楽一つとっても北は青森県から南は薩摩藩の神舞までありますから、これぞ古来から日本人の精神的支柱、中身を覗きますと如何にご先祖様がユーモアあふれる方々でおわしたか理解出来ようと言うものです。


市民相談コーナー

とは言っても、宮崎県から出向いて地域社会の古典芸能を鑑賞に出向きました事はほとんど無しか。その僅かな機会は山形県櫛引町黒川春日神社の黒川能、地元民が舞う黒川能、なんとも幽玄世界と申して良いのやら。夜もふけますと幽玄にも変化が現れて、地元爺様の赤ら顔が酒樽と伴に登場して観客への振舞酒になります。この機になりますと観客席から緊張感がほぐれていきます。ご先祖様は芸能への創造意欲がたっぷりであった事を夜もふけた山間の郷で知る事になります。さて、明日はどちらへ出向きましょうか?


三階から一階ロビーをながめる

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