精神機能と能力開発:心理学―教育学―社会学

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自閉症と雑談 ~1問2答のルール~

2014年12月25日 | 社会性・コミュニケーション


(1)自閉症と雑談
雑談とは、社交の会話。雑談には中身がない、結論がない、まとまりがない。
話をしていることに意味があり、それによって承認やつながりを確認している。
男性よりも、女性の方が雑談が上手い。

自閉症のある人は、雑談が苦手。
その理由としては、興味関心の幅が狭い、相手の心理状態をイメージすることが苦手、など。
またバロン=コーエンの「共感型(女性脳)―システム型(男性脳)」理論では、自閉症とは極端なシステム型(男性脳)。

(2)1問2答
「雑談力」は、明治大学の齋藤 孝 教授による。
質問されたことに答えるだけ(1問1答)では、会話が止まる。これでは拒絶したことと同じ。あなたとは、これ以上話をしたくない。

1問2答以上が、返しのルール。質問されたことに答えて、さらにプラスαの話題提供をすることで、雑談に発展する。

<引用文献>
齋藤 孝(2010)雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール.ダイヤモンド社
サイモン・バロン=コーエン(著)、三宅真砂子(訳)(2005)共感する女脳、システム化する男脳.NHK出版

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