緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

事故は収束?

2011年12月17日 16時26分26秒 | 宗教
12月17日(土) 

 好天が続き始めたのはこの二、三日の事か、さっぱりとした気分になる朝からの晴れ模様です。そんな中で、今朝の地方紙一面には昨日の野田佳彦首相、記者会見内容を発表して、「冷温停止ステップ2完了」福島第一原発・首相「事故は収束」住民帰郷月内に方針、「原子炉は冷温停止状態に達し、事故そのものが収束に至ったと確認された」と写真と解説付きで報じられています。今まで事故の経緯を眺めて冷温停止状態の用語の解説を誰かして貰いますと、透けて見える現実があります。これが野田首相の何度目かの誤報記者会見だなと、国民として自国の首相発表を疑わねばならいとは、何とも情けない気持ちになりました。なぜ、正確な情報を国民へ知らせないのでしょう?その為に選挙で選ばれたはずです。

http://jp.wsj.com/Japan/node_361580?mod=WSJ3items

 WSJ日本版にも記者会見の記事が報じられており、やや厳しい意見が少なめの記事内容です。こちらは首相記者会見発表に関係する記事をネットで探して回りますと、野田首相の発表に否定的な意見が多くて、その後の福島第一原発事故の様子が伺えます。ショックなニュースは福島県は言うに及ばず首都圏三千万人の人口減少を生じているとあります。原因は外部への住民流出です。何とも後世に長く影響する暗いニュースです。

http://prepper.blog.fc2.com/blog-entry-113.html

 思い込んでしまって自分でもどうしようも無いときがありますが、福島第一原発事故で日本現状の暗部までのぞき見したようであります。人間エゴの有象無象が続く世の中から身を守るためにはどんな具合に身構えれば良いのか?考え込んでしまいます。われながら生涯を凡人で過ごす身です。

 こんな時は何か心境の変化を及ぼすような人、神頼みならぬ、ダライ・ラマ十四世の著書「ゆるす言葉」をひもといてみました。心の安寧を求めて「ゆるす言葉」をブログへ写経します。「人類、さらにはすべての生きとし生けるもの-人間も動物も-には、幸福を求め平和に暮らす権利があります。これとは反対に、他人へ痛みや苦しみを与える権利を持つ者など一人もいません。」と。すんなりと心の中へ入り込んでくる言葉で、原発事故の悲惨な状況への対応基準が出来そうです。

 この教えのタイトルは「思いやり、愛すること」とあります。二頁目を開きますと教えは続いて、「ゆるしの気持ちを身につければ、その記憶にまつわる負の感情だけを心から手放すことが出来るのです。ゆるしとは「相手を無罪放免にする手段」ではなく、「自分を自由にする手段」です。」とあり、ゆるしを「自分を自由にする手段」と拝聴して、心のわだかまりとは、表現が不適切でもありますが、人間を不幸にする大元だと感じ入りました。

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