<学会発表>
藤田英樹・藤田和弘・竹田一則(2012)発達障害学生のキャリア支援におけるWAIS‐Ⅲの活用.日本リハビリテーション連携科学学会第13回大会(3月,山形).
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<内容>
- 学校教育と就労(労働)は理念・目的や方法において単純に直結している訳ではない
- 教育と労働では、使用される心理検査(アセスメント)についても相違が大きい
- IQ情報はどのような臨床場面でも必須であり、IQ測定のために使用される検査としてはWAIS-Ⅲ知能検査がスタンダードである。すなわち、WAIS-Ⅲ知能検査は教育と労働に共通する心理検査であり、キャリア支援に活用することが可能である。
- 発達障害学生のキャリア支援においては、学校で教えることよりも、むしろ学校では教えない、評価されない、保護されていたこと(雑談、コミュニケーション、自己管理、チームマネジメント、マルチタスク、プランニングなど)、あるいは教えた通りではない(建前と本音、お世辞など)ことに対する支援が課題となる。
- 以上のことをWAIS-Ⅲ知能検査において分析し、キャリア支援に活用するための方法を提案した。